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10月15日の誕生花

シュウメイギク:秋明菊
「薄れゆく愛」「忍耐」

ミセバヤ:見せばや
「大切なあなた」「つつましさ」

シュウメイギクもミセバヤも、他の日の誕生花でもありますので、
説明が重複しますこと、お承知おきくださいませ。

シュウメイギクの仲間であるアネモネには悲しい伝説があり、
アネモネの花言葉も切ないものばかり(はかない恋、恋の苦しみ、見捨てられた)です。

花言葉の「薄れゆく愛」もそれにちなむといわれます。

花名の秋明菊は、秋にキクに似た明るい花を咲かせることにちなみます。

実際にはキク科ではなく、キンポウゲ科の植物です。

シュウメイギクはとくに京都市北部の貴船に多く見られることから、
貴船菊(キブネギク)の別名もあります。

シュウメイギクはアネモネの仲間(イチリンソウ属)です。

中国が原産で、日本へは古い時代に渡来し、各地に帰化しています。

英語では「Japanese anemone(日本のアネモネ)」と呼ばれています。

《アネモネにまつわるギリシャ神話》

ある日、息子のキューピットと遊んでいたアフロディーテは、
息子が誤って放った矢に当たってしまいます。

キューピットの矢といえば、
「当たると最初に見た人間に恋してしまう」という愛の矢です。

女神は目に入った人間の美少年アドニスに夢中になってしまいます。

彼女の恋人・戦いの神アレス(マルス)は、
アフロディーテが心変わりしたと思い、
嫉妬のあまり自らをイノシシの姿に変え、狩りに来た少年を襲います。

牙に突かれたアドニスはあっけなく絶命します。

アネモネは、アドニスの流した血から咲いた花とも、
彼の遺体を見てアフロディーテが流した涙から咲いた花とも伝えられています。

ミセバヤの花言葉の「大切なあなた」は、
恩師に美しい花を贈ったという花名に関する言い伝えにちなむともいわれます。

「つつましさ」の花言葉は、
長いおしべをもつ花がほんのりと美しい球状の花序をつくる、
繊細で女性的な花姿に由来するといわれます。

「見せばや」の名前は、
この花を深山で見つけた高野山の法師が、
歌の師である冷泉為久(1686~1741)に、
「君に見せばや(見せたいものだ)」と文を添えて贈ったことに由来するといわれます。

また、長く垂れた花茎の先端に玉のように小花を咲かせることから、
「玉の緒(タマノオ)」の別名もあります。

(以上、ネット検索より)

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