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8月23日は、徳川家光「生まれながらの将軍」発言&油の日&白虎隊自刃の日&奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー

【徳川家光「生まれながらの将軍」発言】

徳川家光

1623年8月23日(旧暦:元和9年7月27日)、江戸幕府第2代将軍徳川秀忠の次男・徳川家光の、第三代将軍就任式が行われました(将軍就任自体は既済)

将軍としての第一声である将軍宣下では、配下に向かって、「貴殿らと余は親しくもないし、貴殿らのおかげで将軍になれたわけではない。余は、生まれながらの将軍である」と、異例とも言える強気発言を展開。

さらに続けて、「貴殿らがこれまで、祖父(=徳川家康)や父(=徳川秀忠)とどのような関係であったかは関係ない。 今後、余の一家来として働いてもらう。これに不服があれば、今すぐ国許へ帰り、弓矢を取るがよい。我が徳川800万石で、余自らお相手致す」と宣戦布告的将軍宣下を断行(いづれも超意訳)。

時に家光、若干20歳。

そんな強気発言もあってか、以後、約27年9ヶ月は、歴代の中でも5番目に長い将軍在任期間を務めています。

《徳川家光の性格や特徴》
・幼い頃から割りと病弱
・でも結構やんちゃ
・戦話が大好き
・強気な性格
・おじいちゃん(徳川家康)大好き
・父・徳川秀忠と母・お江が嫌い
・乳母・春日局びいき(トップ画像:春日局)
・外出、夜遊び好き
・男好きで、女装好き
・結構派手なものが好き
・墨絵好き
・政治には割りと無関心:早年
・冷徹、策士的な一面も:後年


【油の日】

貞観元年8月23日(新暦:859年9月27日頃)に、時の第56代清和天皇の勅命を受け、大分県にあった宇佐八幡宮が、京都府の大山崎に遷宮されました。

宇佐八幡宮は、全国にある八幡宮の総本山で、宇佐八幡宮の一社でもある離宮八幡宮が、荏胡麻(えごま)の種子から油を搾る道具を発明しています。

このことから、離宮八幡宮のある京都府が、日本の製油発祥の地とされていることにちなんで、京都府大山崎町にある離宮八幡宮と、油脂事業を展開しているカネダ株式会社が、記念日に制定しています。


【白虎隊自刃の日】

明治元年8月23日(新暦:1868年10月8日)、戊辰戦争下の会津藩で、白虎隊が自刃したことを受けて、追悼の意と、その事実を後世に語り継ぐために、記念日が設けられています。

戊辰戦争時、会津藩では軍を年齢により、白虎、朱雀、青龍、玄武の4つの班に編成していました。

その中でも白虎隊は、最年少の16歳〜17歳の少年たちで構成されていました。

後に、越後(会津)戦争と呼ばれる死闘を繰り広げていた中での明治元年8月23日、飯盛山にいた白虎隊は、自陣の若松城近辺に火の手が上がったのを目撃。

この火の手を、若松城が落城してしまったと誤って捉えてしまい、20人の隊員全員が、その場で自刃しました。

白虎隊には、藩への想いや忠義から、自身の年齢を偽って志願した15歳未満の者もいたとされ、未来ある優秀な人材の多くを失った戦争の虚しさを、後世に伝えていくために、記念日が設けられています。

若松城の落城は、明治元年9月22日(新暦:1968年11月6日)とされています。


【奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー】

国連教育機関のユネスコが国際デーとして、8月23日に記念日を制定しています。

国際表記:International Day for the Remembrance of the Slave Trade and Its Abolition

1791(寛政3)年8月23日に、フランス植民地だったサン=ドマング(現:ハイチ)で、ハイチ革命が始ったことに由来していて、この革命が、大西洋奴隷貿易廃止の重要なきっかけとなったことから、国際的な記念日として設けられています。


(以上、ネット検索より)

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