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【馬券データ分析】芝/ダート×性別

こんにちは。キラリです。

今回は、芝/ダート × 性別について回収率の傾向をご紹介します。


芝/ダートと性別の考え方

考え方としては非常にシンプルで、芝とダートを比較するとダートは砂に足をとられるためパワーのある馬が結果を出しやすく、軽い芝ではスピード重視になりやすいという特徴があります。

そのため、牡馬/セン馬の方がパワーがあると仮定すると、性別によって回収率に差が出てくると考えられます。

今回はこの観点でデータを見ていきます。

データ分析

分析対象データ

今回は、2014年以降の中央競馬で、障害競走と牝馬限定戦を除いた全レースを対象に分析を行います。(約10年分)

牝馬限定戦を除く理由としては、牡馬/セン馬と比較した牝馬の成績を見えやすくするためです。

(データ詳細)
期間:2014/1/1~2023/12/24
障害競走:除く
牝馬限定戦:除く
出走取消、競走除外:除く

約10年分のデータ確認

上記の約10年分のデータを対象に、芝/ダートに分けて性別ごとの回収率を集計した結果が下の表になります。

結果を見ますと、ダートの牝馬の回収率が極端に低く(赤枠)、芝での回収率にはほとんど差が無いことが分かります。(青枠)

なお、セン馬と牡馬は回収率にあまり差がないため、以降の分析では両者を同じグループ(牡馬/セン馬)に分類して集計を行います。

グレード別

約10年分のデータを対象に、ダートでの性別ごとの回収率をグレード別に集計すると以下のようになります。

確率収束の早い複勝回収率に注目して見ていきますと、「ダートでの牝馬の回収率が低い」という傾向は、リステッド以下の下級クラスでは明確に表れていますが(赤枠)、G3以上の重賞ではやや傾向がくずれてきます。(青枠)

グレードを「リステッド以下」と「重賞(G3~G1)」に分類しなおして、再集計した結果が下の表になります。

データを重賞に絞ってしまうと、牝馬の出走自体が少なく、全体のデータ数も減ってしまうため評価が難しいところではありますが、赤枠の重賞での牝馬の複勝回収率が牡馬/セン馬を上回っている点が気になりましたので掲載させていただきました。

5年分の年別データ確認

次に、ダート競走に絞って、性別ごとの回収率を年別に集計することで、「ダートでの牝馬の回収率が低い」という傾向の信頼度を確認します。

結果を見ますと、2022年の単勝回収率では結果が逆転していますが、私はこの程度のブレであれば、一時的な上振れだと考えて、「ダートでの牝馬の回収率が低い」という傾向は長期的に信頼できる傾向だと判断します。

分析としては以上となります。

結論

以上の結果から、「ダート競走において牝馬は回収率が低いため低評価」としています。

以上です。
読んでいただいた方ありがとうございます。

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