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土星の水瓶座入り

本日3月22日の12:58に土星が水瓶座にお引越ししました。約2年半にいちどサイン(星座)を移動する「課題と試練の星・土星」ホームグラウンドともいうべき山羊座を去り、先ほど水瓶座へ旅立ちました。また、土星は水瓶座の副支配星でもあるので、土星のエネルギーが前向きな形で発揮されていくことも期待したいところです。このところの世界を取り巻く現状に胸が痛むことも多いですが、土星が山羊座を抜け、自由を尊ぶ未来志向な水瓶座に移動することで閉塞感を打ち破る突破口が開くきっかけが生まれることを願いたいです。

今後の土星のスケジュールをおさらいしておきます。

2020年3月22日:土星が水瓶座へ
2017年12月から山羊座に滞在していた課題と試練の星・土星が水瓶座へ移動します。不動宮(牡牛・獅子・蠍・水瓶)にある天体は、ここから水瓶土星に躾けられ、鍛え上げられていきます。

国境が封鎖され、地球規模で鎖国状態に陥った山羊土星期の終わり・・・山羊座のドメスティックな部分が強調された形となりました。水瓶座に入った土星が今後、この状況にどのように働きかけていくのか気になるところです。

友情・友愛を扱う水瓶座に土星が入り、交友関係について新たな課題が与えられそう。人と同じでありたくないという「個」としての自分を大切にしたい気持ちと、仲間外れを恐れる気持ちの間で揺れたりすることも。人間関係における自分なりのルールを構築していくときでもあります。

2020年5月11日~9月29日:土星逆行(水瓶座1度〜山羊座25度)
水瓶座→山羊座で土星が逆行します。2017年12月に山羊座入りした土星。土星は課題と試練の星、現実を見せてくれるシビアな星です。その土星が逆行する期間は、今後のための基礎、土台を作り直すときです。これまで学んだことの復習などに時間をかけて取り組むのもいいですね。自分の内にあるコンプレックスや苦手意識を時間をかけて克服していくときでもあります。土星は時の神・クロノス、時間を見方につけてコツコツと努力していくこと、粘り強さを養うことを大切に過ごしていきましょう。

2020年7月2日:逆行中の土星が山羊座へ、2020年9月29日順行開始、12月17日に再び水瓶座へ
土星が一旦、山羊座へ戻り、2017年12月からの山羊土星期の総仕上げをしていきます。山羊土星期に体験したこと、学んだことについて、最終試験的なこともあるかも。お仕事や社会における活動について、何か手応えや結果、実りを手にする場面もあるかも。

土星は人生におけるお師匠さんのような存在。厳しいけど、頑張ったらご褒美も与えてくれますよ。それは今後長きに渡って使えるスキルや本物の実力、周囲からの評価だったりすることも・・・若い頃は鬱陶しい存在だった土星も人生の後半に向かうに連れ、その土星の存在に助けられることも増えて来ます^^

土星は人を大人にしてくれる星。土星に与えられた課題をクリアしていくことで自分に自信がつき、年齢と共に頼もしさが増していきますよ。

2020年12月22日:木星と土星のグレートコンジャンクション(水瓶座0度)
木星と土星・・・公転周期が約12年の木星、約29年の土星、このふたつの社会天体は約20年にいちど重なり合います。前回は2000年に起こりました。木土のふたつ星が重なり合うグレートコンジャンクションの20年周期は前半の10年は木星の、後半の10年は土星の影響を強く受けると言われています。

今日の土星の水瓶座入りは、年末にやって来るグレートコンジャンクションへの助走が始まるタイミングでもあります。この時期に、いちど過去を振り返り、おさらいしてみることで、土星が目標実現への背中を押してくれそうですよ。

木土のコンジャンクションは火→地→風→水と約200年周期で4つのエレメントを一巡していきます。

1961年2月19日(山羊座25度にて)
1981年(天秤座で3回 / 1月・3月・7月 )
2000年5月29日(牡牛座22度にて)
2020年12月22日(水瓶座0度にて)
2040年10月31日(天秤座17度にて)

グレート・コンジャンクションは約20年にいちど起きるのですが、これは一定期間「同一のエレメント」で繰り返されます。例えば「地の星座」でのグレート・コンジャンクションは1802年の乙女座から始まり、2000年の牡牛座まで続きました。1802年から現在まで、次のエレメントへの移行期間も含め、同一のエレメントでのグレート・コンジャンクションの期間は約200年間という長きに渡り続いて来ました。

グレート・コンジャンクションが起きる星座のエレメントが交代することを占星学では「ミューテーション」と呼びます。今後、2020年から約200年間に渡り、グレート・コンジャンクションは「風の星座」で起こります。現在はちょうど、このエレメントの交代を迎える準備期間でもあるのです。※  交代を迎える直前に次のエレメントが混じるという現象があります。例 : 1981年は天秤座でグレートコンジャンクションが起きました。

2020年は年明けから木土冥の三つ星が山羊座に集結し、1月13日に土冥のコンジャンクション(山羊座22度 / 数え度数23度にて)が起こりました。11月13日には同じく山羊座22度で木冥がコンジャンクションします。

サビアンにおける山羊座の23度は「戦争での勇敢さをたたえる二つの賞」( Two awards for bravery in war. )です。ひとつは社会のおける欲望を追求し、地位や名誉、お金を手に入れること。もうひとつはそれらから解放され、自由を得ること。この二つの世界、価値観を手にすることで、人はより豊かな人生経験を積むことができるのです。

春分の日、3月20日には火木のふたつ星がこの山羊座の22度でコンジャンクションしました。火木のコンジャンクションは約二年にいちどのタイミングで起こる星回りです。火星は情熱、木星は理想を追う星です。地球規模で人間の生き方の見直し、幸せという価値観の書き換えが起きているのを感じます。私たちひとりひとりの選択が社会そして未来を創造しているのだなと今まで以上にひしひしと実感します。人生の土台を再構築するべく、自分にできることから取り組んでいきたいです。

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kirari 「星と旅する毎日」 http://kiraristar.net

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