ダンゴムシ
ダンゴムシ。
幼稚園の庭にたくさんいて、よく捕まえてきて自分の家の庭につくった「ダンゴムシ基地」(「きち」です。「ぼち」と空目されることが多かったのでコメント追加しました)に放していました。
ある日、幼稚園で青いダンゴムシを発見!!
お休み時間のことだったので(多分)、帰りに捕まえようと思ったのですが結局、二度と出会うことはありませんでした。
大人になってから、ダンゴムシを飼育している人と出会いました。
苔を配置したテラリウムのような飼育容器だったり、迷路を作ってあったりしていました。
そこでいろいろな「飼育用」ダンゴムシについて知りました。
飼育用といっても、その変にいるやつとは少々色が違うというだけです。
気になるとすぐに始める性質なので、まずは安いプラケースでアルビノダンゴムシを飼育し始めました。
ダンゴムシは、ワラジムシ目(等脚目)の動物の中で、
・陸生
・刺激を受けると体を丸める(団子のような体勢になる)
という性質を持つもので、一般にはオカダンゴムシが「その辺にいるふつーのやつ」となります。
似たような形でつついても丸まらないのはワラジムシです。
ただ、おなかに卵を抱えたメスも完璧には丸まれません。
オカダンゴムシ科
オカダンゴムシ属
・オカダンゴムシ A. vulgare
・ハナダカダンゴムシ A. nasatum
ハマダンゴムシ科
ハマダンゴムシ属
・ハマダンゴムシ T. Granulatus
コシビロダンゴムシ科
コシビロダンゴムシ属
・コシビロダンゴムシ
ハマダンゴムシは、その名のとおり日本では砂浜で見られるやや大型のダンゴムシがで、森や林にいるやや小型のものはコシビロダンゴムシです。
オカダンゴムシは「ふつーのダンゴムシ」ですが、帰化動物のようです。
飼育用に売買されている海外のダンゴムシには、縞々だったり(ゼブラ)、顔がオレンジだったり(パークチョン)、黄色い点があったり(キボシ)、いろいろなものがいます。色が変わっているオカダンゴムシやコシビロダンゴムシはかなり高額で売買されているので驚きます。
ところで、昔出会った青いダンゴムシは、大人になってダンゴムシを飼い始めてから病気だったのだと知りました。
青といっても「濃い藤色」「紫青」といった色です。ただ、他のものとは異質な色です。
イリドウイルスに感染したダンゴムシは、ウイルスに支配され、明るい場所に出てきます。青色は体内で増殖したウィルスが固まって、青い光を反射するためで、病気が進むほど青色は濃くなるそうです・・・ウイルスが増えたってことですものね。
イリドウィルスにはたくさんの種類があり、ダンゴムシのイリドウィルスはダンゴムシにしか感染しないようなので、「感染してても生存できる」ような個体ができたら、それはそれできれいなんですけど(人間や他の生物に感染しないなら、飼ってみたいという意味)。
今日の我が家のダンゴムシのおやつはチーズです。
モバイル顕微鏡で顔のアップを撮影すると、かっこいいのです(嫌いな人もいるので掲載は自粛)。
小さいのもたくさん!!
ダンゴムシは卵胎生動物です。受精卵を保育嚢で孵化させて、幼体になってから外に出すというもの。
昔、ダンゴムシを手で握ったまま家に帰る途中で子供が出てきてびっくりしたことがあります。
温かさで生まれたのかもしれません。
それからは、手で長時間握らないようにしています(笑)