タンポポの綿毛標本
西洋タンポポは道端や公園、土手や、街路樹の植えられている根本など、町中にあるのですが、犬猫のおしっこが付いている可能性が高いので、他のタンポポと同様にプランターで栽培しています。
冬の間は地面に這いつくばるように平べったくなっていて、春になると、中心から茎が伸びて蕾ができます。
艶やかな緑色をした丸い蕾です。
そしてグーの指を一本づつ開くように開花します。
陽が沈むとタンポポの花も、閉じて、夜を過ごします。
夜に花を閉じ、朝にまた開くという日課をタンポポの花は数日間繰り返します。
朝、花が開くのがだんだん遅くなってきたなと思っていると、再び開くことはなくなり、やがて、綿毛を作ります。
黄色い花びらがしぼんできて、下から綿毛が見えるくらいになったら取って、シリカゲルを入れた壜に入れます。
タンポポは残された水分で綿毛を開きますが、その後はドライフラワーとなり、何年も綿毛標本を楽しむことができます。
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