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25弾デッキビルド杯入賞!『キラー・ザ・プログラム』についてのアレコレ。【デュエプレ】

オウドゥンヌです。

先日行われた第25弾デュエプレデッキビルド杯にて、拙作『キラー・ザ・プログラム』が入賞しました!

念願の2冠です。トテモウレシイ!


そこで、デッキを組んだ経緯、カードの採用・不採用理由、入賞の感想などを備忘録としてまとめたものが本記事になります。

特に、今回はカジュアルデッキを組む際の参考になればと思い、「デッキを組んだ経緯」を重点的にまとめています。
拙い文章ではありますが、デッキビルド杯の入賞を目指している方などの参考になれば幸いです。


どんなデッキ?

デッキリスト

《死神獣ヤミノストライク》を《ヒラメキ・プログラム》で破壊すると、色々あって《死海竜ガロウズ・デビル・ドラゴン》2体と進化獣1体が出てきて勝つデッキです。

実際にコンボを決めている動画がコチラ↓

…詳しい解説は公式サイトをご覧ください。


デッキを組んだ経緯

3/17、デュエプレ公式Twitterにて1枚のカードが発表されました。

《革命魔王 キラー・ザ・キル》
革命2で闇のクリーチャーを好きなだけ蘇生できるという面白い効果をしており、ぜひともこのカードを活かしたデッキを作ってみたいと思いました。

しかし、「革命」は相手が攻撃してきた時に発動する受動的な能力。
この能力を能動的に活かすには、専用のコンボデッキを組む必要がありそうです。

そこで思い付いたのがこのコンボ。

《ヒラメキ・プログラム》と《死神獣ヤミノストライク》を使って、盾を減らす《黒神龍ブライゼナーガ》と盾が減ると強い《革命魔王キラー・ザ・キル》を同時に出しちゃうコンボです。

実はこれ、原案があります。
それがコチラ。

この動画のコンボを、

  • 《無頼剣兵ドラグイノセント》→《死神獣ヤミノストライク》

  • 《連鎖類大翼目プテラトックス》→《黒神龍ブライゼナーガ》

  • 《極仙龍バイオレンス・サンダー》→《革命魔王キラー・ザ・キル》

にしたのがこのコンボです。
そもそも原案のコンボを考案したのも筆者(詳しくは上記動画の概要欄参照)なので、このコンボ自体は比較的すんなり思いつきました。


次に問題となったのが、キラー・ザ・キルで何を出すかという事です。
闇文明のクリーチャーを使った確殺コンボとしては《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》+《無双恐皇ガラムタ》、《革命龍ガビュート》+《復活の祈祷師ザビ・ミラ》などが考えられましたが、ここはシンプルに《復活の祈祷師ザビ・ミラ》2体で《死海竜ガロウズ・デビル・ドラゴン》を2体作ることにしました。

この人を2人出して《死海竜》を2体作る

こうした理由はデッキスペースの削減です。
コンボパーツが多く、枠がかなりカツカツなデッキになることが予想されたので、他にキラー・ザ・キルから蘇生する前提のカードを必要としない《ザビ・ミラ》が適任だと思いました。


次に考えたのはデッキの基盤です。
ここまで決めた事を整理すると、コンボを決めるには

  1. 手札に《ヒラメキ・プログラム》《革命魔王キラー・ザ・キル》、盤面に《死神獣ヤミノストライク》

  2. 墓地に《復活の祈祷師ザビ・ミラ》と闇のクリーチャーが5体

が必要です。つまり、適度に墓地を肥やしつつ、手札に必要パーツを集められる基盤がこのコンボを決めるには最適です。

そこで、当時つよつよデッキとして話題だった【サインシューゲイザー】の《戦略のD・H アツト》+《エマージェンシー・タイフーン》+《超合金ロビー》の基盤を使うことにしました。
あのデッキは適度に墓地を肥やしつつ、手札に《インフェルノ・サイン》や《トンギヌスの槍》を集めるデッキ……やってることはこのデッキと同じですね!

一般的なサインシューゲイザーのリスト。
墓地に必要パーツを落として、手札に必要パーツを
抱えるという動きが似てると思った。
リストはこころさんという方の動画より引用。

環境デッキを支えられる基盤なんだから、カジュアルデッキに応用しても弱い訳がないだろwと軽いノリで決めました。
余談ですが、筆者がカジュアルデッキを作成する時は、まずは環境デッキを支える基盤が応用できるかを考えることが多いです。確実にデッキが回ることが保証されるのがかなり有難いです。


そして細かいパーツを調整して出来たのがこのデッキです!

このように、コンボに寄ったカジュアルデッキを筆者が組む時は

  1. 使いたいカード

  2. そのカードを活かすコンボ

  3. コンボのフィニッシャー(無い場合もある)

  4. デッキの基盤

の順で考えることが多いです。
この辺のデッキを組む手順は、デュエプレチーム『BEANS』さんが詳しくまとめてくださっているので、もっと知りたい方は参考にしましょう。


採用カード解説

《ヒラメキ・プログラム》/《死神獣ヤミノストライク》

このデッキのコンボの核となるカードです。
引けないと話にならないので当然4投です。

《ヒラメキ・プログラム》を使うデッキを作る時、ゲーム中に1回でも《ヒラメキ・プログラム》が使えればいいので3投したくなるときが私の中であるのですが、その手のデッキは大体ヒラメキが引けないとどうしようもないことが多いので、最近は4投派閥に戻りました。


《革命魔王キラー・ザ・キル》/《黒神龍ブライゼナーガ》

こちらもこのデッキのコンボの核となるカードです。
《キラー・ザ・キル》は必ず手札に抱えておきたいカードなので4投、《ブライゼナーガ》は《ヒラメキ・プログラム》で出すための1枚が山札に残っていればいいので3投です。

手札に《キラー・ザ・キル》が無くても、《ブライゼナーガ》で盾から回収できることを見こしてコンボを見切り発車できるのが個人的に気に入っています。
《エマージェンシー・タイフーン》がトリガーすれば、ドローで《キラー・ザ・キル》を探しに行くことも可能です。


《復活の祈祷師ザビ・ミラ》/《死海竜ガロウズ・デビル・ドラゴン》

トリガーが使えない人

このデッキのフィニッシャーです。
2体《ガロウズ・デビル・ドラゴン》を立てられると人は死にます。
事前に《キラー・ザ・キル》で闇文明以外のクリーチャーは破壊されているので、ブロッカーなんてものは効きません。

正直、事前に《超合金ロビー》などで盾を削る事も多いので「2つも死海竜セットいるか…?」と感じてましたが、ロマンを追い求めてちゃんと2セット搭載したのが今回の入賞に繋がったと勝手に思ってます。
ビルド杯の場でぐらい、合理性よりもロマンを追い求めないとね。

ちなみに、《ガロウズ・デビル・ドラゴン》2体は《ザビ・ミラ》2体を出さずとも、《死海秘宝ザビ・デモナ》1体+《ザビ・ミラ》1体でも可能です。

これ

キラー・ザ・キル効果での蘇生時に《ザビ・ミラ》より左側に《ザビ・デモナ》を出してザビミラを破壊、その後に発動するザビミラ効果で盤面のクリーチャー6体を破壊すれば死海竜2体の完成です。
(文字だけじゃ分からん!って人は下の動画をどうぞ。)

もちろん筆者はこの事に気づいていたので、《ザビ・ミラ》は4投せず3投に抑えました。






…嘘です🤥
フォロワーさんに教えてもらいました()
なんならデッキ組む時、枠が無くて泣きながらザビミラの4枚目を抜いてました…😭


《絶超合金ロビンフット》&《超合金ロビー》/《戦略のD・H アツト》/《エマ―ジェンシー・タイフーン》

最強のルーター達。
当然全て4投です。

特に《超合金ロビー》が強力。永続的にエマタイが使えて、さらに破壊されればサブアタッカーにもなるのがコンボデッキで弱い訳がありません。《インフェルノ・サイン》を殿堂にブチ込んだだけはありますね。
また、《キラー・ザ・キル》に破壊されても、ドロン・ゴーで復活できるのもこのデッキと噛み合っているポイント。
最悪《ヒラメキ・プログラム》で自壊するなんて芸当も出来ます。ヒラメキで《ザビ・デモナ》から出した《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》が覚醒するという意味不明なコンボができます。

《戦略のD・H アツト》は闇文明のクリーチャーなのが偉いです。ルーターとしても、《キラー・ザ・キル》で蘇生できる《ザビ・ミラ》の生贄としても優秀です。


《腐毒の幻ハンゾウ》

アッパー前の印象が強すぎる

「ヤミノストライクが破壊された時に出せるデーモン・コマンドがもう1体ぐらい欲しいな…」という思いと「トリガーも入れなきゃな…出来ればクリーチャーが良いな…」って思いが融合して気付いたらこのカードが入っていました。

《キラー・ザ・キル》と違って進化元が必要ないのが強み。アッパー前のイメージから舐められがちですが、パワー低下量も-6000と最低限はあります。

《ザビ・ミラ》で破壊しようとすると、除去耐性で生き残ってしまい微妙に邪魔なので気を付けましょう。
ちなみに、破壊される時の身代わり盾焼却が《キラー・ザ・キル》の革命と噛み合っているという大変地味なシナジーがあります。


《死海秘宝ザビ・デモナ》

「闇のトリガー・クリーチャーがもう少し欲しいな…」と検索したら発見しました。
トリガーで出てきて《ヤミノストライク》を破壊できるやべーやつです
《キラー・ザ・キル》を出して盤面をグチャグチャにして、相手を分からせます。

トリガーで《キラー・ザ・キル》を出せるのが「革命」と非常に噛み合っており、前述のとおり《ガロウズ・デビル・ドラゴン》2体出しにも貢献する最強カードなので4投です。

このカードを発見した時は、あまりの相性の良さに小躍りしてました。
超次元枠がキツキツで、受け札となるサイキックが《時空のジキル ザビ・ガンマン》ぐらいしか入れられなかったのはご愛嬌。

気休め程度だが墓地肥やしが出来るのが偉い。
《シルバー・ヴォルグ》よりはこっち。


《一挙両得 カッキー&ケッシー》

地味に優秀

水文明が16枚と少なく、ルーター枠も12枚と少し物足りなく感じたのでこのカードを2枚ほど投入しました。

その他の水文明のルーター枠は《ブレイン・タイフーン》や《アクア呪文師 スペルビー》などが考えられましたが、3マナと軽く除去も出来ることや、このデッキに採用している《超合金ロビー》とも相性が良いことから《カッキー&ケッシー》を優先しました。

あと、4マナ帯は2コスルーターを2連射できるので、若干動きが被ってるのも《ブレイン・タイフーン》や《アクア呪文師 スペルビー》を不採用にした理由です。


おわりに

ここ最近、記事にしたデッキ以外で目新しいカジュアルデッキがあまり作れておらずスランプに嵌まっていると感じていたので、2冠となる今回の入賞はとても嬉しかったです!!

ですが、ビルド杯入賞者の中には3冠や4冠の猛者もいるので、その高みを目指して今後も頑張っていこうと思います!

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


オウドゥンヌ




余談

正直入賞するなら『ワラシベイメンボシ』の方だと思ってたので、DMが来た時は自分もビックリしました。

あと、この記事を書くために、久々に前回のビルド杯入賞記事を読み返しました。超恥ずかしかったです…。デュエプレの記事を書き始めたばかりの当時と比べると、現在ではいくらか読みやすい記事が書けるようになったでしょうか…?

よろしければそちらの記事もぜひご覧ください。

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