【デレマス】なぜイヴは11代目シンデレラガールになれたのか

今回は予定通りStage for Cinderellaの感想を。

Stage for Cinderellaはイヴ・サンタクロースが11代目のシンデレラガールになる結果となりました。

担当Pの皆様、おめでとうございます。

本記事ではイヴが11代目のシンデレラガールに選ばれた理由を独自解釈で検討してみようと思います。
その中で、Stage for Cinderellaイベントの改善すべき点をピックアップできればと。

なぜイヴがシンデレラガールになれたのか

正直な話、僕はプレイオフ終了時点では過去の総選挙の結果からもイヴの選抜入りは確実かなと思ってました。
過去の総選挙のうち総選挙曲がなかった第1回とボイスアイドルオーディションが併催された第9回・第10回を除き上位5名にボイス無しアイドルがランクインしなかったのは第3回の1回だけ。
その第3回にしても鷺沢文香が総合6位・属性2位にランクインしてボイス実装の栄誉に与ってます。
つまり、プレイオフ終了時点の段階でプレイオフ勝ち上がりがイヴになった結果、イヴの選抜入りは確実視できると思ってたことになります。

結果は選抜入りどころかシンデレラガールだったわけですが。

その理由を考えていきましょう。

1.本選進出者唯一のボイス無しだった

一番大きな要因はここだと思うんです。
予選各ステージにおいても過去の総選挙選抜組どころかシンデレラガールすらさしおいて(GroupDでは初代十時愛梨・7代安部菜々・8代本田未央の3人が予選落ち)ボイス無しアイドルが上位ランクインを果たす結果に。
なかでも過去の総選挙で1回も公開順位の50位(初回のみ30位)にランクインしなかったアイドルがプレイオフ圏内に駒を進めたのが実に6名(財前時子・松尾千鶴・黒川千秋・藤居朋・水木聖來・イヴ。ただしイヴは第2回の中間発表で中間50位にランクインしたことがある)いるという非常に荒れた展開。
それだけボイス無しアイドルのボイスは切実に求められてるというわけです。
直近2年がボイスアイドルオーディションで3人確定もそれ以上の実装が難しかったということから(ボイスアイドルオーディションだと3/100程度なのに総選挙だと5/190、但し総選挙だとボイス有りの太い地盤のあるアイドルと勝負しないといけない)ことから、5/47~5/48だった今回のStage for Cinderella 2022では上位から中位のボイス無しアイドルに票が集まったのかなと。
その結果プレイオフを勝ち抜いて本選進出者唯一のボイス無しアイドルとして本選に挑んだ結果、相当数の浮動票を掴んでシンデレラガールになれたのかなと。
いかんせん本選は1/21、その21人のうち今回だと3人は浮動票を掴んで予選を突破したメンバーなので予選落ち・プレイオフ敗退したアイドルの浮動票と合わせて相当数が流れたのかなと。
つまり、プレイオフ勝ち残りが誰であってもプレイオフでボイス無しアイドルが勝ち抜けば相当数の浮動票が流れるのが自明的で、たまたまプレイオフを勝ち残ったイヴが浮動票の恩恵を受けたと見てもいいと思う。

2.プレイオフ勝ち残りがイヴだったこと


プレイオフ進出メンバーを図示します。
内訳は以下の通りです。

Cu 13名、うちボイス無し1名
Co 21名、うちボイス無し7名
Pa 6名、うちボイス無し2名

見事に属性別の偏りが発生してますね……過半数がCoでPaに至っては1/6すら届かなかった始末。
ただ、この偏りがイヴには強い追い風になりました。
Pの担当属性比率が3属性とも33%前後と仮定した場合、PaPで担当がプレイオフに進出しなかった(予選勝ち抜けだったり、予選敗退だったり)Pは他属性と比較しても多数だったと推測できます。彼ら手持ち無沙汰なPがプレイオフに進出した自属性でボイス無しだったアイドルに投票した結果がイヴの勝ち抜けに繋がったのかなと。
Cu・Coであれば自担がプレイオフに回ったPも相当数いるし、Coであれば自担が勝ち抜いたり予選敗退したPの投票先は分散しがちだし……
(実際問題、Coだとセーラーマリナーこと水木聖來・松本沙理奈の両名がプレイオフに回ってしまった結果票割れした可能性が非常に高いんです。出口調査だと1位松本沙理奈の2位水木聖來という結果だったので、両者に票を按分したPが相当数いれば票が伸び悩むのは自明的です)

3.GroupDでイヴがプレイオフに回ったこと

上記2件から逆説的に考えると、イヴがプレイオフに回ったからイヴがシンデレラガールになる結果となった可能性は非常に高いです。
仮にイヴが予選で5位以内に入りボイスが付いたらどうなったか考えてみると、代わりにプレイオフに進出するのはGroupDの結果から推測すると大石泉なり神崎蘭子なりということになると思います。実際4位の蘭子から7位の沙理奈さんまでの差は僅差だと推測されますし。なんせ4位の蘭子の得票率は19.21%で5位泉の得票率は19.19%。得票率が公表された20人の中で最も僅差なのがこの二人でした。
蘭子なり泉なりがプレイオフに回ったらどういう結果になったのかを推測するなら、蘭子にしろ泉にしろ勝ち抜けは絶望的でしょう。いかんせん浮動票の票割れが著しいCo属性、さらにボイス有りで浮動票の恩恵を受けにくい蘭子だと下位に沈むのは比較的簡単に推測されますし、泉でも浮動票の票割れに巻き込まれるだけの結果となるのは自明的な話。
逆に時子様はPaのボイス願望の浮動票をほぼ一身にまとめ上げてプレイオフ通過から11代目シンデレラガールすら見えてくる訳で。

4.運営がレギュレーション設定および票読みを見誤ったこと

現在のデレマスでボイスを付けるためには総選挙なりボイスアイドルオーディションなりで上位のボイス圏内にランクインさせるか映像作品に台詞のある役回りで出演させるかしかないのは周知のことだと思います。
コラボイベントのためにボイスを実装させたことは過去1度もないですし。
このうち、一般Pが能動的に関与できるのは総選挙なりボイスアイドルオーディションでの上位ランクインのみ。今回だと予選上位ランクインとプレイオフ通過から本選上位ランクインのみですね。
運営は予選でのボイス実装は想定内だったと思われますが、プレイオフから本選上位ランクインでのボイス実装は想定こそあれどまさかその狭き門をくぐりぬけましてやシンデレラガール就任までは考えてなかったんじゃないかと。
プレイオフから本選勝ち抜けの1枠にしても地力のある声付きアイドルが通過する前提だった可能性すらあると思います。
理由は直近2回の総選挙ですね。ボイスアイドルオーディション併催だった直近2回で総選挙ランクインは第9回で工藤忍が44位、浅利七海が50位にランクインしたのみ。第10回に至ってはランクインした50名全てがボイス付きだったのです。
この結果からボイスを求める声を過小評価し予選5位までのランクインやプレイオフ通過はあれど本選ではランクインまで至らないのではと見ていたのではと思います。
ただこの2回、非ボイス組はボイスアイドルオーディションに全力投球し、ボイス付きアイドル担当Pと協定を結んで総選挙はボイス有りに、その代わりボイスアイドルオーディションではボイス無しに投票をする形でボイスを得ることに必死だったんですよね。例えばブルーナポレオン担当Pであれば、メンバーの松本沙理奈をボイスアイドルオーディションで推す代わりに総選挙では自担に投票と。
この第9回・第10回の総選挙結果をもとに本選での票読みをした結果、相当数出るであろう浮動票の行方を読み違えてこの結果を産んだと思われる。
どちらかというと第8回までの投票行動のほうが近いんだけどな。

5.結論

結論づけるなら運営が票読みを誤ってレギュレーションを設定した結果、浮動票の流れ方が変わってプレイオフをボイス無しのまま勝ち抜いたイヴに集中し、イヴがシンデレラガールになれたということになると思います。
もしプレイオフを勝ち抜いたのがボイス有りのアイドルだったら、2位の一ノ瀬志希がシンデレラガールになった可能性は非常に高いし、あるいは第10回3位だった奈緒が今回も選抜入りした可能性は高い。
また別のボイス無しアイドルがプレイオフを勝ち抜いたなら、その子がシンデレラガールになった可能性は十分に考えられる。
本選開始時点でボイス無しというデバフに見せかけたバフがかかるのだ。

次回以降のStage for Cinderellaに向けて

一部では否定的な意見も多いんですが、個人的にはStage for Cinderellaのシステムは大いに歓迎です。
なにせ現状としてCINDERELLA MASTERシリーズのリリースに黄信号がついている、既存の中堅キャスト陣に結婚出産等での活動制約が生じ始めた状況下ではボイス有りを増やしていく必要があるのです。
3名制限のボイスアイドルオーディションよりも1回で4~5人は見込めるStage for Cinderellaのほうが、シンデレラの歩みを鈍らせないためにも必要なのかなと。

そのうえで、数点改善すべき点があると思います。

1.日程的な問題

今回はGroupAの投票開始が2022/7/25、以下Bが10/24、Cが1/23、Dが3/27でした。(結果発表は28日後)
各回が間延びしすぎて正直ダルかったです。ええ。
ボイス追加にしてもAこそ4ヶ月後に実装されましたが、Bは半年過ぎた現在ですら未実装。
過去の総選挙だと開票から4ヶ月程度でボイス実装なのでBのライラさんが明らかに不利益。
流石に翌月開催はしんどいにしてもインターバル2ヶ月は……という感じ。
実際インターバルでモチベ落ちもあったし。
せめて2ヶ月間隔で予選を組めと……2ヶ月間隔なら本選と予選ボイス実装組のボイス実装は重ならないぞ?

2.プレイオフ勝ち抜けへの報酬

今回の最大の問題点は本選での浮動票がボイス期待票としてボイス無しだったイヴに流入してしまったことによる本選結果の偏りだと思うんですよね。
本選進出21名で唯一ボイス無しだったことによる弊害ですね。
なので、プレイオフ勝ち抜け時点でボイス無しであればこの時点でボイスを実装するようにしないと本選の結果が偏ってしまうことになる。
ボイス実装のためにPができる数少ない能動的事案なので、この目的のために本選結果を狂わせるとシンデレラガールの肩書に傷がつく。
少なくとも本来の目的たるシンデレラガールのために別目的のアイドルが無自覚に持っていく事案は避けるべきだと思うし、そのためにはプレイオフ勝ち抜け時点でボイス無しであればボイズ実装を確約したほうがいい。

3.投票結果の公表範囲の拡大

今回だと投票結果の公表範囲は
・予選各ステージにおいて上位5名の得票率+上位15名
・本選上位10名の得票数
のみが公表された。しかしながら、7・8回において投票結果を元にした救済措置としてのサプライズボイスが与えられた可能性がある以上、その判断基準となる第三者が見てもわかる結果が必要になる。(7回・8回とも公表された結果から判断可能だった)
なので、予選ステージにおける得票率公表を上位10名まで拡大することを望む。
但し、6位から10位の得票率公表は予選D組結果発表時で良い。

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