【自分の作り方。愛を歌え…ワイヨリカ（古い）、あと看護助手のナナちゃん】

自分になるのって、なかなか難しいのです。

私はずっと周りの気持ちに同調して生きてきたから、最初は自分の気持ちが奥に入りすぎて見つからなくて、自分が何を思って何を感じているのか分からなかった。

自分の気持ちにフタをして周りに合わせて生きていくのは、目隠しして人に手を引かれて凸凹道を歩くようなものだな、と思う。あちこちぶつかって痛いのよ。でもなんで痛いのか見えないから分からない。

気持ちに従って生きるのは目隠しを外すこと。好き・キライ・楽しい・悲しい、そうやって進む道を自分で決めて歩いていく。行く先が良い方向か正しい方向かなんて分からない、目隠ししてた時みたいに手を引いてくれる人はいないんだから。

今はもう私は見つけたのよ、自分の心を。

たぶんネズミくん（長男）のおかげ。寝られない休めない極限状態の子育てで、もうどうしようもなく追い詰められて、ギャーってなって、十重二十重（とえはたえ）に取り囲んでいた心を隠していたヨロイを引きむしられた。

それは痛みを伴う荒療治だったけれど、もし普通の子どもがいて、恵まれた子育てをしていたとして、ずっと幼少期から抱いてきた理由のない罪悪感から逃れることは出来なかっただろうと思う。自分だけがズルをして不当に得をしているような、そんな変な罪悪感。

こんなことを言ったら怒られるかもしれないけど、私は世の中の人が不幸と呼ぶ状況になって、生まれて初めて心から安心した。

良かった、この今感じている幸せは、ズルして得たものじゃなくて、正真正銘自分で努力して掴み取ったモノだと。

そうやってようやく、おそるおそる、心を表に出せるようになったのだ、私は。いったい何の呪いにかかっていたのだろう。今でも不思議なのだけど。

心をオモテに出すと、すごくヒリヒリするしハラハラするし怖いんだけど、ある時ある人に教わった。



「人に嫌われても死にませんよ」


「キライな人に嫌われるなんて、手間が省けて最高じゃないですか」



ずっと目隠しして生きてきて、ちょっと嫌な空気になっただけでビクビクする私は、この言葉を聞くまで人から面と向かって嫌われたら死ぬんじゃないか、って実は結構本気でずっと思いこんでいたんだと思う。

でもその人の言う通り、嫌われたって罵倒されたって全然死ななかった。むしろ、「あぁ、なんだ、人から嫌われるってこんな程度か」って安心した。

だから私はもう、全員に好かれようとは思わない。それをやっちゃうとたぶんまた自分の気持ちが奥に引っ込んじゃう。

極端なことを言えば、人からちゃんと嫌われることで自分ができていく。嫌われるのを怖がっていたら、いつまでも自分とは出会えないんだな、って。今はそう思う。

嫌われてもいい、周りに承認されなくてもいい、嫌われる覚悟ができたら、今度はしばらく気持ちに従って闇雲に歩いてみる。そうしてある程度気持ちに従って歩けるようになったら、今度は思い切って自分がやりたいと思うことをやる。

私の場合は歌うこと。40を過ぎてステージに立って、自分で作った歌を歌う。

そういうことに理解のない人から見たらさぞかしお寒いことだろう。

でもいいの。【私が】それをやりたいのだから。


別にプロの歌手になりたいわけじゃない、人から認められなくてもかまわない。ただ、歌うのが好き。人前で、というよりは広い場所で。

もちろん聴いてもらって褒められたら最高だけど、本質的にはそういうのじゃないんだろうな。物心つく前から歌っていたし、歌うのはもうずっと病気みたいに好きなのだ。

自分からどうしようもなく出てくる言葉を、メロディーを、歌にして、深呼吸するみたいに大きく息を吸って、大きな声を出して空に放つ。

そこに意味なんかない。ただ、ただ気持ちが良いだけ。

思えばコロナ禍以来ずっと広い場所で大声で歌えてなかった。

大声で歌いたすぎてヒトカラ行こうかなーと思うほどに…でもカラオケボックスの狭い部屋で歌うのはキライなのね（難儀やな）…あとカラオケボックスはニオイも若干ニガテ…（知覚過敏傾向）

じゃあ好きに歌える場所っていったら車かなーとも思うのだけど、止まってる車だと狭さを感じてしまってあんまり楽しくない…走りながらなら車中でも開放感を得るのだけど、それだと歌詞を覚えてる曲しか目一杯には歌えない…

なのでここ最近音楽イベントが復活してきて、立て続けにコンサートやらギターの練習会やらがあって広い場所で思い切り歌えるのが嬉しくて仕方ない。ようやく広い場所で息ができる。

なんと欠員が出たとかで来週の練習会も誘っていただいたのです…しかもたまたま仕事が休みの日に✨カミサマありがとーーーう✨（都合の良い時だけ出てくるカミサマ）

次の練習会に歌いたい曲
・ユーレイズミーアップ（←無謀）
・アイズオンミー
・ネバーエンディングストーリー

■あとこないだの日記で挙げた名曲５曲とか
https://note.com/kirakiramamama/n/n6ec4085adfa7

あとまだ人前で歌ったことのない新曲達も…
・行き当たりばったりんご
・ひなたぼっこ
・雨の日のまいまいつぶり

今度はこんなに歌えないだろうから厳選しないとな…日本語のオリジナル曲もたぶん歌うんだけど、今はすごく英語の歌が歌いたい気分。そういう時がたまにある。まぁ英語に限らずタイムトゥーセイグッドバイでも良いのだけど（あれはイタリア語か？）



声を出す＝キモチイイ。



この原始人みたいな野生動物みたいな喜びを、どうしたら伝えられるだろう。いや、誰にも伝わらなくても良いのだ、私が自分のために、ただ歌うのだから。

＃今日のお歌…【愛を歌え／Wyolica】この文章を書いている間じゅうアフリカンなサビが脳内を流れていました…今から２０年前…誰だったか顔見知り程度のイケてる友達からMDに録音したワイヨリカを貰って何度も聞いていた甘酸っぱい学生時代の思い出とともに
https://www.dailymotion.com/video/x3ht0t

＃写真とか…今回のツリー（Twitterの繋がり投稿）はタイトルがわからなくて十日くらい前にTwitterで聞いた漫画のタイトルをさっき親切な人が教えてくれた顚末が載ってます…Twitterってホントすごい…バファリンと同じで半分が優しさでできている…
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1317247686098104321?s=21

＃というわけでTwitterでタイトルが判明した漫画はコチラ…心が柔らかく癒されるすごくおすすめの漫画なのでお時間ある方はぜひ読んでみて。なんとこのタイミングで10/27までなんと２巻までまるっと無料キャンペーン中です❣️

（ただしすごく濃い内容なので一気読みすると人生に酔うと思うので、10日間かけてゆっくり読むのをお勧めします個人的には。）

■看護助手のナナちゃん
https://booklive.jp/product/index/title_id/854974/vol_no/001