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本当にきらきら捨てますか?

いやー、おもしろい1日でした。

何かを決めたり、手放したりすると(ちょっとスピぽいけど)お試しがやってきます。「本当にそれでいいの?」っていう最終確認みたいなやつです。最近は「バグ」とも言います。あれ、これやめたんじゃなかったけ?またやってる??wみたいな感じで出現します。お試しバグ。最近そのお試しがミョーにわかりやすくて楽しいんです。

昨日は、社長から「辞めるなんて初耳なんだけど」ということで、話をするぞと呼び出されました。

呼び出されたのに、勤務時間中は忙しいので仕事終わったら飲みながら話しましょうや、と呼び出し返す私。(社員w)

他にも呼び出された人いるんですけど、その人は呼び出されるままに本社でお話しした模様。私、せっかくだからご飯ご馳走になりたい派です。笑

しかも、行きたい店があるから自分で予約すると言っておきながら、満席で予約取れなかったからやっぱり社長が店決めて予約してね、と開き直り。

社長が予約した中目黒の老舗バルで待ち合わせとなりました。

社長、忙しいから時間通りにこないんだろうなー(想定内)15分待って来なかったら、飲んで食べてようと思ったら案の定社長遅刻です。

確信犯で「ついてますよー」とチャットすると「すいません、今出ますから飲んでてください」「飲んで食べてるからゆっくりきてね」と返信。

飲んでてくださいなのに、飲んで食べてますと返す私。いやね、社長と仲良しなんですよ、割と。社長は美味しいもの好きだから、お店のセレクトは本当間違いなかった。お酒弱い私が大好きな、デザートワインが何種類もあった!シードルもあった!わーい。

2品ほど食べたところで社長登場し、改めて乾杯して「辞めるってなんだよキーテネーヨ」のお話をしっかりしました。

私が辞める理由なんて、社長には意味不明の理由であり得ないと感じるだろうし、社長の考えに反する行動だから超絶批判されたり呆れられるんだろうなあって思ってた。まあ大体その通りだった。予想よりは柔らかい反応でした。

辞めるな、とは言わないけど、辞めるなんてガッカリだよ、勿体無い、あり得ない、という表現でした。

ありがたいことに、のんちゃんには期待してるしのんちゃんには何かある、って言ってもらえてお酒の上でも嬉しかった。

ただね、何かあるってなんだよってことで「じゃあ、のんのいいところってなに、才能ってなに?」って聞いたら「・・・・・」ってなったのは酔いが回ったからだって思っとくねw。

だんだんデザートワインも甘口から超甘口に進んでいったところで、「じゃあ、やめてどうするんだよ、何がしたいんだよ」ということになり、死神になりたいって言ったら「意味わかんね」だって。そりゃそうだよね。

これからの日本の国で起こる「死に方」っていうものに興味があること、「みんな一体どうやって死ぬつもりでいるの?」と問える人になりたいことを伝えた。大阪帰ったら、とある先生と「死」について関わる仕事がしたいと思ってるんだーってことも伝えた。

したら、そんなの大阪帰らなくてもできる、うちの会社でやればいい、うちの会社ならそれができる、のんちゃんが好きなようにやってみればいいじゃないか!って言われた。

その中には、かつて「キラキラしたい私」が大好きだった言葉がいっぱいあったよ。成功とか仲間とか巻き込むとか大きいことをやるとか、そういうキラキラさせた言葉がさ・・・・・

あー、2年くらい前にこの言葉の数々を聞いていたら、「私、やりますっ!!」って飛びついていただろうなあ。これで私も成功出来る!成功者の仲間入り!とか思ってやるぞーってなってただろうなあ。

でね、酔いも覚めた午前4時。思い返してハッとした。

あ、あれ、お試しだったのね。社長自ら、お試し届けてくれてたのね。

4年前、「この会社でなら私のやりたいことができるはず!!」って意気込んで入社してした私。訪問看護の世界に飛び込んだ私。ちょこちょこチャレンジしてきた私。

いろんなことがあって、自分を見つめて自分を掘り下げるしかなくなって、しんどくて辛くて苦しくて泣いて呆然として、屍状態になって、それでも社会的には休まず毎日働き続けてきた私。

そんな私がたどり着いたのが、

「私が私であるだけで百点満点ありがとう」の世界。

そしてきらきらを捨てたその日の夜に、

もっとキラキラしろよ!やりたいことやれ!成功しろ!

っていうメッセージを社長がくれた。

あのね、私ね。

生きてるだけでキラキラしてるし、何もしてないように見えるかもしれないけどやりたいことをやっていて、成功してないように見えるかもしれないけれど一分一秒幸せを感じることができるようになったの。これって成功だと思ってる。

もちろん、「百点満点」ベースで、その上でやりたいことも欲しいものもたくさんあるよ。

でも、ちょっと、違ってきちゃったんだよね。あの頃の自分と違うどころか、昨日の自分とも違うんだ。

私にとって、家族の時間をもう一度経験することは、いまの人生で私にしかできない大切な「成功のかけら」なんだ。

うまく伝えられなくて、ごめん。

でも、生きていくために必要な仕事と報酬と時間と考えるきっかけをたくさんくれた社長には本当に感謝しています。

きらきら捨てました。成功しようとすることも捨てました。

だっていつもきらきらしているし、成功してるから。

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