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Forget me not

2/14 聖なるバレンタインの日に
私の愛猫がすやすやと可愛い顔して
永遠の眠りにつきました


私の喜怒哀楽全てを共にして
全ての顔を知っている


ペットショップで生まれたての彼を
目にしたときから毎日通って眺めて
お家にお迎えした子

最初は臆病でいつもプルプル震えて
私の肩で寝ていたり
ひょこひょこ歩いてくっついてた頃から
大人になるに連れて人見知りになって
誰かがお家に来る度に隠れて出てこない


みんなが帰ると気が抜けたように
机の上でお腹見せて寝てたり
本当にどんどん私に似ていった気がする

それでもすごく人の気持ちが分かる猫で
帰ってくると足音で分かるのか
玄関でいっつも待っててくれて
私が泣いちゃう日や1人になりたい時
静かに部屋に入ってベットに
何食わぬ顔で座っていたり
彼氏と喧嘩してモヤモヤしてるとき
足元スリスリして僕もいるよって
教えてくれてるみたいなことも
お風呂入ってると水嫌いなのに
濡れてるとこ避けて
お風呂板まで上ってきて
一緒にのんびりしたり
遅くに帰ってきてリビングで
1人ご飯食べてると隣寄ってきてくれたり

どんなときも私のそばにいた
1人じゃないよって教えてくれた
大好きで大切な家族だった

元々、体が少し弱くてそれでも
ご飯はモリモリ食べて太ってた子が
去年の暮れから少しずつ弱って
様子おかしいなって何回も病院行って
気づいたらガリガリに痩せちゃって

腫瘍が見つかった年始
悪性ではなかったものの
免疫が下がってるうちの子には
進行が早すぎたのかもしれません

今月入ってからはずっとげーげーして
1日5回吐いちゃってた日もありました
最期の3日間はエサも全く食べずに
それでも吐いちゃって苦しかったよね

そんな姿を見ているのも辛いけど
1番辛かったのは本人であり
今はそんな苦しい気持ちからも
解放されて少し安心してるとこもあります

たくさんたくさん最後まで
頑張ってくれました
嫌いな病院も注射も薬も
もうしなくていいね

どんなに苦しくても歩いてきて
隣にいつもいてくれたうちの子
本当に優しい子でした


最期はみんなに見守られて
可愛いお花と手紙に囲まれて
まだ、ただ寝てるだけみたいな
本当に実感がないけど
いつか寂しいって時が来ても
また、思い出せるってことだもんね


幸せだったかな

私に似て好き嫌い激しくて
買っても買っても食べないエサ
もっと美味しいのくれよ!
って怒ってたのかな

もっと遊んでよ!
って夜鳴いてたのかな

言葉が分かれば病気だって
もっと早く気づけたかな

色んなこと思うけど
それでももっとあぁしとけば
なんて思うこと1つもなくて
あなたに全力で尽くしてあげれた
って私は思ってるけど、どうかな

なによりも身内のみんなが
それぞれ自分の家族のように
可愛がってくれたね
たくさんの人に愛されて幸せだね

お迎えの車が来るギリギリまで
ずっと触れていたので
まだ手から感触や温もりが消えず
これを書いてるだけで
涙が込み上げて仕方ないですが
クヨクヨもしてられないのが大人で
変わらずに仕事に行って
変わらずにやることをやります
私は愛猫のこれからの分まで
大切な人に愛情持っていきたい

最後に
私が辛いときなによりも
時間を作って寄り添ってくれた恋人

ずっと心配してくれて
体調崩してからも不安な夜
電話ずっと繋いでてくれて
大丈夫だよって声掛け続けて
元々お互いが無言でもダラダラしてても
落ち着くような相手だったからこそ
何もなくても電話越しにいることで
すごく安心してました

きっと1人だったらずっと寝れずに
泣いて夜が明けてご飯も食べれずに
過ごしていたのかなとか思うと
本当にありがたい気持ちでいっぱいで
一緒にご飯作って食べたり笑わせてくれたり
泣いていいよってちゃんと
私の声色や雰囲気で分かってくれたり
本当に素敵な恋人です

電話越しでもうちの子と繋いで
声かけてくれてたから
きっと、ちゃんと私の恋人だと
彼も分かってくれてるんだろうな
幸せになるから見ててね

もう会えないのが信じられないけど
私はあなたが家族になってくれて
幸せという言葉以外に見つからないよ

私にとってたった1匹の大切な家族
新しい場所でたくさん美味しいご飯と
たくさんのオモチャと一緒に
あったかくして過ごしてね

大好きだよ、ありがとう


Forget me not
あなたの誕生花にぴったりです


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