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【映画レポ】アイプリ×キンプリの『プリ×プリ💗パーティー!!』がエンタメの新境地を切り開いてくれる可能性の塊だった話

煌星シュン

先日キンドラ（KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-）の感想を書きましたが、その1週間後に再びキンドラを観られるイベントに参加してきました。



こちらは現在放送中のプリティーシリーズ最新作「ひみつのアイプリ」の第1、2話とキンドラを同時上映し、その合間にひみつのアイプリ部の方々が登壇するイベントでなんとお子様推奨イベントです。キンドラ、というかキンプリを観た事ある人なら解ると思うんですが、あれを幼児向けとして放映するのはやや正気の沙汰ではないなと思うのですが、キンプリもプリティーシリーズの立派な仲間ですし、このように現行コンテンツとコラボするイベントは初だったので、ぜひ参加せねばと平日昼間に豊洲まで行ってまいりました。

今回はその豊洲会場におけるレポです！



会場に入るまでのアレコレ


今回豊洲と海老名で開催されてたのですが、僕は自宅から近い豊洲を選びました。座席予約の時点でわかってたのですが座席が半分程度しか埋まっておらず、お盆過ぎで夏休みも終わってそうな月曜日の昼間じゃそりゃそうだよな…とは思ったのですが、後々聞いたところどうやら海老名は満席に近い状態だったそうです、立地？時間？

ともあれ今回はお子様歓迎イベントとの事で子連れの方が沢山来てくれる事を願っていたのですが、実際映画館の窓口辺りまで行くと子連れの方が結構いました。この時点で100％プリズムエリート（大人）のイベントにならなくて良かったと安堵しました。

11時から上映だったのですが10時半には既に開場していたのでとりあえず劇場へGO、そこで今回の入場者特典が貰えます。






アイプリ＆キンプリの塗り絵、別々じゃなくて一枚の紙だったんだ…


でっっっっか

でかすぎです、あとでダイソーに硬質ファイルを買いに行ったのですがB4サイズでした、流石にここまでデカいのは想定外だったというか、なんならこれ先に広報してくれたらこれ目当てで来た人も多かったのでは…ちなみに今回のイベントは通常料金2000円、高校生以下と手帳を持ってる方は1000円だったので後者の方々は一律料金1800円のキンドラよりも800円も安くキンドラが観られたわけです、さらにちゃんと週替わり入場者特典もつくしな！（ルヰくんが当たりましたが池袋エィスくんを熱望してます…）

他にもアイプリカードのひまり＆みつきも付いてるので、片方しか知らない方への良いアプローチになったんじゃないでしょうか。後々レポを聞く限りでも子供はやっぱり入場者特典があると喜ぶみたいで効果大だったように思います。




アイプリ1、2話の放映と応援


11時になったら会場が暗くなるわけでもなく、ぬるっとアイプリ1話が始まりました。これから上映会が始まるよ！みたいな挨拶も何もなく急にめが姉ぇさんの「秘密の扉を開いたら～」が始まったので会場内は「え？はじまった？」みたいな雰囲気でした。アイプリのアニメが劇場で放映されるのはこれが初めてでかなり楽しみにしていたのですが、やっぱり大スクリーンで観ると違った魅力があるなと感じました。

そして今回のイベント、応援声出しOKでありそれはアイプリも対象内です（キンドラのみだと認識していた方も多かったようですが、イベント概要見る限りアイプリも同様だと思います）

最初はやはり会場が明るいですし「これ応援していいの？」みたいな雰囲気だったんですが、主人公のひまりが出てきて成人男性による「おはよー！」みたいな声かけが入ると徐々に応援が増えていきました。僕もキャラの台詞には被らないように「サクラさーん！」みたいに声出ししてました。

特徴的だなと思ったのが、アイプリのライブに入る直前にネイルとリップをする変身バンクがあるのですが、あそこでクラップが入った事ですね。これ最初にやった人すごいなあって思うんですよ、だって前例がないわけですから。でもガッチリハマってて2話でも皆で盛り上がってました。あとはEDの「ひみつだけどね」で（）内に入る掛け声をみんなで言うのも楽しかったです。

ちなみに大人だけでなくちゃんと子供も応援してました、かわいい～やがんばれ～等普段の応援上映の現場では聞かない（むしろ映画プリキュア等に近い？）声が聞けて微笑ましかったです。





ひみつのアイプリ部、登壇


アイプリ2話が終わると次回予告が入り（1話と2話の間にはなかった）そこで会場が休憩タイムみたいな雰囲気になります。この時トイレに行ったりSNSチェックをしたりが出来たので、本当に子連れに寄り添ったイベントなんだなと思いました。

しばらくすると司会の方が登壇し、ひみつのアイプリ部の3人が呼ばれました。この3人はアイプリの公式チャンネル「アイプリちゅ～ぶ」にレギュラー出演してるかほちーさん、あとさん、わかなさんの3人で、いつも動画で観てるままの姿で出てきてくれた感動しました！

最初にアイプリやキンプリへの軽い言及があったのですが、この時点であとさんがかなりプリズムエリートの挙動をしており、服のどこかからペンラを取り出してかなり面白かったです。この時あった事を箇条書きすると、


・かほちーさんはカケル、あとさんはシン＆レオ、わかなさんはタイガが好きor気になってる
・あとさんはプリズムウォッチ（キンドラの前売り券特典でレア物）を2個所持していて、内1つはお母さんに貸し出し中
・わかなさんは北海道出身なのでスケートをやっており、プリズムショーはかなり盛り上がると（でもやってたのはスピードスケートだとも）
・かほちーさんはこのイベントの直前にキンプリ全て履修した、あだます感謝
・キンプリの紹介時に「プリティーリズム・レインボーライブに出てくる男の子たちが活躍する話で、アイプリと同じプリティーシリーズのお友達なんだよ！」と紹介、あだます
・あとさんが「俺の地元の祭りに来てくれてありがとー！」とエリートに振る
・3人によるキンドラ予習の「はちみつ～」と言ったら「キーーッス！」と言ってねという振り
・ひみつのアイプリ部のポーズを観客にやってもらう流れ
・あとさんがペンラは2、3本以上必要！と言い、観客席を見渡し前方席で10本ほど所持してるエリートを確認


と、こんな感じでかなり盛り上がってました。
プリティーシリーズ全体通して思うんですが、演者や関係者の方が我々と同じファンなんだなってのがしっかり伝わってくるのが良いですね（特にあとさんはエリート過ぎます）





キンドラ上映


そして待ちに待ったキンドラの上映です、この時点で1時間ほど経っており、お子様はそろそろ集中力の限界なんじゃ？と思ったんですが思ったより皆静かに観てる印象でした。途中入退や親子での雑談、席を立ってしまう等の行為も見受けられましたが、そもそも今回は普通の映画館ではなく、会場も暗くならず音響も激しくない状態でのイベントでしたので、その程度の事ならなんら問題ないなと感じました。

キンドラの内容に関しては別記事でも触れてるので割愛しますが、ここからはいつものエリートの応援でしたね。子供が大人の統率具合にちょい困惑してたのが面白かったです。ここからは刺激強めの映像になるのでどうかな～と心配だったのですが、シンくん（シャイン）のプラトニックソードで「赤いね～」と声が出てたり、レオくんのショーで「かわいい～」などの声もあったので微笑ましたかったです。

そして上映終了、いつものエリート同士のお疲れさまでした～の声掛けがありイベント終了。かなり実りのある2時間だったなと感じました。





今後のエンタメの可能性を切り開く要素


僕が今回のイベント、及びSNS上での反応を見て思ったのは「思った以上に子連れの反応が良かった」事でした。僕は当初このイベントは子供にキンドラを見せる英才教育イベントかと思ってたけど違うんですよね、実際はキンドラ観たいけど子連れじゃ新宿バルト9には行けない親御さんに来てもらう為のイベントだったんですよ。

僕自身独身なのでこの視点は盲点だったというか、確かに小さいお子さんがいるプリティーシリーズファンも大勢いるわけで、そういった方々は子供をどこかに預けるでもしないと劇場やライブ会場に行くのは難しいです（昨今のリアルライブは親子席がない傾向もありますし）僕のフォロワーにも小学生くらいの子供が居る方がいるのですが、キンプリの応援上映ブームの時は育児真っ盛りでリアルタイム参加出来ずとても悔しかった、と呟いておられました。

そもそもプリティーシリーズ自体が女児向けコンテンツなので、子供向けの催し物をするのは当たり前ではあるんですが、昨今は「かつて女児だった大人」や「今女児（幼児）を育ててる層」へのアプローチも大事になってるなと感じました。

別件になりますが先日渋谷で開催された大プリパラ展に行ってきたのですが、プリパラ10周年という事でこちらにも子供の時プリパラを楽しんでた層が多く来場されてました。最新作アイドルランドプリパラでは高校生のあまりが主人公だったりで、女児向けの続きだけどターゲット層は元女児みたいのがこのシリーズの中でも多くなってきている現象です。

そして今作ひみつのアイプリは前作ワッチャプリマジ！よりも対象年齢を下げ、ゲームもわかりやすくし、キラキラのカードを集める楽しさやコスメに触れる面白さを演出しています。こちらも従来のように大人でも楽しむ層がいますが、今回のプリプリパーティーは子供も大人も楽しめる空間として成り立っていたのがとても素晴らしかったです。

子供向けなので子供を最優先にするのは当然なのですが、プリティーシリーズ全体の人口で言えば大人のファンが圧倒的に多いと思いますし、そこを完全分離してしまうのもどうかと思うので今回のようにあらゆる年代のファンが一緒に楽しめるイベントは、プリティーシリーズに限らず今後のエンタメの可能性の一つになり得るのでは？と感じました。

というわけで、第2回プリプリパーティーもお待ちしております。今度は地方でもやってくれるとアイプリファン＆キンプリファン共に嬉しいんじゃないかなあって思います！

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