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特別編:幼馴染と付き合ったら①

いつも読んでいただきありがとうございます。
わたしはいつもは「アパレル店員との恋」を執筆(実話)していますが、今回は幼馴染と付き合ったお話を書いてみます。(ちゃんと実話です)
いつもドキドキして、こんなこともあったなあぁとか、この言葉グッときたなとか…時々悲しくなったり、心を動かしながら書いています。(笑)
コメントを書いていただけたら、ちょっと嬉しいです!(贅沢かな笑)

さて、幼馴染みの紹介から。
幼稚園、小学校が同じだった男の子。
名前はゆうき君。(仮)
幼稚園も小学校の時も足が早くて、すごく頭が良い坊主頭の子でした。
プールの時、水泳キャップから突き出ている坊主の硬い毛を触って遊んでいたな…。
そして、彼がすごく輝くのは水泳。
小学校高学年になると競泳水着が似合う体になり、お腹には一丁前に腹筋。
何をやるにも真剣で、勇しい顔で走って泳いで勉強する彼の顔は素敵でした。

中学生になるとお互い異なる学校へ。
私はバス、彼は自転車で通学。
時々道ですれ違うと、恥ずかしそうに自転車に乗りながら手を振っていた。
最近ゆうきに会わないなって思っていると、いつの間にか高校生になっていた。

高校2年生のある日、塾へ行くため電車に乗っていた。
電車が駅を出発してすぐにわたしは、ゆうきを見つけた。
久しぶりに見るゆうきは、背が伸びて坊主頭が少し伸びていた。
本当にゆうきなのか確認するために、観察を始める。
(手…手の厚みがあるな…でも、これじゃ確信にはならないな。
顔…眉の横に2つホクロがある..ゆうきの可能性大!)

なんて、一人で探偵ごっこをしていると、ゆうきらしき人が隣の人と話しているのが分かった。(彼女…じゃない!男の人だぁ。)
すると、ゆうきらしき人はニコッと隣の人に笑いかけた。
その顔を見て私は、絶対にゆうきだと思った。
何故かはわからないけど、分かった。

そして、電車が止まった。
私は勇気を出して立ち上がり、歩き出した。
『ゆうき?』

声をかけられたゆうきは目を丸くした。
「なお?」(わたしの仮の名前)

『うん、なおだよ。久しぶり。』
そして、電車が走り出した。

                    続く



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