THEE MICHELLE GUN ELEPHANTに思いを馳せる
チバユウスケさんの訃報を知って、切ない気持ちになりました。
私は音楽少年だったわけではなく、楽器も弾けません。
ミッシェルのライブに行ったこともなく、CDを聴いていただけです。
そんなライトなファン(ファンと言うのも憚られるかも)の私ですが、ミッシェルに関する思い出を書いていきたいと思います。
ミッシェルとの出会い
初めてミッシェルを知ったのは、ミュージックステーションでした。
田舎の中学生だった私はMステが放送された翌日に、どのアーティストが良かったとか、そういう話をよく友達としていました。
とりあえずMステを見て流行りの歌をチェックしておく、そんな感じでした。
当時クラスの女子の間でt.A.T.uが流行っていて、Mステに出演する!という話題で盛り上がっていました。
そう、Mステの歴史の中でも半ば伝説のように語られている、「t.A.T.u事件」の回です。
私は特に音楽に詳しいわけではなく、流行りの音楽をちょこちょこ聴く程度だったのですが、この回のMステでのミッシェルの演奏には衝撃を受けました。
t.A.T.uが生放送にも関わらず出演をボイコットし、代わりにミッシェルが「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」を歌ったのですが、世の中にはこんなにかっこいい音楽があるんだ、とTVに釘付けになっていました。
めちゃくちゃかっこよかったです。
二曲目をぶっつけ本番で、しかも生歌で歌えるのがミッシェルだけだったという逸話がありますが、本当なのでしょうか。
確かリップスライムも出演していたと記憶しているのですが、スタンディングオベーションで盛り上がっていて、見ていて気持ち良かったです。
ミッシェルの解散もMステで知った
いいバンドに出会えてよかったな、Mステ見ていてよかった、と思っていたのですが、ミッシェルの解散もMステで知ることになりました。
t.A.T.u事件での活躍からそんなに時間を開けずにMステに出演し、解散の話をしていました。チバさんが淡々と話していた記憶があります。
最後のMステ出演で歌ったのは、ラストシングルの「エレクトリック・サーカス」でした。
物悲しいイントロから始まり、サビで「澄みきった色の その先に行く」と熱唱するチバさんはかっこよく、同時にその佇まいから物悲しさを勝手に感じてしまっていました。
歌詞の最後の「夜になってから花は咲く」という部分を聴いた時には自然と涙が出ました。
今思うとMステでミッシェルを知ってから、Mステで解散を知るまで3カ月くらいなんですよね。
大したファンでもないのに、なんで涙が流れたのだろう、って感じもします。
メジャーデビュー前から追っかけていた人や、ライブに足繁く通っていたファンの方には笑われそうです。
でも、そんなミーハーな私の心も揺さぶるくらい、ミッシェルというバンドはかっこよく、ステージで輝く存在だったと思います。
*
私がミッシェルの存在を知ってからすぐ解散してしまったので、ライブにも行けず、CDを聴くばかりでした。
その後、ギターのアベフトシさんが若くして病気で亡くなられ、もう再結成することもないんだと思うと切なかったです。
アベさんの追悼も込めたドキュメンタリー映画、「THEE MOVIE」は映画館に観に行きました。
とても良かったけど、やっぱり一度生でミッシェルを見たかったな、という気持ちになりました。
好きな曲
私が好きなミッシェルの曲を紹介させていただきます。
もちろん上記以外の曲も全て良いです。
あくまで個人的に好きな曲を挙げさせてもらいました。
激しい曲から、綺麗なメロディーラインの曲まで色々な曲があります。
聴いていて飽きません。
最後に
12月13日にNHKでトップランナー「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」のアンコール放送があるそうです。
2003年に放送されたものです。
午後11時50分から放送されるそうなので、ミッシェルを知らない方は一度見てほしいです。
偉大なアーティストの残した作品は、永遠に人の心に残り続けるものです。
これからも私はミッシェルの曲を聴き続けると思います。
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