ランクバトルと葉桜杯の相関性

突然ですが問題です。以下の数字は葉桜杯における物です。それぞれがどの数字かを当ててみてください。

91% 69% 72% 34%

では、参りましょう。


ランクバトルの成績と葉桜杯の成績の関連性

先ほどの数字は以下の物でした。

91% 歴代優勝者の最終二桁獲得率
69% 優勝した時の二桁獲得率
72% 優勝した後に最終二桁を獲得している確率
34% 歴代優勝者の最終一桁獲得率

葉桜杯で優勝したプレイヤーのランクバトル成績を追ったところ上記のような数値が算出されました。特に「優勝者の最終二桁獲得率」は90%を超えていると非常に高く、ランクバトルにおいてある程度の結果を出した経験があるプレイヤーは優勝しやすいようです。
もちろんこれまでに自身が行ったコミュニティ大会も「ランクバトル・レーティングバトル」で結果を残したプレイヤーが勝ちやすい傾向にありましたが、葉桜杯に関してはより高い水準でこれらの傾向が見られています。
葉桜杯のレギュレーションは予選は仲間大会、本戦はシングルイリミネーションのトーナメントにてBO3の対戦を行っています。このレギュレーションがポケモンシングルバトルの競技対戦を行う上で、現状一番優れているのではないかという予想を現在行っています。

ポケモン公式大会のレギュレーション

葉桜杯も葉桜杯のレギュレーションを初回開催当時から大きく変えない理由の一つに「公式大会の形式と似た形式である」というものがあります。
現状、ポケモンの公式大会に用いられる大会形式は「予選レーティングバトル形式」からの「本戦BO3のスイスドロー及びトーナメント」です。昨今ではその間に「仲間大会」を挟むケースが多いですが、形式的には「BO1⇨BO3」の形を取っています。

実績利用に関して

対戦コミュニティにおける「上位者向け大会」は基本的にランクバトルを参照にする物がほとんどであり、葉桜杯を初めとしたコミュニティ大会で大会結果を参照するケースは極めて少数です。ただし、上記のようなランクバトルの成績との相関性が取れているのであれば、こうした仲間大会とBO3のトーナメントを合わせた大会は参照可能な成績として利用しても良いと考えていますし、今後私自身がそういった大会を主催する際には参考成績として扱う予定です。具体的には最終100位相当の物として扱います。

葉桜杯優勝経験者及び優勝を目指す方へ

では実際に優勝した人は実質的にランクバトルで最終2桁を達成したことになるのか、逆に優勝したとしてもランクバトルで最終2桁を達成していなければその成績は懐疑的な物なのかという疑問ですが、その両方を否定します。
葉桜杯の優勝記録とランクバトルはあくまで相関性が示されているだけであり、それらを確実に紐付けられるものではありません。ランクバトルはランクバトルであり、葉桜杯は葉桜杯でしかありません。しかし、「プレイヤーの強さ」を測る方法として「ランクバトルのみ」ではなく、「BO3のトーナメント」を用いた大会も用いることが出来ないだろうかという考えをもっています。
これまで58回の葉桜杯が開催されましたが、それらのデータを分析したところ「ランクバトルで一定のラインまで勝てる人間が優勝するケースが非常に多い」という具体的なデータを得られたため、このような提案をすることになった次第です。
今後大会を開く際に、考案する際に、「対戦結果が、ある程度ランクバトルの強さが反映される物」にしたいと考える場合は、本戦をBO3のトーナメントにすることが、その希望を叶えやすくなるかもしれません。
これは「ランクバトル準拠」の大会を開く際には極めて重要になる要素かもしれません。

今回は以上です。予選と本戦でBO1とBO3で違うのは構わないのか、仲間大会とスイスドロー、ブロック予選の違いとは、などの考察に関しては、また後日投稿します。


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