リスク・リテラシーという考え方

さらーっと読んだ本で書いてあったものです。

部分的にしか読んでいないですが、ちゃんとリスクについても考えて、取るべきリスクや、回避するべきリスクなどをしっかり判断できるリスク賢者になろうというようなものでした。

そこで最後にリスクリテラシーというものがあり、それはなるほどー!と思い、自分が興味ある部分でもあったので、抜粋します。

リスク・リテラシーの早期教育は、新しい世代が生きていく上で直面する不確実性に対処して庇護主義を過去の亡霊とするのに大きな役割を果たすはずだ。

庇護主義とは強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することです。親が子供のためによかれと思ってすることから来ているそうです。パターナリズムってやつのようです。

これはアドラー心理学でいうところの「課題の分離」ができていないと干渉しちゃうんでしょうね。

著者が考えているリスクリテラシーカリキュラムのトピックは3つです。

①健康リテラシー
②金融リテラシー
③デジタル・リスクへの対処能力

それぞれのトピックをマスターするのに3種類のスキルが必要となる。

・統計的思考
・経験則
・リスクの心理学
統計的思考は、例えば降水確率を正しく理解するといった数量的なリテラシーに関わるものである。経験則は、不確実な世界で適切な判断を下すのに役立つ。リスクの心理学は、個人または集団で行動する際の指針となる情動的および社会的な力に関係する。

この3つのトピックを早く学ぶこと、身につけることは本当に大事だと感じます。情報が多すぎる時代と、テクノロジーが加速していく時代においては、それをどう使いこなすか、というリテラシーはとても重要だと実感します。

これについてはもともと僕も興味があり、いろいろ調べたり、自分で判断したりしているので、引き続き学んでいこうと思います。

その他メモです。

ガンのリスクを抑えるシンプルルール
①喫煙していない人は喫煙を始めないこと。すでに喫煙している人は禁煙する。
②正常体重を維持する。
③日常生活の中で体を動かす。
④ファストフードや糖分の多い飲み物を避ける。
⑤動物性食品を控えて、植物性食品を中心とする。
⑥塩漬けの食品を避ける。
⑦サプリメントを避ける。
⑧母親は授乳を、子供には母乳を。
⑨アルコール飲料を控える。
⑩放射線曝露を抑える。特にこどもには気をつける。

とのことです。詳細や根拠は本書に書いてあります。
がん全体の約2%はCTスキャンが原因などとも書いてあり、著者は科学的データなどを元に書いてあるので、いろいろリテラシーを高めるのには良い本だと思います。

アドラー心理学メモ、参考記事です。


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