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「捨てる贅沢」読書メモ

ドミニック・ローホーの「捨てる贅沢」のメモです。

わかっちゃいるけど、なかなかうまくいかない。

捨てることを贅沢と思えたら一人前。そんな感じです。

もっとモノを減らしたい、頭の中のごちゃごちゃも、モノのごちゃごちゃもリンクしているような感じがするので、ムダなもの、余計なもの、そういったものは排除していきたい。常々そう思っています。

極端なミニマリストになりたいわけでもないし、もともと部屋や家も綺麗な方ではあるとは思うのだけど、まだまだ余計なものや無駄だと感じるものが多いので、それをもっと減らしていきたい。

そんな思いで本書を手に取り、購入しました。モノが増えた。。。本は別。。

さてさてメモです。

私は、モノを捨てるまでには次に挙げる四段階のステップを踏まなければならないと考えています。
1.モノを持ちすぎることが異常、不自然、さらに心身のバランスを崩しかねないほど危険と認識する。
2.特定のモノとの別れを阻む様々な「不安」これを乗り越え、これに打ち勝つためにこの「不安」そのものを理解する。
3.自分が必要とするモノを正確に把握する。そのためには、良い判断を下せるように訓練を積み、物事の「中庸」を見つけられるようにする
4.厳選した少ないモノで生活する快適さを知ることで、捨てる動機付けにさらに弾みをつける。
幸福とは、望んだものを手に入れることではなく、持っているものを望んでいる状態のことだ。ーラビ・ハイマン・シャハテル
モノを処分する上での優先事項は、他に新たに買い足したり、古いモノを新しいモノに取り替えたりするのではなく、まずはすでに在るモノで間に合わせてみること。
無駄遣いとは現在だと「時間、エネルギー、所持スペース、健康を、全く価値のない活動のために失うこと」ではないでしょうか。
人は自分よりも貧しい人たちを哀れむものですが、同様に自分よりも裕福な人たちにひどく嫉妬するものでもあります。でも所有しているモノが限りなく少なければ誰もあなたに嫉妬心を抱くこともないでしょうし、そういうあなたが人様に嫉妬することもないでしょう。

資本主義と広告の最強タッグによって、私たちは常に何かを欲しろ、幸せにはこれが足りないと言われ続けていますが、そのゲームから完全に降りるまではいかないにしても、片足は降りて行った方が良いと感じています。

そのためにはモノを減らす、モノに対する執着、それでエネルギーや時間を費やす、といったのを減らしていきたいですね。

足るを知る者は富む。

まさにその通り!と思える時代ですね。

人間の完全さはその在り方にあり、その者の所有物に在るのではない。
ーオスカー・ワイルド

過去の持ち物はエネルギーを停滞させてしまう、と。前を向ける、勇気を与えてくれるモノだけを取っておこう。との提案です。あの頃はよかった、、、と愚痴を言うような人にはなりたくないですね。

今、しかないのだから。

モノの執着を手放すというのは言葉だと簡単ですが、そう簡単なものではないと感じますし、この本でもその通りだよね、というのはいっぱいあります。まずは少しずつ捨てて行って気持ちよさを感じ、モノが多いとか、買い物をするというのがあまり好きじゃなくなるような、そんな感じにしたいですね。

モノを消費して回るような経済はもう古いですし、特に豊かになった日本ではモノを減らす、それによって心がもっと豊かになる。という方向性は全くもって正しいものだと感じます。






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