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格差の広がる世界でどう生きていくのがよいのか?

こういったテーマの本や、資本主義、幸福とは?といった本は好きでよく読みます。僕自身は比較的恵まれた環境で、今のところはお金の不安も少なく(めちゃ勉強と実践しました)、こういったことを考える余裕があるのですが、考えれば考えるほど、大きい主流の流れからは外れた傍流のほうでやっていきたいと思ってます。

その考えの整理をしながらの内容です。

【大前提として、これからの日本はどうなるのか?】

世界の行く末とも近いとも思いますが、住んでいる日本について考えたいです。そして僕が今40歳なので、20年後の日本をイメージしながらぐらいが一番リアリティを感じられるので、そこを意識してます。

やはり結論は多くの識者と同様に、格差は拡大していくというのは避けられず、経済成長は見込めず、海外に比べて日本はより安くなっていく、という一見悲観的なものになるのだと思います。

そして、この未来での生き残り戦略の主流は「世界に通用するスキル(テクノロジーetc)を身につけ稼ぎながら幸せを目指す」というものだと思いますし、そのための教育などもすごいですね。これはもちろんその通りですが、その中でどれだけの人が稼げるのか、というのも問題です。

グローバリズムで、日本も世界も関係なく働けるというのは強い人にとっては大チャンスですが、その厳しい環境で頑張れるのか?考える必要がありますね。

この記事の中でも経済学者のタイラー・コーエンは下記のように述べています。

世界を大きく変えているのは情報技術(IT)です。ITのスキルのある専門家や、彼らを指揮できるマネジャーは、世界を相手に稼ぐことができます。ただ、こうした高収入が期待できる層は全労働者の15%ほどでしょう。
もし、あなたが普通の働き手、つまり残りの85%だと、将来は明るくありません。賢いソフトや、新興国の低賃金の働き手と競争しなければなりません。平均的な人の賃金は増えません。

世界と戦いながら高収入を目指せるのは、ITスキルにも強い上位15%とのことです。世界のハングリーな野心を持っている人や、優秀な人たちとも戦いながら、ここを目指せる人はいいと思いますし、日本人は僕も優秀な人が多いと思うので、目指せる気はします。ただ、それ以外の85%や、むしろ目指したくない人の戦略はどうすればよいのか?を考えたいです。

残念ながら一億総中流という昭和の価値観はなくなりつつありますし、日本でも格差が広がるのは間違いないと思います。その中で、いわゆる弱者側になった場合の立ち回り方は何がよいのか?

スキルを身につけて稼ぐ領域で勝負して幸せを目指す、ことができない(したくない)のであれば、必然的に「お金をできるだけ使わず工夫して幸せを目指す」しかないですし、僕はそっちを考えていきたいと思います。やりたくないことを無理してやりたくない。

参考文献でおすすめは「ひろゆき」さんの著書です。

この辺は、個人的にはすでに実践している考え方なども多くあり、またなるほど、と思える点もあり、今後も参考にしたいと思っています。

「努力をしないための努力」をする。
とか「最悪のシミュレーションをしておく」
とか「金銭感覚を保っておく」
とか、結構自分が気にしている点と共通するのが多かったです。

やりたいことが明確な人や、全然頑張れる人は良いのだと思いますが、僕は明確な夢があるわけではないけど、やりたくないことは明確にあるので、それを避けるためにはどうしたら良いか、などを考えるのが好きです。

現代の日本において、今後20年後を見据えながら、どうしていくのか?で重要なのは、下記3点だと思います。

①お金関連についてのリテラシーを上げて実践すること
 お金は投資や税金も含めて多くのルールがあります、そういったことをしっかり学び、できる限りお金を増やしながら、できる限りお金を使わずに、満足できる生活、というものを考えて実践していくのは重要と感じます。お金はしっかり向き合って、ある程度までは必須スキルですね。

②健康面(特に予防)についてのリテラシーと実践
 医療費問題もあり、20年後には今のように安く医療にかかれる状況ではないと思います。そうなると、自分の健康を自分で守っていく必要があり、それには長期戦で、日々自分の体と対話しながら健康を維持していくのがより重要になります。

③できるだけ自給自足&クリエーターを目指す。
これは、自分で野菜を作るというのもそうですが、副菜なども買わずに自分で作れるようにしておく、といったこともありますし、友人や地方の人と繋がって野菜を送ってもらう(買う)とか、そういったことも含みます。
古いものを補修するとかもある意味クリエーターの作業で、それを楽しめるのだとしたら一番いいですね。(古着のリペアとか、家の補修とか、持ち物の補修とか)

「無敵の思考」の中でも著者は下記のようなことを言っています。

消費者のままでは幸せにはなれない。
楽しさや幸せを「お金を使うことで感じる人」は幸せになれない。お金を使い続けないといけないので、お金が無限にあるような人以外は厳しい。
消費者から抜け出すにはクリエーターになる。
「絵を描いて幸せ」「写真を撮って幸せ」「文章を書いて幸せ」など。
こういった「お金をかけなくても幸せになれる手段」を持っていると、自分の時間さえあればそれで幸せになれる。

この3点を意識しながら、あとは自分のやりたいことや興味があることが明確な人はそれを突き詰めていけば良い気がしますし、特にない人はやりたくないことをできるだけ避けられるように、「努力しないための努力」をしていくと良いのかなあ、と思います。



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