頭の中でお金がいったりきたりの仮想通貨投資。

ちょっと昔の投資話（いや、投機話）です。
仮想通貨バブルがありましたね、僕もやりました。お金増えるかな、と思って。
結論、200万を入れて、最終的には170万ぐらいで終わったので、損しています。ただ、その間には増えたり減ったりしていますし、感情のアップダウンは結構あったと思います。そんな頃の記憶を振り返りながら書いてみます。

一番最初に買ったのは、2017年7月31日です。
当時仮想通貨投資がじわじわと話題になり、この年の年末にバブルになります。なんとなくビビりながら、まずは50万。コインチェックに入金しました。

買ったのはビットコインじゃなくてイーサリアム。
なんとなく一番メジャーなやつより２番手がいいんじゃない？みたいな気持ちでした。今振り返っても、僕の仮想通貨は投資なんかじゃなく完全な投機だし、ギャンブルにお金使っているのと一緒でした。当時はなんとなく「これからは仮想通貨！」という何の根拠もない、なんとなくの正当性を勝手に感じていたような、、、

ちなみに、当時の価格だと、１ETHが21,894円だったようで、今日（2020年6月13日）だと24,000円ぐらいなので、買った時とあまり変わってないですね。
ピーク時は1ETH116,104円（2018年1月1日）だったので、僕の約23ETHが260万以上だったので、イーサリアムだけで200万以上の含み益があったこともありますね。。。

さらに8月後半に150万入れてました。
ETC（イーサリアムクラシック）を300と、XRP（リップル）を44,000ぐらい買っているので、どっちもピーク時に売っているなら、、、
リップルに関しては、高値が400円の時もあったので、1,760万。。。。
ETCは4,000円ぐらいの時もあったので、120万。

最大でうまくやっていれば（やれてないんですけどね、、）200万が2,000万ぐらいになった可能性もあった、、、、と。。。

でも、バブル前に上がり下がりしていた中で売っちゃって、終わったし、イーサリアムも売り時逃して結局コインチェックの残高を全部引き出して終えたのが2018年の4月です。

というので、結局27.5万円の損で終わった仮想通貨投機でした。

この時の心情を書いてみると、、、

・ちゃんとしたルール（いくらになったら売るとか買うとか）も決めていなかったので、上がった翌日にはもっと上がるかも、という気持ちになり、全然売り時なども決められる、暴落して少し落ち着いてから売ることに、、、

・当時、街中でも仮想通貨話をしている人が多かったり、本もやたら出始めたりで、なんか冷静にみれておらず、その熱狂の中にいたかったような気がします。（本が多く出てくる、街中でもその話を聞く、みたいになったらそのタイミングが引き時なんだと学びました）

・数字上含み益が出ている時に、なぜか儲かっている気分になり（利益確定もしていないのに）お金の使い方が少し雑になって、結果無駄遣いを、、、

・やたらとスマホでの値段の上がり下がりを気にするようになり、スマホ中毒みたいになる。朝起きると最初にみて、寝る前までチェックする。売りも買いもしないくせに、、、まさに頭の中でお金が増えたり減ったりして、そこにつられて気持ちも上がったり下がったり、、、

・2018年に暴落しても（その当時はETHとBTCを持ってた）判断もできず、とりあえず持ったままワタワタしていました

・結果、4月にもう嫌になって、全部換金して、27.5万の損で仮想通貨の取引を終える。損はしたけど、そこから降りたことで気分すっきり。

というので、結果損はしたもののやってみて良かったです。
いかに、仮想通貨というものが、当時のギャンブル・投機だったのか（みんな買うから値上がりするというだけのもの）というのをその中で感じられましたし、自分がいかに流されやすく冷静な判断なんかできないタイプというのも実感しました。

仮にうまくいっちゃって、億り人にでもなろうものなら、その後のお金との向き合い方も変わっちゃうんだろうと思うので、なれなくて良かったです。（と思うことにしていますが、億り人、、、、経験してみたかった、、、）

そもそもブロックチェーンの技術に酔心している訳でも精通しているわけでもない僕のような、ちょっと儲けたいなーぐらいの打算的な考えでやった割にはいい着地点になったと今は思ってます。

バフェットさんが言うように、自分のよく変わらないものには手を出さない。というのはこの仮想通貨をやめるタイミングで思いましたね。

あと、いまだに思うのは、「元本保証！年利40％！」とか「1日10分で月収100万！」みたいなどう考えてもおかしいし、そんなのがあるなら誰にも教えないでしょ、、、という胡散臭いお金儲け話の広告や、そんな話をカフェなんかでしている人がいるのは何とも残念な感じになります。

僕もこれをきっかけに、マネーリテラシーなるものをしっかり身につけようと、投資の本を読んだり、実際やってみたりしながら過ごしています。

そうすると、お金という幻想をどう考えるのか？とか、最近のマネーゲームはどうなんだ？とか、資本主義とはどうなるのか？とか、こっからはベーシックインカムでは？とか、いろいろ数珠つなぎに興味が沸いてきて、最終的には幸せとは？豊かさとは？とかまでなりますし、その答えの出ないものを考えるのが好きになったり、と結構楽しんでます。

お金。

興味ある人も好きな人も嫌いな人も、執着する人もしない人も、この社会で生きていく中では関わるものなので、いろいろ考えたりやったりするのは面白いですね。無理ない範囲で。。。