持続化給付金の申請準備について

先ほど、クローズアップ現代をみて、フリーランスの方などで、自分が給付対象なのか分からない、手続きが複雑そう、といった方を見ました。
給付やら借入やら、何がどれぐらいあるのか分からない方は多そうですが、事業継続や自分が生きていくためにもこの給付をしっかり受け取るのは非常に重要だと思います。

小規模な会社をやっていることもあり、社会保険の申請や、補助金の申請などを全部自分でやっています。非常に分かりにくいし手間がかかると思っていましたが、結構慣れてきたこともあり、今回の給付についても結構分かりやすい、かつ書類もそこまで多くないと思っています。

ですので、今回の給付について自分が対象なのか、対象だとしたら何を用意すれば良いのか?についてのガイドを書いてみます。
あくまで経産省から発表された資料を元に、4/16時点で書いた内容であり、給付の関係者でもないので、あくまで参考までで、最終的には自己責任になりますので、よろしくお願いします。

これを書く目的は、対象かどうか不明で不安な人の不安解消や、担当部署への電話殺到などでの混乱減少などに少しでも役立てればと思っての記載です。

まず、経産省から発表されている持続化給付金については、上記のPDFファイルが経産省のHPに掲載されています。現時点では、これが情報の全てです。

まず、支給対象かどうかですが、経産省の資料に書かれているのはこちらです。

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法人だと最大200万、個人事業主だと最大100万円の給付ですが、法人は自分たちでできるだろう、とのことで、ここでは個人事業者にフォーカスしています。

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自分が対象かどうか、上記チェックシートで確認してください。
売上については、昨年の売上と今年の売上を比べれば良いので、50%以上減少かどうかは、わかると思います。
ここで最初に難しいのは、確定申告をしているのか、個人事業主の開業届を出しているのか、です。

ケースによって、「昨年は会社員で、今年から独立した人」などは昨年の売上がないけど、どう判断するんだ?などありますが、今後詳細が発表されると思います。

一番重要なのは、「2019年に確定申告しているか」というのだと思います。
している人は、昨年の売上を証明できる公式なものがあるので給付対象です。確定申告をしていない人を救済できるのか、で言ったら昨年の収入を証明できない、かつ収入があった場合は申告が必要になるので、結構難しいような気もします。
ただ、どこまで給付対象にするのか、どういった書類で確定申告の代わりにできるのか、は今後の詳細発表でまたわかると思います。
当たり前ですけど、確定申告などはきっちりやっておくことは重要ですね。

ですので、ここでは、
2020年のどこかの月の売上が昨年比50%以上の減少している、
かつ
②2019年に個人事業での確定申告をしている人、

向けのガイドになります。

では、申請に必要な情報、用意しておくものについて、です。

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書いてある情報はこれが全てです。
この③の帳簿等が、様式問わないというのが逆にやっかいですね。

【現時点で用意しておくと良いもの(個人事業主)】
①個人名義の通帳の写し
 
※事業で使っている個人名義の通帳です。例えば、生活費用と事業用の2冊ある場合は事業用です。

②本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
 ※後日詳細出ると思いますが、運転免許の両面のスキャンデータなどは用意しておきましょう。

③2019年の確定申告書の控え
 ※一番確実なのは、確定申告書に税務署のハンコがついたやつがあれば、それのスキャンデータが確実です。どの部分が必要か(全部なのか一部なのか)は後日出ると思うので、準備しておきましょう。

④減少月の事業収入額を示した帳簿等(様式問わず)
 
むしろこれがやっかいですね。でも、申請を受けた側が知りたい情報は、昨年の確定申告書と付け合わせて、ちゃんと2020年の売上が50%以上減少していることが分かる帳簿、が欲しいので、それを作りましょう。
今回のチェック項目は「売上」になっているので、勘定科目がどうとか、仕入れ金額がどう、とかは不要だと思います(あくまで現時点の情報から推測)

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基本的に今年の売上帳簿で良いと思います。フリーランスの人で作っている人はあまりいないだろうけど、、、上記のようなもので十分ではないかと思います。
※詳細発表で様式も決まるのかもしれませんが、現時点での推測で作ってます。仕事減って不安で過ごすよりも、できる準備をしておいて、仮に無駄になってもその方が落ち着くのかな、と。

昨年の売上確認と、50%以上減っているかの確認は、確定申告書の青色申告決算書の2枚目に月別の売上がありますので、それと比較するとOKだと思います。

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ここまで準備しておいて、あとはニュースを見ながら、詳細が発表されたら、それに従って準備していきましょう。
細かい部分ですが、スキャンデータとして用意しておくに当たっての注意点です。
・スマホ撮影よりもスキャンデータでPDFにした方が見やすいので、そちらの方が良いのでは?(コンビニでスキャンできます)
文字が見えにくいなどになると差し戻しとか再提出になると二度手間です。

・スキャンデータにした場合、容量を軽くしておいた方が良いのでは?○MB以内でのアップロードなどの制限があるかもしれないです。smallPDFで無料でできます。

もし、売上帳簿のデータが欲しい人などいれば、送ることもできますが、果たしてそういったことを勝手にやって良いものか、と逡巡しましたので、ここには添付しません。

今回、僕自身も法人の売上が昨年比で9割以上減る大打撃を受けていますが、そういった中で、申請する人が電話相談などの前にできるだけ準備できるものを準備しておく方が良いと思ってますので、これを書きました。

また、申請を受け付けた側の人が膨大な申請書をチェックするのだと思うので、その人たちが少しでもスムーズに作業できるためにも見やすい帳簿、ちゃんとしたスキャンデータの方が良いと感じます。

本当に大変な人も多いと思いますが、前向きな気持ちを持ちつつ、乗り越えていけるように、自分には何ができるのかといったことは考えていきたいと思います。

頑張りましょう〜

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