「年収が増えれば増えるほど幸せになれますか?」読書メモ

幸福学の前野教授の著書です。
他の本や、講義も聞いたことがあるので、内容は重複している部分が多かったので、メモ少なめです。

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WEB講義のメモはコチラです。
結構聞いてますね、好きみたいです。

「お金は誰にでも稼げるが、使うには教養がいる」

覚えておきたい言葉です。使う方が難しい。

優越感が幸せをもたらさない理由に、優越感の裏側には、必ず劣等感が隠れている。ことが挙げられます。

ルサンチマン ですね。自分の軸がある人は、99%においては謙虚になれるとの言葉も過去に聞いてメモしてます。

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マズローの自己超越欲求があり、「人のために貢献したい」「誰かの役に立ちたい」「人の喜ぶ顔がみたい」と思っている利他的なものであり、幸福度が高くなる重要な要素です。

フォーカシング・イリュージョン=焦点化の幻想。がある。
人は所得などの特定の価値を得ることが必ずしも幸福に直結しないにもかかわらず、それらを過大評価してしまう傾向がある。

日本がここまでお金持ちになっても幸福度が上がっていないことなどもこの1つですし、今の時代でも経済がもっと豊かになれば幸せになれると思っている人が多いのもこのフォーカシング・イリュージョンですね。
もちろんある程度はお金は必要ですが、当たり前ですが、お金は手段であって、目的ではない。お金が目的になっている人はイリュージョンですね。

昔の日本にあった「講」という仕組み。助け合いの精神。
2,000万持っている孤立した人より、200万ずつ持っている50人が、1億円の原資をもとにして助け合った方がいざというとき安心。保険と同じ考え方。

こういったものをテクノロジー使いながらうまく作れるといいですね。

人が歳を取ると幸せになる。
その理由の1つは、加齢で脳の動きが変化して、細かいことを考えるための脳の神経回路が衰え、全体的な事しか考えられなくなるから。

脳の劣化は残念ですが、余計なことを考える余裕がなくなり、結果幸せを感じやすいというのも、人の進化の面白さです。

年収が少なくても幸せになる10の方法
①他人のためにお金を使う
②モノより「体験」にお金を使う
③「自己肯定感」を持つ
④人と自分を比べない
⑤「感謝」して生きる
⑥助け合って生きる
⑦「創造性」を持つ
⑧成長する心を忘れない
⑨楽観的になる
⑩感性豊かに生きる

どれはできていて、どれができていないのか、たまに振り返ると良い気がします。




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