証券会社の投資信託を購入した話【失敗談】

7年前ぐらいの話ですが、証券会社で投資信託を買ってしまって失敗したとう話です。

当時僕もド素人で金融リテラシーもない状態でした。
父親からお金の一部を運用したいという相談を受けました。
今なら、アメリカ株連動のEFTとかで経費率0.04%、購入手数料無料の商品(VOOとかVTIとか)がいいんじゃいのかなーとかの提案もできるのですが、当時はそんなこと何も知らない状態でした。

今思うと本当にもったいない、、、と思いますが、父親の口座があるとのことで、みずほ証券の窓口に行きました。

で担当営業マンは感じのいい人で、どんな金融商品があるとかを教えてくれ、医療系の投資信託の商品がいいんじゃないかとなりました。

さらに、今なら現金10,000円キャッシュバック!みたいなキャンペーンもあり、まあ、この商品なら良さそうだねということになり購入しました。

で、この商品が購入時手数料3.3%もかかり、また信託報酬が1.98%もかかる商品でした。今なら絶対買わないですが、なぜか当時はそんなに気にせず購入していました。

1,000万預ける場合、投資信託を買うのに33万!!もかかり、商品が値上がりしようが値下がりしようが関係なく、1,000万(価値が変わらない場合)に対して19万8千円が毎年かかる!という商品でした。

そして、結果この商品を3年ぐらい保持したあとに売却して終えました。

父親は完全に金融系に疎い中、この商品が値上がりしたら少し喜び、値下がりしたら気を揉み、売ったらいいのか、売らない方がいいのかを気にしていました。

値下がりしているときに、証券会社に電話をかけて相談しても、「長期的に見れば上がると思いますよ」とか、なんやら説得されて持ち続けていました。

ただ、結局含み損が少し膨らんできたところで、父親の気がかりも大きくなってきて、損切りという状態で売却して終えました。

証券会社に払った手数料や、そもそも買ったときよりマイナスのタイミングで売ったので100万以上の損をしたと思います。

ただ、売ったあとには気を揉む必要もなくなったというのでだいぶすっきりしたとのことでした。

これを気に、僕も投資信託や株や、金融リテラシーなるものを学ぶために情報集めたり、自分でやったり、本を読んだりというのをしてきました。

ここで学んだ一番のことは、お金のプロにお任せという考えは完全に間違い。ということです。自分が金融リテラシーがない状態(もしくは中途半端な状態)で、プロの勧められるままに金融商品を買うというのは本当にダメだなと実感しました。

最近CMでも資産運用どうする?プロに任せてる、みたいなのがありますが、お金を気にしない人や、ありすぎる人はいいのでしょうが、丸投げすると知らぬまに搾取されているというのを自覚するべきと思います。

金融のプロっていったて、投資信託が絶対上がるかどうかなんて分からないですし、その人自身が買っている商品ならまだ信用できそうですが、結果、自分が儲かる(売上になる)商品を勧めるんだよな、、、という当たり前のことを学びました。

ということで、まとめると、

①対面式の証券会社などからは商品を買わない。(手数料高い)
②自分が考えて納得したものしか買わない。(プロは責任取らない)
③CMが多いとか、応接間が立派とか、目先のキャッシュバックとかにごまかされない(その使ったお金を顧客から取り戻すために手数料高い)

ということを学びました。

なので、今は僕は、ネット証券(楽天証券とSBI証券)でVOO(経費率0.04%で購入手数料無料のもの)を積立で買う、というのを中心にしています。

日本では金融リテラシーを学ぶ機会も少ないので、しっかり学びながら自分で考えて購入していく必要があると感じます。

健康のことと、お金のことは自分の人生を守ったり豊かにしたりするための根幹部分だと思っているので、そこを他人に丸投げするというのは非常にリスクが高いものだと改めて感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?