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3月読書記録

雑に読んでいる本もありますが、いろいろ読んでいるうちに、自分に合う合わないは結構わかるようになってきました。好みかどうか。

3月のBESTは「暇と退屈の倫理学」で、新しい本でもないですが、今のタイミングで読むからこそすごい面白かったのだと思います。10年前なら2ページでやめてたかも。

①黒い経済白書

面白かった度 ★★
人生の学びになる度 ★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★
正しいか正しくないかではなく好き嫌いで考えて嫌い度 ★★★★
読書にかかったお金 図書館で借りたので0円
総合評価 1.5/5点
著者を好きな人は好きな内容だと思うが、好き嫌いの問題で自分には合わない著者でした。最近の経済状況や国際情報を著者が読み解いていくのですが、バランス型ではないので、著者のファンは偏っていきそうだなとも感じます。まあ、好き嫌いの問題なので。図書館借りで良かった。

②実践日々のアナキズム

面白かった度 ★★★
人生の学びになる度 ★★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★
ルールは何がなんでも守らねばならないと思っている人におすすめ ★★★★
読書にかかったお金 図書館で借りたので0円
総合評価 3.5/5点
もっと性善説の考え方で良いのではないか?と思えるような本。人間の相互扶助、信頼、ということや、もっと自分で考える人が増えると、世界はより良くなる気がする。○○はルールだから守る(そこから先は考えない)。という考えが強い人が増えすぎたり、監視社会が行きすぎていると思う時に読むと良いと思う。少し読みにくかった。

③説教したがる男たち

面白かった度 ★★
人生の学びになる度 ★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★
男性のしょうもない一面が分かる度★★★★
読書にかかったお金 図書館で借りたので0円
総合評価 2.5/5点
期待していた方向性とは違ったため低評価。もっと、なぜ男はこうなのかというようなことを心理学や人類学的、進化論的なところから評して、男ってしょうもうない、という内容を勝手に期待していたが、いかに女性が男性から低く扱われきていたか(いるか)についてのエッセイ集だった。男性が読むのと女性が読むのでは共感が違うと思う、日々のちょっとした差別などを感じる人は本当に多いのだろう。自分が無意識的にそうしていないか、改めて振り返らねば。フェミニズムという言葉が早くなくなり、それが当たり前の時代になることを期待したい。

④不条理な会社員人生から自由になる方法

面白かった度 ★★★
人生の学びになる度 ★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★★
会社員でやきもきしている人におすすめ度★★★★
読書にかかったお金 楽天で968円で購入(28P)メルカリで830円で売却で実負担額393円
総合評価 3.0/5点
新刊かと思いきや文庫版で、過去に読んだ本だった。。。データや著者の意見などがあり納得できる部分も多々あり。読み物として面白いというよりは、ライフハック術の1つとして読むのがちょうど良い。会社員辞めようかなと思っている人の後押しの一冊。

⑤言葉のズレと共感幻想

面白かった度 ★★★
人生の学びになる度 ★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★
Newspicksの1時間対談などを本にした雰囲気度★★★★
読書にかかったお金 楽天で2,200円で購入(56P)メルカリで1,600円で売却で実負担額904円
総合評価 3.5/5点
対談形式なので、割とさらっと読める内容。著者が好きな人にはおすすめだけど、最初から最後までの伝えたいことは見えにくかった。

⑥資本主義の方程式

面白かった度 ★★★
人生の学びになる度 ★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★★
途中で出てくる方程式に対するアレルギー反応★★★★★
読書にかかったお金 図書館レンタルで0円
総合評価 3.0/5点
資産選好という考え方で富の偏りや格差拡大を読み解いていくため、その点は非常に納得できる。最初の章と最後の章を読むだけでも良い、というより中の章は方程式が多くてじっくり読むのを諦めた。

⑦ナラティブ経済学

面白かった度 ★
人生の学びになる度 ★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★
翻訳がめちゃくちゃ読みにくかった度★★★★★
読書にかかったお金 図書館レンタルで0円
総合評価 2.0/5点
内容の前に文章がめちゃくちゃ読みにくかったため、内容の判断しにくい。読みにくく、頭に入ってこず、読み飛ばす。そんな感じ。

⑧暇と退屈の倫理学

面白かった度 ★★★★★
人生の学びになる度 ★★★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★
日々なんとなく暇で退屈と感じている人におすすめ度★★★★★
読書にかかったお金 書店で通常価格880円で購入。本棚保管決定。
総合評価 4.8/5点
2022年ベスト3に入る本に出会ってしまった。繰り返し読みたい。必要なものを手に入れた後に、心の奥から出てくる「なんとなく退屈」とは何か、どう対応すると良いのか、満足もなく限界もない「消費」に向かうのではなく、受け取るには限界がある「浪費」に向かうべき、日々を楽しむには訓練も必要。「人はパンのみにて生きるにあらず」に対して、いやパンも味わおう、さらにバラも彩ろう、という言葉が刺さる。楽しむ準備や訓練をして、思考して、いざそれが来たら取りさらわれるように準備しよう。Wating For the Wave. 個人的必読書殿堂入り。

⑨101のデータで読む日本の未来

面白かった度 ★★
人生の学びになる度 ★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★
そんなに目新しい情報はなかったです度★★★★★
読書にかかったお金 図書館でレンタル0円
総合評価 3.0/5点
個人的な好みとして、著者の想いや感情が溢れてくる本の方が好きらしい。データで淡々と話す本は好きではないらしい。感情論だらけの学者なんかはダメなのだろうから、これは好き嫌いの問題。データから日本の未来に対する危機を提言していて、わかるのだが、どうしても「経済面」からの視点になる。経済成長=日本人の幸せ。という方程式は崩壊していると感じているため、日本経済を復活、再生させようとする提言にも共感できず。アナキズムの相互扶助や、経済成長後の社会のあり方論の方が好き。

⑩共有地をつくる

面白かった度 ★★★★
人生の学びになる度 ★★★
お金稼ぐのに繋がる度 ★★
私有にこだわりが強い人におすすめ度★★★★★
読書にかかったお金 楽天のポイントで購入0円
総合評価 4.0/5点
著者の実体験に基づく考えが書かれており、非常に共感する内容が多い。
ビジネス、資本主義、お金とそれに縛られないコミュニティのあり方などを試行錯誤しながら実践してきた内容が書かれていて、非常に勉強になることも多い。私有を捨てることによって、もっと自分が楽しく生きられる、そう思える内容。読むは易し、行うは難し。

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