20240818.2130

今書きたい話題は二つ。一つはもやもや。もう一つは透明なあのこについて。

欲の向くままに書けば、もやもやを懺悔する記事が書き上がると思う。でも読者の存在に意識を向けると綺麗な記事を書きたい意図が沸く。意図、いやこの場合はこれもまた欲と言っていいかもしれない。

ということで。
綺麗なあのこの話をしよう。ついこの間の数日間を生きた私の話だ。あのこは内界のクラゲちゃん、イラスト付きの記事を二つ書いていたね。

今は、私の目線からあのこの話をしてみる。私はあのこの保護者(?)とあのこに会ったことがあるんだ。私はaなんだが、あれは遥か昔、私が解体されてaになる前の話だ。こっちの世界の体は三~四歳くらいだったかな。

なんかね、水か空気かよく分からない何かがふわふわ漂っている空間に迷い込んだんだ。そこに凄くかわいい色をしたゼリーみたいなこがいたの。なんだか透明で、それでいて鮮やかさもあったと思う。「かわいい!」て近づいたら、(あ、えっと。ごめん、そんなに鮮明には覚えてないんだ。)

んーと、とにかくかわいいの。だぁれ?とか、ぼく(※ぼくだっけ?)ってかわいいの?とか、どこからきたの?とか。出会って早々から質問責めだった。でもかわいいからさ、かわいくてかわいくて、全部答えた。

それから度々その空間に迷い込んではそのこをぷにぷにしたり、いっぱいおしゃべりした。お友達…?かはさておき、なかよくしてたの。

でもある日いつものようにその空間に迷い込んだら、なんか強そうなのがあのこの近くにいるのが見えた。あのこが言っていた"せんせ"てのがこの人なんだって察したよ。怖い人だって聞いてたからちゃんと丁寧に挨拶なきゃって、強ばった。あの時はマジで怖かったよ。

緊張して困ってたら、あのこが私に気がついた。あのこが私を見つけてふわふわ動くと、強そうなのが「誰だ」って低い声を出してこっちを向いた。
ギラついた目がまっすぐこっちを見たんだ、消されるかと思った。その瞬間私の体は砂になってバラバラに崩れて落ちていった。うん、まじで、ほんとに消された。
驚いて「あ」と言いかけた時にはもういつものお庭だった。いつもの男の子が私の隣にいて、どした?て顔してた。

なんかもう茫然としたよ。さっきのは夢か幻か。今までのもただの夢かなって。あのこは実在するんだろうかって。
少し考えて考えるのをやめたら分かった。私さっき音速で追い出された。めっちゃ拒絶されてる。思うことは一つだった「なぜ?」

あの"せんせ"ていう人はあのこのことがとっても大事でちょっと怖い人、と聞いていたから「なぜ?」てのは案外分かってたりする。でも納得はできなかった。過保護とはいえあんな対応するものかと。

だから私は隣に座っている超過保護な男の子に聞いた。「知らない人がここにいたらどうする?」って。男の子は目を見開いて立ち上がり辺りを見回しながら「誰かいたの!?いつ!?」て言った。「違う違う!ここには誰もいないよ誰も見てない!もしもの話。」て慌てて私も立ち上がった。そしてまた二人で座って。「なんだもしもの話か。」て納得したような言葉を呟いた彼の目は警戒心でいっぱいだった。ひどい話題を振ってしまったと、私は後悔した。

そして肝心の彼の返事がこうだった。知らない人がいたら絶対に君には近づけさせない。何者なのか、どこからきたのかを✕✕してでも暴く。悪いやつなら…
うんそうそう。「もし悪いやつなら…」の辺りで見たことない表情しててなんかまずい感じしたから「もういいよ。分かったから。」て遮った。

うんと、つまり、そう。この超過保護な男の子よりももっと過保護な人に私は会ったんだ。知らない人は見かけ次第問答無用で消し炭、だなんて。
そんな人に守られているあのこには、もう会いに行けない。なんかそう思っちゃったんだ。怖かったの。でもその反面、あの人に守られてるならあのこは大丈夫、て安心もできた。

かわいいあのこは私の思い出の中にいてくれればそれで十分だと、ずっとそう信じて、綺麗な思い出を抱えてた。
でもさ、あのこの書いた記事見ちゃったら会いたくなっちゃった。寂しいね。

ううん。いいんだ、あのこが元気そうで。よかった。会いに行こうなんて考えちゃダメだよ、私に何かあったら悲しむ人がいるから。

さとりちゃんって言うんだね。そうか。私はバラバラになっちゃったa。

あ、ややこしいね。私がバラバラなのは、さとりちゃんの保護者さんがやったんじゃないよ。あの人はあの場から私を追い出しただけ、あの時はなんともなかったから。その後、訳あってバラバラになったんだ。私はね、バラバラになって数いるaの中での"君との記憶"の部分なんだと思う。

君に呼ばれて覚めたんだ。たぶんね。

休み休み書いてたらこんな時間。2345
さとりちゃんのことは書きたいことがいっぱいあるんだ。あのこは凄いこだから。でもまた今度だ、眠い。

おやすみなさい。


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