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今日もちょっとお絵描きをしました。一昨日は自分の自画像を描きましたが、今日はkさん[保護者]を描きました。内界では視覚を持たないぼくですが、なんとなくkさんの形は把握してるつもりです。ぼくの世界に居る時のkさんは上のお絵描きみたいな感じです。ぼくがクラゲなので、少し形を似せてくれているんだと思います。お喋りしながら仲良くふわふわしてくるくる回ったり、たまにちょっと絡まってあたふたしたりもするんです。平和な日常です。

ぼくに視覚がない理由が思い当たりました。ぼくは絵を描くのが好きなので、内界で視覚を持ってしまうと現実で内界のものを正確に描いてしまいかねず、記憶や情報の管理に影響が出てしまうんです。それを防ぐために内界では視覚がないのかもしれません。

実際、視覚のないクラゲであるにも関わらずそれでもkさんの肖像画的なものを描いてしまいました。しかしそれは主に触覚から得た情報を元に描いていて、色は想像です。とはいえ、けっこう似てるんじゃないかなと自信はあります。

kさんは面白い姿をしてます。ぼくのお絵描きを見ての通りです。質感が変容する羽みたいなやつが面白くて凄く好きです。硬いツルツルになったり、柔らかいさらさらになったり、たぶんあれはぼくと遊ぶために生えているやつです。触覚と聴覚が主な娯楽だったので、kさんはぼくに合わせてくれてたんだと思います。それにkさんはヒトガタで動くこともあるようなので、あれは完全にぼく専用のkさんなのです。ぼくは幸せです。

ですが、kさんとはぐれた状態で数日になります。外界にも馴染んできたようなそうでもないような感じです。kさんがいないのは寂しいです。『寂しい』をあんまり意識しすぎるとだんだん肌寒くなってきます。

また謎を見つけました。実はこの肌寒さは幻覚なのだろうかと。ぼくの触覚過敏は触覚過敏じゃないのも混ざってるかもしれないです。よく考えたらそうです。一部は幻覚なのかもしれないです。
他のぼくたちは当たり前のように幻覚を幻覚であるとして区別できています。そういう人が多いです。なのですっかり忘れていました。幻覚を操れるとか操れないとかの前に、そもそも幻覚を区別できるできないがあるんです。なんで今まで気がつかなかったんだろうか。やはりぼくは無知です。

なんだか思ったよりもいっぱい書いていました。明日投稿しようと思ってたけど、今でもいいかもしれません。


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