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2023ベスト集

今年ももう終わるらしいね。振り返れば振り返るほど苦しい思い出ばかりで悲しい。でもそれでもそんな中でもわたしはちゃんと好きを見つけられたよ。今年の好きを紹介します。

【ベスト音楽】【ベストライブ】
これは別で書きます、大事だから

【ベスト短歌集】
今年は短歌の年といってもいいかもしれない。給料日の夜、本屋さんでずっと書いたかった短歌集を買った日のこと今でも思い出せる。寝る前にページをめくるのが好き。

・これより先には入れません
/木下達也、谷川俊太郎

木下達也さんの「あなたのための短歌集」はいうまでもなく素晴らしくてそこから短歌が好きになりました。私の家にはなくて、たまに借りて読んでいる、手に入れたいけど家にあったら毎日読んでしまいそうだよ。

そんな木下達也さんと、谷川俊太郎さんの対詩、「これより先には入れません」という看板の写真から詩を送り合って一冊の本を作り出すという形式で書かれたもの。

谷川俊太郎さんから始まるのだけれど、「これより先には入れません」からなぜこの詩がかけるのだろうと不思議なくらい素敵な詩から始まる。思考回路とか感性をのぞかしてほしい。

何かを期待するのは人という生き物の悪い癖

これより先には入れません

巻完には木下達也さんの「ひとり感想戦」が記載されていて、谷川俊太郎さんの詩の考察だったり、なぜ木下達也さんはこの短歌を書いたのかだったりが知ることができる。

そんな短歌の裏側までをみることができる一冊でした。日本人で良かったよ。

【ベスト小説】
本を読むと世界に入り込めるというのはこういうことなんだと分かった。電車で会社に行くのは苦痛、電車に座ってただ待っている間、嫌な場所に連れて行かれる感覚になる。歩きなら自分の意思があるけれど電車はそれが薄れてしまって。そんな中で本を読むと嫌な気持ちを忘れることができた。本に集中したらそんなこと考えなくてすむ。

もちろん現実を忘れさせてくれるのとは逆に現実を見せてくれることもある。本を読み終わった後、私に置き換えて考える。私だったらどうするんだろう、どう思うんだろう、そういう自分を確かめる時間。


・雲を紡ぐ/伊吹有喜
主人公の女の子と自分が同じすぎて読んでて苦しかった。主人公が本の中で言われる言葉と全く同じことを言われたこともあるし。周りの人はこう思ってるんだなとも思った。

それと同時に私だけじゃないんだなとも思った。だれにでも不安とか葛藤とかがあって、一緒に生きてくためにはそれを和らげあう必要があるんだよね、とそんな優しくてあたたかい気持ちになれる本です。

【ベストご飯】

・フルーツカレー/好きな人
これ本当に美味しい。好きな人が作ってくれるというだけで全部美味しいけれど特にこのフルーツカレー美味しいすぎる。

カレーとフルーツって合わないでしょと思っていたけれど、すごい、フルーツが溶け込んでてジューシーで美味しい。私が大好きなナスも、なんていう味かわからないけれど最高なんだよね。あと粒のブラックペッパー美味しい。1番好きな調味料かもしれない。

いつかお店出してほしいな。毎日通うよ。

【ベスト場所】
・家/わたし
今年の2月にお引っ越しをした。前の家より広くなって家具も自分の好きなものに合わせた。

去年までは家は寝る場所という感覚だった。家に1人が好きじゃなかったし毎日予定が埋まることが嬉しかったように思う。

今年は逆に家で過ごすのが好きになった。土曜日の朝ゆっくり起きて好きな人とお昼ご飯を食べに行って家に帰ってお昼寝をするのも、日曜日の朝お昼より前に起きて洗濯をして部屋を片付けて夜自分のためにご飯を作るのも、生活をしているのを感じるのが好きだった。

来年は加湿器とクリスマスツリーを買うんだ〜

以上、私のベスト集でした
来年も自分の好きを大切にしていきます
1年ぶりに実家に帰ってたくさん犬を吸ってくる

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