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#26【経過報告】通院終了。沈黙の約2年について。


久しぶりの更新となってしまったこのマガジン。

治療や回復に関して目処がつき、
様々な物事について事実と責任をもって発言できる状態になりましたので
ここから改めて更新していきたいと思います。

自然消滅は嫌なので、
時間はかかりますが
できる限り詳細に、さいごまで遺していきます。


前回の状況報告は1年10ヶ月前。
2年近くの時が流れてしまいました。

今回の更新では
約2年前から現在までの簡単な経過と現状について記します。

そして今後細かな物事について記していきます。


2021年2月、
2022年度をどのように過ごしていきたいか
考えを深めた時期。

このまま体感40%回復の装具あり生活を続け
更なる神経回復を待つか、
手術をして細工を加えることで
装具なしの生活獲得に向けて動くか。

翌月3月、僕が選んだのは後者でした。

この時点で舞台出演を2作品控えていたので、
2本目の出演が終わったら
なるべく早く手術をして
改めて治療とリハビリに専念し、
年内にはある程度状態を落ち着けたい
と考えていました。

4月、5月に1作品ずつ出演を終え、
5月中旬、腱移行術を受けました。

そこから1ヶ月ギブス生活を送りましたが、
アクシデント続きで
車椅子生活を選択せざるを得ない状態となり、
自力では家から出られない状態になってしまった為
這うようにして生き、
ひたすら引き篭もっていました。

7月下旬
漸く松葉杖なし(装具あり)の状態まで回復し、
自力で外出したり
電車に乗ったりできるようになりました。

そして8月下旬、
この時点ではまだ身体に馴染んでいませんでしたが
遂に装具なしで生活できるようになりました。

そこから10月上旬まで通院リハビリを続け、
日数満了に伴いリハビリ終了。
以降は定期受診のみとなりました。

2021年10月から2022年9月までの1年間は
普通を装う一方で
自分の状態を改めて認識すること、
受け入れることで精一杯でした。


再び転機が訪れたのは2022年10月、
翌月に控えた舞台出演に向けて
健常者と同じ動きをするためにはどうしたらいいか
試行錯誤している時でした。

今までできなかったり苦戦していたりしたことを
「こういう風に身体を使ったらできる(誤魔化せる)」と
知らず知らずのうちに身体が順応していたことと
変化に気付けたことで
もう一度、更なる向上を求めて努めようと、
心身が現状にやっと追いつきました。

そこからは自分なりの“苦しくならない方法”を探し、
身体づくりを再開させることができました。


そして先月11月下旬、
「これからは有事受診でいいでしょう」と
主治医からのお墨付きを頂いたことで
約2年8ヶ月に及んだ病院/通院生活が幕を閉じました。


これが空白期間の主な流れです。


結論を述べますと、
普通とは異なる状態になってしまったけれど
装具なしの生活に戻ることができました。

もう一度、自分の足だけで
思いっきり走ることも泳ぐこともできます。

昨シーズンはスノボにも行けました。

本来できた当たり前のことを
少し違う形で再びできるようになりました。


ここまで回復できたことは、
不幸中の幸い、なのかもしれません。


でも、これだけは自信をもって言えます。

医師の素晴らしい力、
信頼できる医師・PTさんからの助言、
そして現状から目を背けても
自分と向き合うことを辞めずに
少しずつでも行動を重ねてこられた自分の力が
この状態まで連れてきてくれました。


特に長期入院からの退院後、
元々誰かに相談するタイプの人間でもないけれど
環境的にもひとりで居る時間が圧倒的に増えた結果、
本当に誰にも何も話せなくなってしまい、
不安に溺れ、
ひたすら、苦しかったです。

「誰か助けて」と内側が叫ぶ反面
「自力でがんばれ」と打ちのめすことしかできず
心身共に相当ボロボロだった時期もありました。

やがて涙すら出なくなり、
感じられていた感情/感覚を失いました。

それでも、ひとり、耐えること、
向き合うことを選択しました。

声やことばにできなかったことが、
僕の弱さです。

今こうして笑えているから良いけれど
それはあくまで結果論。

もし今、
孤独に必死で耐えているひとがいるならば、
あたたたかくして、
すきなものだけでもいいからたべて、
なるべく居場所を明るくして、
お互い程々に、生きましましょうね。

貴方のさいわいを祈らせてください



次の更新以降は、装具や手術など
深度のある物事について記していきます。

すべては、いつかの、誰かのために、
届きますように。

お久しぶりでした。
お待たせしました。

今暫く、お待たせします。

このサポートは、基本的に、僕の、お勉強や、成長の為に、使わせていただきます。 キモチと、キモチが、交われたら、、よしなに。