mClassicとXOLORspace 46421Sで最高画質な動画配信の視聴環境を作ろう
4Kモニターを買ってから動画配信の視聴環境でアラが気になってしまって仕方ないです。これは4Kモニターに対してSDや、1080Pの動画を再生することで問題になるならアプコンを通せばいいじゃない!というのでmClassicを購入したのが前回です。
前回の比較を見て分かる通り、mClassicでも4Kをソースにしても補正はかかりますが、やはり1080Pと比べると荒いことがよくわかります。
この視聴環境は普段は作業に使うMac環境のため常時1080Pにするのは難しく、またアニメを見る時だけ解像度を変更するというのも面倒なため、なかなかmClassicを最大活用できているとはいえない状態です。
そこで4K to HDにダウンスケールできれば作業環境を維持しつつ、アニメも見れるのではないか!ということでダウンスキャンコンバート機能を持ったHDMIスイッチのXOLORspace 46421Sを購入しました。
XOLORspace 46421S
XOLORspace 46421Sは4入力、2入力を持つHDMIスイッチです。光出力とRCA出力もサポートしており、HDMIの入力から音声を分離することも可能です。
特徴的なのが出力の片方、もしくは両方を4Kから1080Pにダウンスキャンコンバートする機能です。
つまりXOLORspace 46421Sで4Kを1080Pにダウンスキャンコンバートし、mClassicで1080Pを4KにアップスキャンコンバートすることでmClassicを最大活用した綺麗な動画配信の視聴環境を作れることです。
SDの比較
今回の比較ではどちらも解像度は4K、mClassicは有効にした状態で、XOLORspace 46421Sでのダウンスキャンコンバードだけを切り替えています。
再生に使用したのはAmazon Primeのまほろまてぃっく(SD)での比較になります。
これは比較のための元が悪かった気はしなくもないですが、全体としてぼけぎみだったのがよりシャープになりmClassicの効果がでています。
1080Pの比較
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08SJ4KX25/
再生に使用したのはAmazon Primeの無職転生(1080P)での比較になります。
こちらもダウンスキャンコンバートすることにより線が強調され、全体として引き締まった印象が出るようになりました。
XOLORspace 46421Sの問題点
比較の結果としては4Kそのままのものより、1080Pにした方がよりよい画質になりました。
しかし、前回のmClassicでの比較と比べると思ったほどの効果がでていないなという印象があります。
その原因の一つとしてはダウングレードが汚い可能性です。
この画像は撮影時のピントがあっていない訳ではなく、実際にこのように文字がぼけてしまいます。解像度を1080Pにしたときにはもっとくっきりと読めるためXOLORspace 46421Sのダウンスキャンコンバートの性能が低いのではないかと疑っています。
そのため今回の比較ではジャギー 的な話ではなく、ぼけの話に終始していた可能性が高いです。
XOLORspace 46421Sの良いところ
という訳で動画配信の視聴環境としてはまだ足りないというところはあるのですが、XOLORspace 46421Sを買って失敗したかというと全然買ってよかったと思っています。
元々利用していたRATOC SystemsのHDMIスイッチでは出力の切り替え時にMacのディスプレイ認識が切れてしまうという問題がありました。それに対してXOLORspace 46421Sでは出力を切り替えてもディスプレイの認識がそのままになります。
とても地味な話なのですが、これによって出力を元のMacに切り替えたときに反応が遅い、配置していたウィンドウが崩れるという問題がなくなりとても快適です。
XOLORspace 46421Sの総評
ダウンスキャンコンバート目的では少し微妙ですが、HDMIスイッチとしてはとても優秀なため、そちら目的であれば購入をおすすめします。
個人的に古いアニメを見るときはノイズの低減、発色の補正なんかもあった方がよいなぁと思い始めてきているので専用のWindowsマシンを組んでしまった方が早いのではないかと考え始めています。
Fire TV → HDMIキャプチャ → Windows → HDMIキャプチャ → Macな形にしてWindowsで補正しまくるというのが一番安く済むのかもしれません。
2020/02/13追記
検証方法を間違えてました。
Mac miniから4K60Hzで出力した場合、XOLORspace 46421Sでは1080P60Hzで出力されます。しかしmClassicでは1080P60Hzは1080P120Hzで出力されるため4Kディスプレイでは1080P120Hzで出力されていました。
そのため1080Pを4Kに拡大するためぼけが出てしまっていたというのが今回の比較の現象だったようです。
Mac miniから4K30Hzで出力すれば、XOLORspace 46421Sで1080P60Hzに変換され、mClassicでは4K30Hzで出力できることになり、mClassicレビューのような効果を得ることができます。
つまりXOLORspace 46421Sは悪くなかった!
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