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喜怒哀楽から生まれる集中力

北京オリンピックを見ていてメンタルトレーナーの視点から注目している選手達がいます。
それはカーリングのロコ・ソラーレのメンバーです。

彼女達の試合を見ていて目立つのが喜怒哀楽の感情表現です。
そして、ここぞという時に発揮される集中力です。

アスリートは、集中することを意識するあまり表情がこわばったり、集中しようと考え過ぎることで意識が分散してしまっていることもあるのですが、ロコ・ソラーレのメンバーを見ていると自分の感情を素直に表現していて、それがメンタルの不安定さとしての喜怒哀楽ではなく、自然体として表れている喜怒哀楽のように感じます。

そして、自然体だからこそのパフォーマンスの誤差が出ているところもあるかもしれませんが、悔しさや悲しさを溜め込まずに表現しているからこそ、ここ一番の集中力が生まれているように見えます。

極限の緊張感の中でパフォーマンスが発揮できる理由

アスリートは、負けられないというプレッシャーで脳内でノルアドレナリンが出ている状態で、尚且つ脳内でドーパミンが出て勝利への期待感や挑戦心を持つことができている状態が、絶妙なバランスで拮抗している時にハイパフォーマンスを発揮できると言われています。

ロコ・ソラーレのメンバーを見ていると、プレッシャーが掛かった状態でも気負いは感じられず、勝敗に対して素直に喜怒哀楽を出して挑戦することを楽しんでいるように思えるのです。

実際のところは彼女達に聴いてみないとわかりませんが、試合をしている様子や試合後の感情表現を見ていると、彼女達の心の中では他のアスリートの参考にもなるような理想的な精神状態が生まれている時があるのではないかと感じます。

もう数時間後には決勝戦が始まりますが、彼女達の様子を見ていると決勝のプレッシャーを力に変えて最高のパフォーマンスを発揮してくれるのではないかと期待しています。

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