仕事なんかいいから価値を産み出せシリーズ④「神の見えざる手」現象の解説

 結果を残すことは素晴らしいことだ、きちんとした成果を残すことは素晴らしいことだ……それはおそらく学校時代のテストの延長として仕事というものが捉えられているんじゃないかと思う。売り上げを伸ばすことは、果たして本当に素晴らしいことなのか?本当にそれは、まるで足し算でもするかのように積み上げられたほうがいいものなのか?それは手放しで喜ばれるに値するようなものなのか?100点取ったら喜ばれるように、それは本当に100点の結果を残したらいい結果だと言えるのか?

これは突き詰めて考えられる必要のある問題である。またここでの話の方向性も従って「成果を残すことは決していいことだとは言い切れない」ということを言いたいってことになるわけだ。

これは結論でもあるから、ここで話を終わっても全然いい。「確かにその通りだ!」となるならこの先など読む必要もない。100点満点は100点満点にいいってほど、この世界は単純にできてはいないのである。

 以下はそれをかみ砕いてみただけの話である。

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