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日記

特に何もないので昨日の僕の1日を紹介します。

朝5時に目が覚める。実際に5時だったのかは覚えていないが、いつも5時くらいに目を覚ますので今日もそうだったのだろう。

いつもと違うのは、目覚めてからなかなか起床できなかったことだ。
シンプルに室温がメチャ低く、布団から上半身を出した途端に円盤生物ブリザードよろしく凄まじい寒暖差に襲われた俺はたちまち布団に戻ると、そこから動けなくなってしまった。
とはいえ、今日は朝からバイトがある。このまま布団に潜り続けるわけにもいかず、意を決して飛び上がった。

寒い。全身が急速冷凍されるのを感じる。ターミネーター2の液体金属のやつもこんな気分だったのかな...と思いを巡らせつつ、俺はさらに勇気を振り絞り寝間着を脱ぎ捨てた。
今までとはレベルの違う寒さが全身に突き刺さり、思わず悲鳴をあげそうになる。
一刻も早く服を着なければ俺はこのまま氷の彫刻になってしまう。できれば佐伯祐三の絵画の隣に展示してほしい。ルーヴルなんて贅沢は言わないから...などといった下らない考えは、俺の眼前に突きつけられた事実にたちまち吹き飛ばされた。

服が、無い。

俺はバイトの前日の夜はいつも着替えを用意してから眠りにつくのだが、どうやら昨日は用意を忘れてしまったらしい。
人間なんてそりゃ忘れることもあるよな。絶対に許さない。

凍りつく裸体をジャイアントロボ並の俊敏さで動かし、山積みの服の中から作業着を探す。
人間は過度に寒冷な環境下に置かれると体の働きにより体温が上昇するため、雪山で死んだ人は服を全て脱いだ状態で見つかることがよくあるらしいが、今の俺は着る服がなくて全裸なだけだ。
あまりにも惨めである。穴がなくても無理やり作って入りたい。自演乙の膝を喰らう青木真也の気持ちが今ならわかる。
脳内でDREAMライト級王者が崩れ落ちるなか、俺はやっとの思いで作業着を見つけ出し、全裸独身男性から着衣独身男性にランクアップした。

青木真也選手は1/28(日)に有明アリーナで開催されるONE165でセージ・ノースカットと対戦予定です。
みんなで青木選手を応援しましょう。

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