書籍解説:ミシェル・フーコー『狂気の歴史』(新潮社)-序文-ガリマール版(p17~18)

(*「ガリマール」とは、フランスを代表する出版社である。Wikiで知った。ガリマール出版社 - Wikipedia
 すでに『序言』があるのに、さらに『序文』を書くことについて、著者フーコーは「私はそれが嫌である」と述べる。いったん完成した「書物」に対し、新たな記述を加えることで「書物が二重になる」のが嫌だというのだが、やたらと記述が難解で理解できない。
 最後に、「結局序文を書いたじゃないか」というセルフ突っ込みをして、それに対し「少なくともそれは短い」と言い返している。何かのジョークなのだろう。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?