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【全文無料】もっと知りたいホルスキマイラ(今期使用した雑感等)


こんにちは。

1月からの新制限も発表され、今期の遊戯王も終わったので、今期使用したホルスキマイラというデッキの紹介および考え方をまとめてみました。

こちらのnoteはこのデッキにおける私の師匠であるいごまゆさん(@igomayu)監修の元作成しております。

基本的な部分はいごまゆさんのnoteや、以前私が出した動画をご覧いただけますと幸いです。

いごまゆさんnote

デッキ紹介動画


こちらのnoteでは上記の記事・動画よりもより踏み込んだ実践的な内容・使用して大会で勝つためのプレイなどを書いていきます。



自己紹介

私kintaは現在関東でプレイヤーとして大会に出たりしています。

また、古巣の福岡にたまに帰ってkinta CSという大会を開いたり、福岡でも大会が開催されるよう協賛大会を企画したりしています。

私の主催大会や協賛大会では一部対戦を撮影し、YouTubeで公開しています。

kinta CS YouTubeチャンネル

また、上記のチャンネルではその他ご協力いただける大会も撮影させていただいております。

その他、私含め仲間内で対戦動画を撮影し下記YouTubeチャンネルで公開しています。

kinta channel YouTubeチャンネル

是非ご登録いただけると嬉しいです。

ホルスキマイラ入賞歴

今期ホルスキマイラを使用していくつかの大会で成績を残すことができました。

太陽CS(20231021)4位

太陽CS(20231111)優勝

太陽CS(20231126)優勝

つりおCS(20231217)準優勝

YACS大宮(20231223)ベスト6


もちろん負けた日も普通にあります。載せてないのは僕の臆病な自尊心によるものですが、勝った日と負けた日は大体半々くらいだと思います。

とはいえ勝てたのが一回二回ではないことから、たまたま運が良かっただけではないと言えます(多分)

このデッキを選択し得る理由、強み(来季は戦えるのか)

まず、今期はレスキューや炎王を始めとする炎属性環境でしたが、制限改訂を見る限り、来期もおそらく炎属性環境です。

そこでこのカードが機能してきます。


深淵の結界像

結界像は1枚初動+融合等で出すことができ、要求値はそこまで高くはありません。

また、コーンフィールドコアトルや融合+ガーディアンキマイラの存在から、対象を取る妨害にも強く出られますし、また合成獣融合が速攻魔法なためアクセスさえ出来ていればエスケープも容易です。

また、ガーディアンキマイラやマグナム・ザ・リリーバーの存在から盤面に触る手段が豊富にあり、後手からもまくれる可能性は大いにあります。

そもそも融合デッキの特性上、打点のあるモンスターを並べることは難しくないので、戦闘+効果破壊でかなり相手の盤面に触れるのは大きく、
それを考えると、相手目線では融合というカードに無効系の妨害をうたなければいけない可能性もあり、召喚権を使うことなく1:1交換に持ち込めます(それで融合出来なくて普通に負けることもありますが)。


基本構築(固定枠&自由枠)


まずはこのデッキの必須枠の紹介です。


必須と思える部分

これを見るとかなり必須枠が多く、自由枠の少なさに少しだけ悲しい気持ちになります。
ここから棺やパッチワークを足したり、手札誘発や超融合等を足していく感じです。

それではカードの紹介、採用理由、それぞれプレイに気を付ける部分等をしていきます(手札誘発や指名者等は割愛します)。

メインデッキ

・ミラーソードナイト


ミラーソードナイト

このデッキの核です。1枚初動です。
自分ターン、相手ターンでリリース効果を使ってめちゃくちゃにアドを生みます。
有翼幻獣キマイラがフィールドにいることで、フィールドのモンスター効果を無効にできます(破壊はしません)。
妨害効果も決して質が高いわけではないものの、十分な性能を持っているので、まじでこのカードにおんぶに抱っこって感じです。

ミラーソードの初動に灰流うららを貰うと途端に全てが終わってしまうことがあるので、ケアできるならケアし得です。
また、特性上墓穴の指名者にめちゃくちゃ弱いので、場合によってはリリース効果を使わず、フィールドに留めておくこともあります。

幻想魔族特有の謎の戦闘破壊耐性(お互いに)があるので場持ちが良く、裏守備セットしてETEDを凌ぐこともあったりします。
なおこちらからも戦闘破壊できないので、リトルナイトを突破できません。過去に私の勘違いで戦闘破壊してしまったリトルナイトの皆様、本当に申し訳ありませんでした。

戦闘破壊はできないものの、打点が1900と下級にしては高く、リクルート効果はバトルフェイズも行えるため、バトルフェイズ中に効果を使って追撃することもできます。リクルート先の最高打点はガゼルの1500です。

・コーンフィールドコアトル

コアトル

こちらもミラーソードナイトに繋がるため1枚初動となります。
常にコアトル→ミラーソードにいくわけではなく、融合や別の初動を持っていればサーチ先をガゼルにしたりもします。
有翼幻獣キマイラがフィールドにいることで、対象をとる効果を無効にして破壊します。妨害というよりはこちらのカードに実質的に耐性を与えるようなイメージです。
バフォメットの2枚サーチ効果に撃たれる泡ヴェーラーをケアするのに使用したり、後手からまくる際はレスキュー罠や神碑魔法、また墓地の咎姫効果なんかもケアするのに使ったりします。めちゃくちゃ強いです。

なお、コアトル初動はドロール&ロックバードに弱いが泡ヴェーラーに強いというじゃんけんのようなシステムになってます。

・幻爪の王ガゼル

ガゼルは1500って法則があるのか

準初動カードです。
召喚時、融合素材時いずれも異なるサーチ効果を持ちます。
召喚時効果を説明する時に「モリンフェンとかサーチできます」って言ってるんですけどいい加減寒い気がしてるのでやめようと思ってます。
また、ガゼルの存在によって幻想魔族の新規=キマイラの新規となるわけですが、一向に強い幻想魔族が出てきません。

ミラーソードと同じく召喚権を行使するモンスターですが、ミラーソードと違ってうららを貰っても場に残るため、融合系のカードを持っている場合はミラーソードではなくガゼルを優先して召喚する場合もあります。

また、ミラーソードと違って相手目線からするとうららをやや撃ちにくい(ミラーソードやバフォメットの存在や場には残ってしまうこと)ため、相手のハンドや理解度によっては合成獣融合にアクセスできる可能性もあります。

キマイラを構成するカード群の中では2番目に打点が高く、1番打点の高いミラーソードは戦闘破壊ができないため、戦闘破壊をする場面においては1番打点の高いモンスターとなってます。ふざけてる。

ちなみに融合素材となったときの効果はどこから融合素材となってもよいため、烙印融合からリンドブルムを出すことでコアトル、ミラーソードをサーチし初動とする烙印キマイラなるデッキもありましたが、その烙印融合が制限カードなためちょっと構築が難しくなっています。

・大翼のバフォメット

バフォメット

基本的にミラーソードから出す先で、召喚時に2枚のカードをサーチでき、融合素材時には墓地の幻想魔族を蘇生できます。
レベル5だしデッキから出す先なので一見2枚積みでよいカードにも見えますが、現状では3枚必須のカードと認識しています。

キマイラというデッキはリソースが循環するように見えて、実は早々にデッキからリソースが枯れてしまいます。
短期決戦であればそのリソース切れを気にすることはないのですが、比較的やり取りをしていくため、3枚目があるのとないのとではプレイの幅が異なってきます。

また、ホルスの採用によりバフォメットをアドバンス召喚する手段も増えたため、素引きしても良い可能性があります。
また、このカードは悪魔族のためデスキャスターに対応しており、幻獣魔王バフォメットから落として蘇生するといったプランも存在します。
一応エッジインプチェーン・深淵の結界像とは種族属性が同じなため、ガルーラにすることができるのは覚えていて損はないです。
逆に言えば、相手ターンに深淵の結界像を出したとしても、バフォメットを残してしまうと超融合でガルーラにされて突破されてしまう可能性が高いので、基本的にバフォメットと深淵の結界像は両立させないように注意します。

また、深淵の結界像がいる状態でミラーソードからリクルートできるモンスターのため、バトル中の追撃が可能です。打点1400ですが(超融合には注意)。


・大陰陽師タオ

カエルみたいな顔なのかと思ってました

後発組の幻想魔族で、墓地に送られると幻想魔族を蘇生できます。
融合バフォメットで墓地に送れることで誘発を貰ったときのケア展開として活用することが多いですが、展開によってはガゼルでサーチして融合素材にしてからミラーソードを蘇生という使い方もあります。

役割が若干バフォメットと被っているように見えますが、蘇生するための条件が違うため、根本から考え方が異なります。

なお、蘇生効果を使うとその後墓地から幻想魔族しか特殊召喚できなくなる制約がつくため、ホルス達とかみ合わせはやや悪いものの、素引きしたとしてもイムセティや棺で墓地に遅れるという点では噛み合っています。
ホルスだけではなく、深淵の結界像やガゼルバフォメット等も蘇生できなくなるので、相手ターンに使うときは注意が必要です。

・深淵の結界像

深淵の結界像

闇属性しか特殊召喚できなくなると書いてあります。強い。
基本的に幻獣王キマイラの墓地効果で相手ターンに出せる為、相手が特殊召喚する効果を発動した際にチェーンして出すことでそれを不発にしつつ、そのまま封殺することができます。
仮に相手が召喚権で突破しようとした場合は合成獣融合でガーディアンキマイラを出すことで全てを粉砕しゲームエンドまで持ち込みます。
炎属性主体のデッキだとこれを突破する手段は召喚権&ディアベルスターなので、相手が召喚権を使った後に結界像を出し、ディアベルスターを特殊召喚した時にガーディアンキマイラという流れで勝ちまで持ち込めます。

先述の通りバフォメット・エッジインプチェーンと種族・属性が同じの為、フィールドには一緒に残さないようにしましょう。

・ホルスの栄光イムセティ

色んな事を解決してくれる

ホルスギミックの核であるモンスターです。
ホルスギミック自体はキマイラギミックとめちゃくちゃに噛み合うわけではありませんが、キマイラにできないことをやってくれるため、キマイラの不利な部分をなくしてくれる感じです。
イムセティから棺+ドローをすることで手札的に損失無く、かつ盤面にモンスターを一体並べられるカードですが、一方でうららを受けると2枚分の損失となります。
とはいえキマイラギミックもうらら一枚でつぶれる可能性のあるギミックであり、相手にうららの打ちどころを与えている部分では十分に仕事をしていると言えます。

イムセティのコストをエッジインプチェーンにすると1ドロー後にパッチワークをサーチでき、損失無く動けます。

深淵の結界像がいる状態でも出せる3000打点であり、キルまでのスピードを一気に早めてくれます。
後手でもとりあえず戦闘破壊・棺による墓地送りで露払いができるので優秀で、何より特殊召喚にチェーンブロックを組まないためリトルナイトをとりあえず突破する、といったことも可能になります。

特殊召喚にチェーンブロックを組まないことから相手の増殖するGを発動するタイミングを強いることもできます。
例えばミラーソードナイトと棺を持っていて、墓地にイムセティがいる状況の場合、先にミラーソードを召喚し、棺を発動することで、相手目線からすると、このタイミングで増殖するGを撃てばチェーンしてミラーソードがリクルートして0ドロー、発動しなければ損失無くイムセティを特殊召喚できるという苦い流れになります。
この動きはホルスキマイラ界隈ではオシャレなムーブとして認知されてるとかされてないとか

強い部分を述べましたが、現環境ではドロール&ロックバードが流行っており、デッキによってはメインから投入されていることもあります。
そのため脳死でイムセティからスタートすると痛い目を見ることもあります。ドロバを考えるならイムセティスタートではなくキマイラギミックスタートだったり、うららを考えるならイムセティスタートだったり…めちゃくちゃ難しいです。


・ホルスの祝福 ドゥアムテフ

こいつ祝福なのか

キマイラギミックとホルスギミックを混ぜる理由の一枚だったりします。
ホルスギミックから獣族にアクセスできるため、キマイラに足りない融合素材を確保することもできます。
ホルスはギミック上最低限イムセティ+棺+何かホルスモンスターを採用しなければならないため、噛み合いもあるこのカードを採用です。
固有効果も馬鹿には出来ないレベルで強く、こっちのカードが相手によって離れるとめちゃくちゃドローできる可能性があります。
このデッキにおいて、キマイラギミックが回っているときはあえてホルス達をランク8にせず、置いておいた方が有用なことも多いです。

・合成獣融合

メインフェイズにしか発動できないのかわいいね

キマイラギミックの核です。
獣族or悪魔族を含めば何でも融合できる上速攻魔法、さらに墓地から回収する効果もあり、有翼幻獣キマイラがフィールドか墓地にいれば実質無料で融合できます。
速攻魔法なため相手の動きに合わせてガーディアンキマイラやリリーバーを出して除去、あるいは幻獣魔王バフォメットを出して結界像展開なんかも可能です。
素引きしていれば泡ヴェーラーケアもできるので、引いてて美味しいカードと言えます。

とはいえ基本的にはただの融合で、昨今のデッキ融合やら墓地からデッキに戻して融合(魔法は必要としない)やらと比べるとちょっと見劣りしてしまう気もします。
どうしても融合魔法+融合素材(最低2体)は必要なことから、アドバンテージをしっかりと稼いでいかないといつかはじり貧になってしまいます。
まあ基本的にギミックが回っていれば勝手にアドを稼いでくれるので大丈夫ですが…。

・エッジインプチェーン&デストーイパッチワーク&融合

簡単に一枚が二枚に

融合という魔法にアクセスでき、さらに悪魔族を供給でき、さらに次のパッチワークにもアクセスできる、非常に強いギミックです。
必ず2枚をサーチしなければならないため、デッキにいずれかがない場合は発動自体ができません。
ちなみにバフォメットは片方でもサーチ可能です。

融合はガーディアンキマイラのことを考えるとできるだけ墓地に置いておきたいカードになりますので、このギミックにアクセスできた場合は積極的に融合を発動します。
何度もお伝えしていますが、昨今はドロール&ロックバードが流行っているため、このカードスタートが果たして正しいのか、手札と相談しながら考えましょう。


・王の棺

ターン4ってなんだ

イムセティからサーチできるカードで、ホルスモンスターの特殊召喚の条件となるカードです。
後手での役割が強く、また相手が炎王や破械など、効果破壊戦闘破壊をしたくない対面の時にはこのカードを通すように動いていきます。
先攻ではキマイラギミックにアクセスできている場合は手札に抱えておくことの方が多く、3ターン目に自分の盤面がある程度剥がされ且つ相手の盤面が多少整っているような状況だと、このカードが活躍します。

ちなみにホルス墓地送り効果はターン4という意味不明なテキストを持っていますが、戦闘時墓地送り効果も何故か名称ターン1ではないため、王の棺があるだけ効果を使うことができます。複数採用の検討理由にもなりますね。

地味にホルスモンスター達に謎の破壊耐性を与える効果もあり、この効果によって複数ホルスを並べることで、相手は一つずつ処理をしなければならず、ホルス達の誘発効果を発動できる可能性が高まります。

EXデッキ


・幻獣王キマイラ

デッキの核 エースではない

キマイラというデッキの核となる融合モンスターです。
キマイラは「有翼幻獣キマイラ」として扱うモンスターをフィールドに出すことで妨害を作り出せるデッキであり、ミラーソードと幻獣王キマイラを回し続けていれば大体勝てます。
融合召喚成功時にエンド時ハンデスを予約する効果と、相手ターンに墓地から除外すれば獣・悪魔・幻想魔族を蘇生する効果を持ちます。
基本的に自分ターンでは最優先でこのカードを出して相手の手数を一つでももぎ取り、また墓地効果でリソースを作ったり相手ターンに深淵の結界像を出すことで封殺したりします。

ちなみに増殖するGを撃たれた場合でも、2ドローまでならハンデス効果を含めて相手のプラスはなくなるので、そういう意味でもG受けはいいと言えます。


・幻獣魔王バフォメット

イラストめっちゃかっこいいですよね

こちらも「有翼幻獣キマイラ」として扱うモンスターで、融合素材がやや緩いため出しやすいです。
融合召喚成功時に獣・悪魔・幻想魔族のいずれかを墓地に送る効果と、相手ターンに除外から獣・悪魔・幻想魔族を帰還させる効果があります。

墓地に送る候補としてはタオを落として蘇生したり、深淵の結界像を落として相手ターンに蘇生したり、ミラソorコアトルを落として妨害を作ったり、バフォメットを落としてデスキャスターで釣って展開したり、暇なときはドゥアムテフを落としたりします。

色んな誘発をケアしようとするとこのカードをめちゃくちゃ使うので、使い方を考えていくと無限に選択肢が発生しますね…。

例として、融合・ミラーソード・ドゥアムテフのような手札の時、ミラーソードを召喚するとうららをうたれると全てが終わりますが、融合して融合バフォメットを出してタオを落としてミラーソード蘇生、ミラーソードにうららをうたれると一応墓地のミラーソードの効果は使えるようになります。
また、もしライフが残って帰ってきた場合、融合バフォメットの墓地効果で除外のミラーソードを帰還させて再度展開につなげることも可能になります。

幻獣王キマイラよりもやや打点がある上、後手でも機能する効果なので後手はこっちを出しがちですが、やりとりを重ねるなら結局幻獣王キマイラも出さないとリソースは循環しなくなるので注意です。


・ガーディアンキマイラ

4枚使って3アド稼いでるので本当はマイナスなんだよな

このデッキの実質エースです。このカードの存在でキマイラというデッキは成り立っていると思っています。
フィールド・手札に名称の違うモンスターを揃えておかなければいけないのと、状況によって場と手札をそれぞれ何枚使うか変えられるとベストなので、うまくカードを揃えられるようにしましょう。

複数チェーンブロックを組まずガーディアンキマイラ効果発動!と意気揚々と宣言してしまうとうららで止まってしまうため、基本的にガゼルやバフォメットを巻き込むことでチェーンを組んでいきます。
また、デストーイパッチワーク等で融合に触れている場合は必ず墓地に置いて対象耐性をつけましょう。
後述するリリーバーの効果で融合を枯らしてしまうと突然バグが起きる可能性があります。

ガーディアンキマイラというカードはもちろん強いんですけど、冷静に考えれば融合魔法カード+融合素材3体を使って出してるので、アド損ではあるんですよね。
とはいえ不確定要素のドローで誘発やホルスギミックを引き込めた時にやり取りが急に楽になることもあるので、このカードをもっと信用していいかもしれません。

ちなみに裁定として、場2体手札1体で融合した際、効果処理時に相手のフィールドのカードが1枚以下になっているとドローして破壊処理ができなくなってしまうので注意が必要です。


裁定


・マグナムザリリーバー

かっこいいし器用なカード

このデッキの影のエース的な存在だと思ってます。
EXデッキから出たモンスターと手札のモンスターというかなり緩い融合素材で、余った真血公ヴァンパイアやデスキャスターなんかも素材にできるのは便利です。

起動効果で墓地の融合魔法カードを戻してドローに変換する効果と、何かのカード効果にチェーンして墓地の融合魔法カードをコストに対象をとる破壊効果を使うことができます。
起動効果は超融合や余った合成獣融合、2枚目の融合なんかを戻してドローに変換します。どうしてもドローして何かひかないと勝てない、という状況の時だけ融合を戻したりします。
この効果で融合を戻すことで、本来発動できなかったデストーイパッチワークを発動できる状態にするといった芸当も可能です。覚えていて損はないです。

誘発即時効果の方は対象をとる破壊の為、除去性能としてはガーディアンキマイラに劣りますが、コストさえあれば自分ターン相手ターン割れる上、何かの効果にチェーンしてカード破壊という効果の為フィールド魔法や永続魔法罠、装備魔法なんかの表側で存在していなければ適用できないカード群にはめっぽう強く出られます。

この際に回収すべき合成獣融合を除外してしまってその後の展開が止まってしまうことや、融合を除外してしまったがためにガーディアンキマイラに対象耐性がなくなるといったバグを発生させないよう、使い道には注意が必要です。

これらの特性上、デュエルの序盤に出して置物にするモンスターではなく、中盤以降に出して相手の疲弊した状況を蓋するカードとして活用することが多いです。特にガーディアンキマイラを受けてもまだ展開しようとしてくる相手にはこのカードで黙らせることも少なくはないです。

打点も2800と優秀で、ティフォンのラインに引っかからないので、相手がティフォンを載せてきたらガーディアンキマイラではなくこちらを出して屠りましょう。ただし光属性のため深淵の結界像がいる状況では出せないので注意。

・真血公ヴァンパイア

よく見たら顔めちゃくちゃ怖いな

ホルスを混ぜる理由の一つです。
起動効果で自分・相手のデッキを四枚墓地に落とし、その内のモンスター1体を蘇生することができます。
基本的にキマイラギミックは初動が細く、一枚初動はコアトル&ミラーソードだけなので、初動がない状況も生まれます。
しかしこのカードにより初動を無理やり引き込みにいけるため、ホルスも実質的に初動といえます。

また、相手のデッキの内容を見ることができるのは大きく、それによって立ち回りを考えることができるというのは良いところですね。
もちろん相手にアドを与えてしまう可能性があるため、リスクも十分にありますので、使う際は注意が必要です。

なお、「お互いはこのカードを、墓地以外から特殊召喚されたモンスターの効果の対象にできない」という不思議な耐性がありますが、この耐性は「特殊召喚された」が前提としてつくため、例えばエフェクト・ヴェーラー等の効果では普通に対象に取られるらしいです。日本語って難しいですね。


耐性に関する効果説明



・宵星の機神ディンギルス

レリーフかシク、どっちを使うか悩みますよね

ランク8として採用したカードです。
対象を取らない墓地送り効果のため、ホルスで触れないモンスター以外のカードで、破壊したくないカードを除去するのに使うのが主です。
一応マグナムザリリーバーもレベル8なので素材になることができます。

また、自分フィールドのカード全てに実質的に破壊耐性を与えることができるため、このカードを置いておけば深淵の結界像の戦闘破壊を防ぐことができます。
結界像置いておくだけでほぼ勝てるようなデッキ対面は稀にやることもあります。

ディンギルス自体は使用回数は少なめですが、採用しておくとかゆいところに手が届く感じで、採用すべきカードといえます。


・S:P リトルナイト

2023年下半期を代表するカード

説明不要なカードかもしれませんが、採用理由を強いてあげるとするなら、融合デッキは総じてバグースカが非常に苦手なため、それを解決するためにいれています。
リンク1を採用していないため基本的に一度融合してからリンクをしなければならず、あんまり使いたくはないですが、採用していないと痛い目を見る為採用です。

相手のカードを除去する点においてはやはり優秀で、ホルスギミックと合わせると前述のディンギルスと合わせて2面除去できるので良いです。


・デスキャスター

効果は好み 顔もかわいいけど僕の好みではない

このデッキを組んだ当初はこのカード使うのかな?と思っていたんですが今ではこのカード無しでは考えられなくなりました。
一番の使用方法としては墓地のバフォメットを蘇生して無理やり初動を確保するパターンです。
このカードの存在により初動パターンが増えます。

またモンスターの破壊耐性を雑に与える為、このカードを出しておくだけで深淵の結界像が戦闘破壊できなくなったりします。仮に除去されてもこのカードで蘇生できるのあまりにも優秀。

注意点として、このカードは出したターンにはリンク素材にできないので、このカードを経由してリトルナイトにいったりすることはできません。
また、蘇生効果を使った後は悪魔族縛りがつくため、墓地からミラーソードを蘇生したり、幻獣王キマイラを融合召喚することは出来なくなります。
EXから出せるモンスターとしては幻獣魔王バフォメット、マグナムザリリーバー、採用していればクルヌギアス等ですね。
デスキャスター自身もEXから出たモンスターのため、マグナムザリリーバーとは相性がいいです。


その他必須ではないが採用検討カード



・幻想魔獣キマイラ

僕は出したことがないですすみません

本来キマイラというデッキテーマのエースモンスターです。
採用可能性として、このカードが有翼幻獣キマイラとして扱うモンスターであることと、このカードを使用したワンキルパターンが存在することです。
ただ素材条件が重く、そもそも中盤以降はガーディアンキマイラをはじめとする大型モンスターが並ぶため、こういうカードを採用せずともワンキルできることがあります。

とはいえワンキルパターンが存在するのは十分な魅力であり、全然採用してもいいかなと思います。
僕も調整段階で何度か採用したことがあったのですが、一度も出したことがなかったのでやめました。

・ドラゴスタペリア

植物なのが偉いし偉くない

融合素材が緩く、打点がちょっとだけ心許ないですが妨害性能としては十分なモンスターです。
こちらのモンスターで出す場合は何かしらの融合モンスター+バフォメットorエッジインプチェーン等があり得るかと思います。
深淵の結界像がいる状態で出せるモンスターの一体ですが、その状態で出すことはあまりないです(盤面維持にはあまり貢献しないため)。

デッキによっては超融合で出せるモンスターにもなるので、採用価値は十分にあると思います。

クルヌギアス

護身用カード

ある種護身用のカードです。
近年の耐性付きモンスターはホルスギミックである程度解決できたりしますが、ホルスギミックにアクセスできていない時にどうしようもなくなる可能性を考えると採用しておきたい一枚です。
ピュアリィやカオスアンヘル等、詰みになるカードは十分あるため、枠があるなら採用したい一枚です。


・フォトンロード

こいつのためにギャラクシーサイクロンを採用検討したことがあります

初動がしっかりとあり、ホルスギミックにもアクセス出来た際に最低保障として採用を検討するカードです。
ホルスギミックが出た当初はこのカードを先に出しておくことで誘発ケアをしながら展開をするという考えがありましたが、採用が積極的でない理由は下記のとおりです。
①うららはイムセティにうたれるのでケアできている
②増殖するGはケアできないしそもそもキマイラギミックはそれほど重くない
③ニビルはケアできるがキマイラギミックはそもそもケアする必要がない
④無限泡影はケアできない

とはいえこのデッキの理解者が増えてきたので、イムセティをスルーしてミラーソードorバフォメットにうららをがめられることもあり、そうなれば一周回って採用してもいいかなと思います。


プレイについて


 ・基本展開

基本展開については下記動画に載せてますので見てください。

展開は9:00~

一枚初動展開はこちら(short動画)

結界像展開はこちら

https://youtube.com/shorts/iD_HlV6olMk



基本展開はめちゃくちゃ簡単なので、解説するまでもないと思っています…この辺はいごまゆさんのnoteの方がわかりやすいかもしれません。



・G受け

基本的に増殖するGに対する受けは悪くないです。
ミラーソードのリクルート効果にGを撃たれた場合、バフォメットss、融合発動して幻獣王キマイラを融合召喚(ハンデス効果とガゼルでコアトル族サーチ)して、コアトルでバフォメットサーチ、合成獣融合回収からセットしてエンドすることで、相手は2枚ドローに対して増殖するG分とハンデス分で2枚マイナスなので実質プラスはなくなります。
相手ターンにガーディアンキマイラやコアトル、ミラーソードの妨害も構えられますし、墓地にミラーソードがいればバフォメットを融合素材にしてミラーソードを蘇生し、相手ターンにアドバンテージを稼ぐ動きも可能になります。

ホルスギミックとミラーソードを持っているときは、ミラーソードを召喚してから王の棺を発動することで、相手に増殖するGのタイミングを選ばせることができます(棺にチェーンor処理後にGを撃てばミラーソードがチェーンしてリクルートする、撃たなければイムセティが湧いてくる)。

基本的に先攻で腕組をするデッキではない以上、数ターンかけてのやり取りが重要になるデッキなので、それをこのデッキにおける考え方の基本に置けば増殖するGは気にならなくなってきます。
ちなみに後手や相手ターンの増殖するGは時として重いことがあります。ウケる


・うらら受け

ミラーソード召喚して効果に頼りすぎるとうららがあまりにも重く、終わる可能性があります。
もちろん相手がうららを持っていないことを願うしかない手札も往々にしてありますが、まあそれはそれとして、ケアできたり、最低保証ができるならそれにかけると良いです。


手札例:合成獣融合、深淵の結界像、バフォメット、ミラーソード

ミラーソードを召喚して効果にうららを受けた場合、
①合成獣融合を発動、バフォメットと深淵の結界像でガルーラを融合召喚。
②バフォメット効果でミラーソードを蘇生
③ミラーソードとガルーラでデスキャスターを出し、ガルーラで1ドロー。④その後デスキャスター効果でバフォメットを蘇生することでガゼルと合成獣融合をサーチ。
⑤合成獣融合を発動してデスキャスターとガゼルで幻獣魔王バフォメットを融合召喚
⑥ガゼルでコアトルをサーチ(ここの幻獣魔王バフォメットは何を落としても暇なので、後のことを考えてドゥアムテフとか落としてもいいかと思います)
⑦コアトルでガゼル等をサーチして、合成獣融合を回収しセットしてエンド。

あくまで一例です。
こういう手札は他にもいくらでも選択肢がありますが、バフォメットに泡ヴェーラーを当てられても合成獣融合で回避できるという点からミラーソード初動をしていて、先にケアをして動いた際にバフォメットまでうららをがめられるとかえって嫌なのであえてミラーソード初動にしました。

そもそも合成獣融合を引いている時点で妨害を受けてもゲームにはなり得ますが…。


・泡ヴェーラー受け

あてられて嫌なのはミラーソード後のバフォメットや召喚権を使ったガゼルの効果などです。
基本的に合成獣融合を引いているならケアを考える必要はありませんが、そうではない時はコアトルと有翼幻獣キマイラを先に用意して展開します。

手札例:パッチワーク、コアトル(ガゼルでも可)
①パッチワークでチェーンと融合をサーチ、コアトルでガゼルをサーチ
②融合を発動し、チェーンとガゼルで幻獣王キマイラを融合召喚
③チェーン1:キマイラのハンデス、チェーン2:ガゼルでミラーソードサーチ(コアトルスタートでない場合はここでコアトルを経由する)、チェーン3:チェーンでパッチワークをサーチ
④ミラーソードを召喚しバフォメットをリクルート、効果で合成獣融合とガゼルをサーチ(ここで泡ヴェーラーを受けてもコアトルで回避できる)
⑤合成獣融合を発動し、バフォメットと幻獣王キマイラで幻獣魔王バフォメットを融合召喚
⑥バフォメットでミラーソードを蘇生、幻獣魔王バフォメットで深淵の結界像を墓地に送る
⑦合成獣融合を回収しセットしてエンド

⑤~⑦は本項には関係ありませんが、ついでに結界像展開を紹介しておきました。

なお、コアトルの章でも述べましたが、コアトルスタートは泡ヴェーラーには強いがドロバに弱いという要素があります。
まじで注意。

・ドロール受け
ドロバは基本的に無理だし、ケアルートが明確に存在しているわけではないので、考え方だけ紹介です。
基本的に合成獣融合を真っ先にサーチするようにしています。
合成獣融合さえアクセス出来ていれば最低限ゲームにはなるためです。

例として手札にコアトルとガゼルがあり融合系のカードがない場合、コアトル→ミラーソードの方が最大値は伸びますが、ガゼルスタートをします。
これはうららケアのしようのないハンドの話(コアトルにうららをうつことはほとんど考えられないという前提)なので、うららを持っていたら一緒なのですが、ドロールを最優先に考えるならコアトルでミラーソードをサーチして0妨害ではなく、ガゼルで合成獣融合をサーチすればドロバを受けても妨害は残ります。
相手ターンに融合してガーディアンキマイラでアドバンテージを作っていけますし、多少のアド損を覚悟して幻獣魔王バフォメットを出せば、幻獣魔王バフォメット+合成獣融合+墓地にコアトル&ミラーソードを構えることもできます。

なお、後手のドロバはまじで死ぬほど重く、ガーディアンキマイラが使えなくなってしまうので、それをケアするならモンスターセットからの融合スタートなんかも考えられますね。

・超融合について
近年超融合がメインから積まれています。
基本的に積まれている融合モンスターはドロゴン、ガルーラ、たまにアースゴーレムなので、フィールドの属性をばらけさせることでどうとでもなります。

最も気を付けるべきは深淵の結界像のところでも述べましたが、バフォメットと深淵の結界像を一緒に立てないことです。
ガルーラが闇属性のため、その2体でだせてしまうんですよね…。
相手ターンのミラーソードのリクルート先をガゼルにしたり、バフォメットを先に融合素材にしてしまうなどで対処しましょう。

・最近の流行を考える

最近のサイドカードの流行として主に注意すべきは下記三点です。
①魔封じの芳香
②コズミックサイクロン
③魂の開放

①魔封じの芳香
開かれたらほぼほぼ負けになります。
基本的に融合をすることでモンスターを並べたり、王の棺を発動してホルスを並べて行ったりするので、それができなくなる以上は幻想魔族をセットして耐えるくらいしかないです。
合成獣融合がメインフェイズにしか使えないため、魔封じはまじで無理になってしまいます。

魔封じを入れてきそうな対面に対してはコズミックサイクロン、レッドリブートをサイドから投入していきましょう。
一応超融合もチェーンしてうつことができれば、召喚権も使ってリトルナイトで魔封じを除去することもできます。

幸い、魔封じを使ってくる相手にはたいていコズミックサイクロンも効くので、その点はストレスがなくて助かります。


②コズミックサイクロン
魔封じの流行により流行ってます。
何を気を付けるかといえば、スタンバイフェイズに合成獣融合を飛ばされることです。
除外されてしまうため回収も不可能になり、また相手ターンの妨害が一気に消滅します。
サイド後相手が投入してくることも考えると、コアトルは何としても墓地に置いておきたいです。


③魂の開放
ガルドニクス、咎姫を潰せるためちょっとずつ流行りを見せています。
このデッキでは墓地の深淵の結界像や幻獣王キマイラ、ミラソ&コアトル、合成獣融合あたりを飛ばされる可能性があります。

とはいえ除外されるだけなら幻獣魔王で帰還できますし、ミラソ&コアトルは飛ばされてももう一度サーチして墓地に送ればいいので、多分どうとでもなります。多分。


終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございました。
まだまだ書くべき事項は有るかと思いますので、あとは順次追記していこうかなと思います。

もしこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

また、特に有料部分を用意してはいませんが、投げ銭頂けると動画制作や今後のnote執筆の励みになります。
是非よろしくお願いします。


終わりマン


※2024/01/06 追記しました。
他にも追記してほしいことがあれば是非コメントください。


(追記①)いくつかの対面を想定した立ち回り


炎王
ここではスネークアイ入りのデッキを指します。今期トップのデッキですね。
こちらが先攻の場合、結界像展開をできれば負けることはほぼほぼなく、結界像にアクセスできない場合でもミラーソードとガーディアンキマイラの妨害をスネークアイ側にあてることででおおよそ機能停止できることがわかりました。
炎王側で動かれてもリソースをしっかりと蓄えておけば返しのターンでキルをとれます。

後攻の場合、盤面を作られたとしても魔法無効がないため、手数があれば乗り越えられるケースもあります。
その際、墓地の咎姫対策にコアトルを用意し、無限&ヴェーラー対策に必ず融合を墓地に置いてからガーディアンキマイラを作りましょう。
ガルドニクスというよりはキリンの破壊された効果に気を付けなければならず、ホルスにアクセスできていない場合は正直しんどいです。その際はガルドニクス及びキリンを割り切ってガーディアンキマイラを使用する必要があり、少なくともそのターンにキルを目指すのではなく、数ターンかけて勝つことを目指さなければいけません。
逆にホルスにアクセスできている場合はそれを通しにいけばかなり楽に戦えます。
神天焼を警戒してかならずバックを除去し、ガルドニクス&キリンの墓地効果を使わせてから棺を発動します。
棺の墓地送り効果、ディンギルスの墓地送り効果及び破壊耐性がかなり強く使える為、マウントを取り続けながら戦えます。

とはいえ基本的に破壊が効きにくい相手の為、やりにくい相手ではあります。
また、泡ヴェーラーの誘発枚数が非常に多く、手札によっては融合できずに負けることも普通にあります。それは割り切りですが、先攻展開でケアできる場合は可能な限りケアしていきましょう。


レスキュー

規制によってかなり数を減らしましたが、個人的にはまだまだ戦えると思っています。
とはいえ以前より展開のハードルが高くなったので、誘発があたりやすくなりましたし、それであれば可能な限り4伏せを止めていきたいところです。
とはいえ4伏せが通った後でも戦えるのがこのデッキです。

どうしようもない時をのぞき、基本的には通常の展開通り有翼幻獣キマイラを作りにいき、墓地にコアトルを置いて確実に展開を通しに行きます。
合成獣融合サーチが通ればそのあとはガーディアンキマイラで粉砕できますし、あとはじわじわまくっていけます。
基本的にレスキュー目線からすればコアトルやガーキマの対象耐性がきつく、また合成獣融合のエスケープで楽に戦えるのでそこをしっかりと意識できれば戦いやすいと思います。

なお、結界像展開が通れば楽に勝てるので先攻は気にしなくてもいいですよ。レスキューは炎王よりも誘発枚数が少なめなので通りやすい相手でもあります。


神碑

基本的にフィールド2素材のガーディアンキマイラでマウントをとれるため、不利な相手ではなく、永続罠もめちゃくちゃ刺さることはないため戦いやすい相手ではありました。
しかし、近年のメタゲームから「次元の裂け目」を搭載したルーンが姿を現し、非常にめんどうなことになっています。

とはいえ戦い方は以前の神碑と変わらず、可能な限りモンスターを並べてから融合を発動し、対象耐性ガーディアンキマイラ(フィールド2素材)を出していけば盤面を剥がしていくことができます。
相手がバトルフェイズに入れないのであればモンスターセットエンドから入ってフィールドに2体以上並べるのも手です。

神碑というデッキは楽に勝てるデッキではないものの、このデッキでは戦い方さえわかれば盤面を剥がすのは容易です。
御前・センサー・割拠のいずれが厳しいか状況判断して並べるモンスターを考えていけばOKです。
ちなみに裂け目を貼られた場合、後に響くため最初のリソースを捨ててでも割に行った方がいいかもしれません。

また、カイザーコロシアム採用型の神碑もあり、その場合はフィールド2素材のガーディアンキマイラを作るのが困難になりますので、対象耐性ガーディアンキマイラでゆっくり殴るロングゲームをしていくしかないです。あとはフギンを使い切らせるとかですかね。
こちらの場合はメイン戦は突破困難な為割り切ってもいいです。おとなしくサイドカードで戦いましょう。

なお、いずれの神碑でも深淵の結界像は有効に働きます(フギンをだせなくなるため)。
結界像&ガーキマでおおよそ楽に勝てますが、どうしても戦い方がわからない、難しいという場合、かつ大会分布に神碑がいそうな場合は暗黒の侵略者をサイドに採用して、速攻魔法を〇しましょう。


ピュアリィ

まだ一応息をしています。ノアールへのハードルは上がったものの、成立後はやはり突破困難になります。
もし誘発で止めきれなかった場合、手数で押し切り、最低でもマイフレンド及びストリートを剥がしてリソースを飛ばすことを心掛けます。
結局ノアールにも対象耐性が有効に働きますので、リソース勝負になれば最終的には勝ちきれますし、サロスをEXに採用していれば最後には必ず突破できるので安心です。

また、棺発動には大体ノアールを撃ってくれるので、どうしても素材をはかせる必要がある場合はあえて棺見せていきましょう。


インフェルノイド

こちらが先攻の場合は深淵の結界像立てて腕組でイージーウィンです。
仮に基本展開で立てられなかった場合でも、相手ターンに成立させて間に合うため戦いやすいです。

問題は後手の場合ですね。
現代のノイドは先攻からめちゃくちゃな妨害数を敷いてきたり、そもそも相手ターンDDクロウの効果があまりに重かったりするので(合成獣融合が回収できない)、どこまで立ち向かえるか、というところです。
融合魔法が通ってしまえばその後はチェーンを複数組めますし、ミラーソードの妨害効果でやり取りができるので、盤面を捲って結界像で蓋をしましょう。

とはいえメイン戦後手で相手がフル展開を決めてきたら諦めていいと思っています。
大人しくサイドカードで戦いましょう。


霊獣

レイラウタリの永続効果(「お互いにカードの効果を発動するためにリリースできない」)が何故かミラーソードに刺さります。ウケる。
そこはめちゃくちゃきつい部分ではなく、一番厄介なのは墓地の新レラの効果です。
墓地の破壊耐性がきつく、除外しても帰還できてしまうのでロングゲームになること必至です。
1ターンに2度以上の破壊を行い、レラの破壊耐性を使わせたうえで上から盤面を崩壊させるしかないです。

なお、裂け目アトラクターされたら厳しいので割り切ってもいいです。
裂け目ならまだ処理し得るけどアトラクターはまじでしんどいので…。
一応アトラクターを発動された場合、合成獣融合を伏せて耐えるのが一番です。レイラウタリに除外されないようブラフとして複数カードを伏せておくのも手かと。

(追記②)サイドカード案


・暗黒の侵略者

速攻魔法メタ 神碑を倒します

相手だけ速攻魔法が使えなくなります。
神碑はこのカードだ出てしまえば対処仕様がなく、しいて言えば幻獣王キマイラの蘇生効果にチェーンしてスレイプニルを出して一緒に除外することくらいですが、その場合基本展開で墓地にコアトルorミラーソードがいるはずなのでおおよそ無理になります。
神碑に対してそもそも深淵の結界像が有効であり、ガーディアンキマイラ&マグナムザリリーバーが強力な為過剰かなと思っています。
環境次第で採用の可能性ありです。


・エンドオブアヌビス

墓地メタカード こちらも使えなくなるのが注意

ティアラメンツが息をしていたころはこのカードが必要だったような気がしますが、今は強いていえばラビュリンスにあてるくらいですかね。
こちらの墓地効果も使えなくなるため一長一短ですが、ミラーソードやコアトルはフィールドでも効果を使える為、あえてフィールドに残して効果を使いましょう。



・カオスハンター

除外メタ

相手だけ除外できなくなるため、こちらの動きを阻害しない点と、手札に来てしまっても出せるのが良いです。
ただカオスハンターを出す仮想敵が霊獣とインフェルノイドなため、深淵の結界像で事足りるって感じです。


・王虎ワンフー

ふわんとか〇します

融合バフォメットが出る前からキマイラに投入されていたカードで、バフォメットのサーチ効果で持ってこられるため、一枚初動展開でも使えるカードです。
このカードが強い環境であれば全然採用圏内だと思います。ふわんとか流行ったら深淵の結界像じゃダメなので投入します。


・シャドールフュージョン+シェキナーガ
ガゼルを融合素材で落としてミラーソードをサーチしつつ、エリアルorゲニウスで相手の妨害を踏めるカードとして考察の余地はあるカード。
とはいえシェキナーガが出た瞬間に咎姫は出てしまうので、現状ではおとなしく魂の開放を使った方が楽なのではという感じです。


・グラバースニッチ&バルバリッチャ
ACSのET01ルールでバーンダメージを入れる為に採用したカード。
先攻を渡された場合ライフをとる手段がなくなるため、融合バフォメットでグラバースニッチを落としてバルバリッチャを特殊召喚、そのまま自壊させて効果で300ダメージを与えます。
その後は可能なら深淵の結界像出すなり、幻想魔族を横並びさせて戦闘で破壊できない状況にしてライフを守ります。


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