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「オーダー表札」はじめました。

ハロー。立川「フロム中武」の個展、終了しました。たくさん来てくれてありがとう。会場をアトリエのように使わせてもらって色んな人と個人的な話もできてよかったです。立川はおもしろいね。

今日は僕のオリジナル表札の話です。僕はいつも色んな仕事がしたいので、オファーをいただいた仕事はたいてい受けています。大きな仕事も個人的な仕事もどちらも魅力があり、どうしたら一番いい感じになるかを考えてるのもクリエイティブで楽しいです。
何年か前に横浜の湯沢さんから、「家の表札を作って欲しい」と頼まれました。表札は今までやったことなかったけど、楽しそうだと思い、すぐに受けました。というか目の前で書きました(描きました)。

「横浜市の家の表札」

やり方としては、イメージを聞いてラフを描き、そして普通の紙にサイズを聞き、その枠の中で「名前、イラスト、住所」を描き、渡して僕は納品完了です。あとは湯沢さんが業者を探して表札にしてくれました。

湯沢さんから写真を送ってもらい、これはいい、色んな家の表札を制作したいと思っていると、千葉県花見川区の古川さんから依頼を受けました。それで湯沢さんの時と同じように話を聞いてイメージし、サイズを聞いて目の前で制作して納品しました。

「千葉県、花見川区の家の表札」

湯沢さんの家の表札も古川さんの表札もそれぞれテイストが異なりとてもおもしろい。それで僕の手がけた表札をSNSとかに載せたりしてたら、何人かの人から表札を作りたいとお問い合わせをいただきましたが、業者を知らないという人が多く、何かいい方法はないかなと思っていました。

そんなある日、井の頭公園の近くを散歩していたら、「たくデザイン工房」というお店の前で声をかけられました。聞くと、僕が描いた吉祥寺の「アライヤ」の看板の施工を手がけたのが「たく」さんだそうでして、立ち話もなんだからと、お店(というか事務所)に入ると、中にいたのはその昔、井の頭公園でポストカードを売っていた時代に知り合ったドラム缶に絵を描くアーティスト、くわなよしゆき君だった。桑名くんは「たくデザイン工房」で看板などのデータ作業もやってるとのことだった。

それで僕は思いつき、桑名くんに「表札もやってる?」と聞いたら、やっていると言って、お店やマンションの看板も含め色んな作品を見せてもらった。
そして僕が自分のやった表札の話をして、「たく」さんのところでできないかと相談し、打ち合わせや試作を重ね、一番オーソドックスな表札を2パターン作れることになりました。

サンプルで作った作品。150mm×150cmと100mm×200mm

仕様としてはステンレス1mm(ヘアライン仕上げ)、エッチング加工です。
ヘアラインとはステンレスの表面の研磨の方法で髪の毛のように細長い筋目をつけることです。これで150mm×150mm、つまり15センチ四方と、横長の10センチ×20センチの2タイプです。文字の色は黒、緑、紺色があります。黒が一番飽きがこないと思います。取り付け説明書と接着テープ、工業用ボンドがついています。
それで、作画、デザイン、制作、送料込みの価格が(ちょっと通販番組っぽくしたいとこですが)、僕も「たく」さんも安くできるように考えてみて、、

128,000円+税です!(太字にしてみました)
会社名の場合は+3万円です。アパートやマンション名の場合は別途相談です。

それで僕はここに書いてお知らせしようとしていたら、知り合いで武蔵野市の北山さんが稲城に引っ越をすることになったと連絡をくれた。
「そうなんだー、でもたまに会おうね」って話をしていたら、「つきましては表札をお願いしたい」と言ってくれて、すごい張り切って制作しました。

北山さん宅の表札一式

そこで完成したのがこちらです。「たくデザイン工房」の「たく」さんは、僕の手描きの筆の「かすれ」の特徴を活かしたいといってくれて、とても素敵な作品になりました。これからも僕の作品はそのアナログ感を大事にしたいと思います。

左から桑名くん、「たく」さん、北山さん。

北山さんは武蔵野市から引っ越したのでまだ吉祥寺に用がいろいろあったので、完成した表札は吉祥寺にとりに来てもらい、「たくデザイン工房」にも一緒に行き、桑名くんに取り付け方の説明をしてもらいました。

稲城市の家の表札

そして先日、北山さんから取り付けた写真を送ってもらいました。寝起きでも簡単にできたそうです。素敵! というかよさそうな家。稲城はいいよね。

これで僕の表札作品は3作目。神奈川、千葉、東京です。いつか47都道府県すべてのどこかに僕の表札があったらいいな。まあ、目標にするわけじゃないけどね。頼んでくれたみなさん、ありがとう。いつか見に行きたい。

というわけで、僕の描いた表札を家につけたい方、今回紹介した仕様の表札でしたらこちらで制作して送ることができます。この仕様ではなく、ガラスや木製、他のオリジナルの表札が希望の場合はまた相談してください。今までのようにサイズを聞いて文字と絵を描いて渡し、業者を探していただいても大丈夫です。それから、取り付けを希望の方は、別途費用がかかりますが、「たくデザイン工房」さんに相談することもできます。

お申し込みは以下です。
kinshiotanigoods@gmail.com

メールをいただいて、やりとりして、イメージを伺って、ラフを出してOKでしたら、制作に入ると言う流れです。よろしかったらよろしくねー。



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