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なんか違う

が重なってしまった、私はどこまでいくつもりだろう
久しぶりに泣いて、というか、打ち明けて初めて泣いてしまった
どうしたらいいかわからなくなってしまった

(読み返して私が曲がりなく「この時にこう思っていた」と、あとで思えるnoteにしたいから、すごく読みにくいと思います…)

人に打ち明け話をするって難しいなあ、と思う

ずーっと1人で抱えていたことがある

私の生きてきた21年間(高校生の時の話だから十数年)の中で1番、圧倒的な悲しい 悲しいってもんじゃなく、悲惨 受け止め方も分からなくて、どうしたらいいのかわからなかった あまりに持て余しすぎる、手に負えるわけもないこと でも誰に話していいかわからなかった 考える余裕もなかった高校生当時は完全に蓋をした 絶対に開けちゃだめだって強く思ってた

大学生になって、考える余裕と時間ときっかけができたここ数年 止められなくて1人でびしょびしょになるまで泣いたり、毎日そのことを考えるけど、でも毎年その日を通るたびにまた考えたり 誰かに話すなんて考えは思いつきもせず、ずっと抱えていくことを当たり前にすると強く思っていたから1人で考えあぐねて堂々巡り、私の(簡単にいうと)死生観が出来上がった

出来上がったこの自分の考え方に首を絞められて、苦しい辛いどうしようもなくなる時がある 過去の私が書き留めてた感情を見返して、その時の私に共感して救われたり、さらに強く思ったりを繰り返し繰り返し

1人で考え込んで出来上がった思想を軸に、フィルターをセットした視界と思考回路で生きているから、誰もがそうやって生きてると思ってた 誰かに聞いてもらいたいとか考え方を聞いてみたいという以前に、そういう考え方で生きることは当たり前だと勝手に

でもいろんな人の言葉の端からみんながわたしと同じ考えを持って生きているわけじゃない、違うんだって気づき始めた
当たり前だけど、気づかなかった
みんな同じ考えを持って生きているわけじゃない

だんだん、他の人が何を考えて、どんな死生観幸せの受け取り方をして生きているんだろうって、考えたりもするようになった
知りたいような、知りたくないような

たっくさんの人の奥深くの考えを知りたいわけじゃない、むしろ知るのは怖い、気になるけど、知りたいけど、怖い 知りたいと思う相手は限られてる

知りたい、が正しい私の願望なのかはわからないけど
知りたい、とも思う
でも知って欲しい、の方が強いのかな

私はこんな死生観で生きているのって、誰かに知って欲しい
うーん、これは私の気持ちを言い当ててない
どうしようもなく辛い苦しい時に、頼れる「最後の砦」を担ってくれる人が欲しい?
単純に、他の人がもし私と同じ体験をしたら、どういう受け取り方をするのか知りたい?
こんなに辛かったって話して、慰めて欲しい?

話してみたいかもって思う相手は、本当に出会わなかった
出会わなかったのかな?言っちゃだめだ、話すようなことじゃないって思ってたから、そもそも聞いて欲しいなんて考えすらなかった

この人には私の変えられない、凝り固まった価値観を聞いて欲しいって、思った人がいた
というか、誰にも見せていない、私が怖くて仕方のないことをただ知っていて欲しい、「こんな過去と考えにぐるぐる囚われて生きてる私」のことを、私が受け止めて考えたことを、それからこのこと自体を、この人がどんな受け取り方考え方をするのか、知りたいと思った人がいた
たっくさん前置きしたあとに、全部話した
聞いて欲しいことがあってって言った後も、何回も引き返しかけた

相手に暗い気持ちを共有したいわけじゃない、暗い気持ちになって欲しくもない、これからの人生どの瞬間にもちらりと頭をよぎったりして、彼をほんの少しでも暗い気持ちにさせたくないって思ってたから、迷った
結局話したけど

ドキドキした
曲がらずに伝えたかった
自分の中で数年間、強迫観念のように頭に置き続けて考え続けてたことを、人にそのまま伝えるって難しい 重くなってる!って思ったら反射的にヘラって笑ってみたりしながら全部話した
目は見れなかった 話しながら私が気持ちに引っ張られてまた怖くなってた 目を見たら絶対に泣いてしまうと思った もうこのことでは泣かないと思うくらい泣いたのにな、涙は枯れない

軽い話には絶対したくないけど、でも重い話にもしたくない、ただ起こったことと考えたことと感情を、事実として今の感情抜きに伝えたかった
目を逸らしながら、ヘラって笑いながら、涙を飲み込みながら話して、ドキドキしながら締め方のわからない話を終えたら、「優しい」って言ってくれた
この言葉にどんなに救われたか!

結局私は何を求めて彼に話したのか
意見を聞きたいのか、ただ聞いて知って欲しかったのか、自分の中で曖昧なまま話し始めた
だから話の締め方がわからなかった

きっとたっぷり受け止めてくれた
根底に優しさがある脳みそでたっぷり受け止めて、どんなふうに人が受け止めるのか、考えるのか、私以外の人の考え方を何一つ知らない私に、「優しい」って言った
脳みそを通して手が加えられなかったような、本心で受け止めて浮かんだ感情を伝えてくれていたように思った それが心底安心できた、苦しかったのに、これからもずっとたぶん苦しいままだよってどこかで思ってたのに、その苦しさの横に「優しい」って言葉がくっついた 少し救われてしまった

「思ったよりはるかに重かったし暗かったなあ」ってちょっと笑いながら、神妙な顔もしながら、「まず初めに本当に優しいんだなって思ったよ」って言った それから彼も、私が知らなかった話をしてくれた 彼はこのことを自分ならどう受け止めるか、その怖いという気持ちをどうやって対処していくか、そういう話はひとつもしなかった 最初に当時の私を褒めた後に、そこから引きずって囚われている今までの私を褒めてくれた それがすごく嬉しかった ただ知って受け止めてくれた

それをずっと胸に抱えている
「優しい」って言われた日から今日までも、ずっとやっぱり同じことを思い出して考えてを繰り返してる、何も変わってない でも受け取った「優しい」って言葉が怖い気持ち、強迫観念のようなものの横に添えられた 同じことをまた考えたときに浮かぶ感情考えの受け取り方が、少しだけ穏やかになった気がする

彼とこの話をしたのはその一回
どのくらいこの話を思い出しているのか、思い出すことをそもそもあるのか、時々でどんな気持ちを受け取るのかとか、何もわからない 忘れて欲しいわけじゃないけど、影響は何も与えてないといいな、と思う

最近、また苦しくて辛くてどうしようもなくなった
久しぶりに、本当に怖くてどうしようもなくなった
どうしようもなくなると、何もできない、この先も時間がどんどんすぎて歳をとっていく事実が怖くなる 他の人はこの恐怖を感じないのだろうか、感じて欲しいなんてこれっぽっちも思わない、こんなに怖いと思うのは自分だけでいいと強く思いながら、誰か助けて欲しいと思う

どうしようもないから、この人なら聞いてくれるんじゃないか、話せるんじゃないかと思えた友達に話した 暗い思いとは不思議と思わなかったって言った後に、優しいねと言われた 隅から隅まで全部話を聞いてくれたあとに、「こうしたら楽になっていくんじゃないかな」って言われた
怖さは変わらないけど、しばらくは乗り越えられると思った
でもやっぱりなんだか違うと思ってしまう
彼の考えが聞きたい 

また、違う友達に話してみた
伝えたいことはたぶん少し曲がってしまった 聞いて欲しいこと全部は言えなかった 受け止めてくれたのかはわからない
もう付け足しはきっとできない 話題に出すことはない 言わなきゃよかったとか、勝手なことを思った
彼に聞いて欲しい

昨日、また話してみた
私と考え方大事にしているものが全然違う人だけど、話してみた
やっぱり曲がってしまった 聞いて欲しいことは全部言えたけど、泣いてしまった 彼女みたいな強い精神力は私にない
彼の考えが聞きたい

ここまできて、「私はこんなどうしようもない話の反応に明確に求めている反応がある」って思った
「優しい」って言われたいっていうと違うけど、ただ何か求めている反応があるんだろうな
彼がしてくれた相槌みたいなものを、求めているんだろうな そんな反応がもらえなくて、そんな反応をしてくれる人を探しているんだろうな
気づいてどうしようもない気持ちになった
情けない、気持ち悪い、心底呆れた 私のどうしようもない気持ち、怖いとか誰かに知って欲しいとか、そういうのを紛らわせるために消費していいようなことじゃないのにな

そんな受け取り方ができる人もいるんだ、そんな言葉をくれる人がいるんだって、すごくびっくりしたはずなのに、そういう人を探している おかしい
でもどうしようもなくて、話した後にもらう反応に対して「そうじゃない」って思ってしまう自分がいる
伝えた時に曲がってしまったのがだめなのかもしれないけど

どうしようかな

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