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思い出す瞬間

、忘れられないと痛感する瞬間がある

どうしようもない別れた「元彼」のことは書くまいって決めてたけど、その決心も早くももうブレブレ

いいや、知らない
彼のことはどうしても、別れた今も1ミリたりとも悪く思いたくない、たぶん美化を重ねないと辛くて苦しくて忘れたくて、悪者にして忘れようとしちゃう、それだけはどうしても避けたい

だから美化に美化を重ねてしまえ どうしようもない、私の記憶の中の彼と一人相撲よ
それでいつか本当に「今となってはいい思い出しかない元彼がいるんだけど」って話せるようにしたいな
その時に彼と連絡はとっているのか、本当に遠い存在の人になってるかわからないけど、それでも「今でも本当に彼のことはだいすきだよ」って言えたらな、いいな
わあ、文字にしてみたら本当にそんな未来になって欲しい、まだ苦しさが過半数を占めてるけど 未来の私頑張ってほしい

彼は「恋人」であったと同時に「信頼できる人」だった
私のこと、世界で1番知ってくれている人だと思っていたし、これからも世界で1番知っていて欲しい人
私は彼のことを1番知っていたかった

ずっと抱えていた重たい記憶と気持ちもえいやって聞いてもらった どうしても話せなかった気持ちを聞いてくれた 安心できた

恋人と「世界で1番分かってくれている人」が同じ人になってしまったの、今となっては恋人を失って親友まで失ってしまった気持ち 苦しい

親友だけでも続けてくれないかな、私は君に話したい、君に聞いてもらいたい、君の考えを聞きたいの

彼に話を聞いて欲しい、彼の相槌と考えを聞きたいって思うたび、恋人になったことが間違いだったのかも、と思ってしまう
恋人を経ずにどうか友達になることができていたら、それはたぶん恋人より少し遠くても、細く長く一緒にいれたんじゃないの?って
彼に恋人がいた時に、本当に恋愛感情はおくびにも出さないって決めた時に、すごく仲のいい先輩後輩、できることなら友達の関係になって少しでも長く一緒に時間を過ごしたいって、それを目指すって決めたつもりだったのにな、間違えちゃったかな

って書きながら、恋人を経ないで彼と友達にはなれなかったよってこともわかってる
いろんなことをどうしようもないと分かった上で、付き合っている時に1回だけ、「本当は友達になりたかった」って伝えてしまった
少し困ったような、戸惑った顔をしていた

本当は友達になりたかった
今となっては本心かわからないけど
だって確実に、恋人として隣にいた時間があまりに幸せすぎたから 私の人生にそんな時間があったのが信じられないくらい、幸せだったから

何よりも君の中身が、性格が、考え方が、捉え方がすごく好きで、もっと知りたかった
知りたかったのになあ、私のことも知って欲しかったのになあ、書いてて本当に悲しくなって来ちゃった

優しいところが、楽しかった思い出が、見上げた時に前を見て歩いている横顔が、忘れられない
でも何よりももっとその頭の中心の中を知りたかった ずっともっと長く知っていきたかった

だめかなあ、今からもう一回話したいって、言いたいなあ、恋人にはもう戻れなくていい、ただ話したいだけ

もう夏だよ、夏になっちゃったよ
大学生最後の夏休み
どうか、隅から隅まで健やかに、会いたい人と会って、話したい人と話して、やりたいことをする夏にしたいの
君と会える夏にしたい、会いたいを押し殺して苦しい気持ちをねじ伏せる夏にだけはしたくない

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