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総合内科流 一歩上を行くための内科病棟診療の極意(完結)

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▼森川暢 市立奈良病院▼ 内科病棟を見回すと、高齢者ばかりというのが今の日本の現状だと思います。高齢者診療では、内科医として、ただガイドライン通りに治療するというだけでは、立ちい…
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2024年5月の記事一覧

最終回 ケアの移行

総合内科流 一歩上を行くための内科病棟診療の極意 著:森川暢(市立奈良病院) 最終回 ケアの移行 ---------- ---------- 症例(病棟の極意・実践前)心不全で入院した83歳男性。心エコーで弁口面積が0.4cm2、左室駆出率(EF)42%と低下しており、重度の大動脈弁狭窄症によるHFrEFと診断されていたが、手術希望はなく利尿薬で経過観察になっていた。しかし1年で3回以上、心不全による入退院を繰り返していた。心房細動も合併し頻脈となっていた。 今回、フ