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総合内科流 一歩上を行くための内科病棟診療の極意(完結)

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▼森川暢 市立奈良病院▼ 内科病棟を見回すと、高齢者ばかりというのが今の日本の現状だと思います。高齢者診療では、内科医として、ただガイドライン通りに治療するというだけでは、立ちい…
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2020年2月の記事一覧

第6回 マネジメントを意識した入院時サマリーの書き方

総合内科流 一歩上を行くための内科病棟診療の極意(6) 森川暢 市立奈良病院 第6回 マネジメントを意識した入院時サマリーの書き方 ---------- 多忙な内科医が入院時サマリーに割ける時間は、それほど多くはないと思います。しかし、入院後のマネジメントに繋げるためにも、要点を押さえて入院時サマリーに書くことは重要です。 ---------- ■ 症例(病棟の極意・実践前)78歳男性が、傾眠傾向と肺炎で入院した。肝障害の既往歴があった。状態が悪そうなので内服薬は全て