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おさら歯。

人生で2度目の歯列矯正を始めるために、歯を4本抜いた。普通に生活する上では抜く必要のない健康な歯、4本。

矯正に興味のない人は知らないかもしれないが、矯正するに至って「抜歯」というのは珍しいことではない。
もちろん抜歯をしない矯正もあるし、現に1度目の矯正は抜歯をせず行い、終えた。

何故1度目のときに抜歯をしなかったかというと、まず親の反対があったこと。そして(口が閉じれないほど突出した前歯を改善するために始めたのだが、)前歯の歯列を整えるだけならば、抜歯は絶対ではなかったからだ。


1度目の歯列矯正で、突出した前歯は他の歯と並び、口も自然に閉じられるようになった。
だけど、それだけ、でもあった。

元々わたしは「口」そのものが突出している。
顎が後退していて、口元が強調される輪郭。所謂「ゴボ口」と呼ばれるやつなのだが、知らない人は検索しておくれ。
歯列がキレイになれば気が紛れるのでは、と望み薄く願っていたが、やはり歯列だけでは気が紛れることはなかった。
横顔を見るたびに、醜いマヌケさに落ち込んでぐったりする。無駄な時間でしょう?

この「ゴボ口」を改善するためには、歯列矯正、もしくは骨を切って輪郭を形成する整形手術しかない。
日本には輪郭をイジる整形が可能な病院は少なく、韓国の病院で手術している人が多いんじゃないだろうか。
費用も歯列矯正よりかかるし、1ヶ月以上の流動食生活に加えダウンタイムを要する。
わたしには現実的な選択肢に思えなかった。

となると歯列矯正しかない。
1度受けたことのある歯列矯正だが、「ゴボ口」改善となると、骨をも動かす矯正になるので方法も期間も変わってくる。
わたしの場合、完成までに最低3年はかかると言われた。もちろんそれより長くかかる可能性は十分にある。
費用だって整形手術に比べると安いが、それでも100万を超える。簡単に払える生活は……もちろんしていない。
そして「抜歯」だ。これは絶対必要だ。信じられないと感じる人もいるだろう。
わたしにとっては健康な歯を抜くことなんて、輪郭美に比べたらどうでもいい話だったから躊躇いもなくすぐ抜いたが。

痛いし、これから歯に装置をつけて3年も生きるのか……と思うと憂鬱にもなるが、キレイになったフェイスラインを想像するとワクワクと心が高鳴ってくる。

とにかく誰かに言いたかった。
わたしは変わるために4本の歯とおさらばしたのだと。人生の大きな決断をしたのだと。


歯列矯正については今後も自分用の記録としても書き残していきたいと思う。だれかの参考になればいいな、とも思う。

3年後、わたしはどうなっているのか楽しみ。
笑顔で笑っているのだろうか。

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