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念持仏造立教室〜金箔押編〜

先日龍岸寺さんで開催の『念持仏造立教室〜金箔押編〜』が終了いたしました。

朝からお昼をはさみ夕方までがっつりと作業して頂きかなりハードだったと思います。
皆さま本当にお疲れ様でした♪

この教室は
仏さまを、彫刻→漆塗り→箔押し→厨子組み立て
という仏壇仏具の製造工程の順にご自身で制作体験し念持仏さまを完成させるという今までなかった本格的な教室です。

また同時に仏壇仏具の工程を知り彫刻以外の用途も学んでもらうことで裏方の職人さんの存在もわかって頂けることを目的としています。

この日も6名の参加者の皆さんがご自身で制作した漆塗りされた仏さまに金箔を押されました。
金箔押は初めての方が多く午前中はサンプル板に金箔を押す練習。接着剤の生漆に触れて頂き金箔を押す「タイミング」をとる訓練と薄い金箔を掴んで押す基本に挑戦!午後からは本格的に念持仏さまに箔押し作業。
その後鎌倉初期に流行った頭、手、足には金粉を蒔きます。
おまけとしまして、次回の厨子組み立て時に必要な錺金具にも箔を押しました。

龍岸寺のご本尊である金箔仕上げの阿弥陀如来さまに見守られながらの本堂での作業。

中には九州から来られた中学生もおられ賑やかで楽しみながらも真剣に作業されている姿は未来の仏具職人か!
と思うくらい嬉しく思いました。

と同時に技術を引き継いでいかないといけない!
と改めて感じた一日でもありました。

6名の参加さま、お付き合いありがとうございました😊
次回は最終回、厨子組み立て+開眼法要です!
宮大工と錺金具師さんがご指導されますのでよろしくお願いいたします。

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