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現代の食事情の考察

現代の食事情はすっかり昔とは様変わりしましたね。


食は西洋化が進みました。

安全基準(農薬検知等)が高くなりました。

現代人の寿命は大きく伸びました。

孤食がすすんでいます。


大小様々に変わり

一長一短といった所でしょうか。


長くは生きれるようになったけど

本当に幸せに生きれているのでしょうか?

より豊かに生きるには生活全てを見直す必要がありますが

今回は食の歴史を中心に話を進めようと思います。


食の変化は何をもたらしたか?

ステーキやシチュー、ファーストフードにパン食文化

いろいろなものが持ち込まれました。

西洋化自体は悪いものではないと僕は考えます。

そもそもに日本食が全て健康という思考自体が

危険な考えです。


まず日本人が長寿国としてしられていますが。

その秘訣は日本食とありますが

本当にそうなのでしょうか?

江戸時代に遡れば平均寿命は40さいと

明らかに低く、とても日本食が体にいいとは

思えないです。


そして、日本人の寿命が伸び始めたのは昭和初期。

そこで何があったのか?

この頃の主要な死因は脚気という病気でした。

これはビタミン欠乏症です。

そして昭和初期にビタミンが発見され改善されたというのが

表向きの減少理由ですがこれは違います。


ビタミンが発見されたからといって

国民の食生活が大きく改善されることはないでしょう。

ましてや昭和の戦後です。

では何があったのかか?

それは米の検疫が始まったからです。


当時は食品に対する検疫はあまく

決して上等と言えたものではありませんでした。

当時の病理医達(病気を解明する医者)が

安全基準を引き上げる役目となりました。


当時、お米の中には黄色く変色した

黄変米というものがしばしば見つりました。

食べても急性の毒はなく長期にわたり

無害として国中を流通していました。

このころマイコトロジーという毒科学が

発達しカビが生成する毒についても解明されてきました。

そして黄変米を調べるとアフラトトキシンとよばれるカビ毒が

みつかりました。


これは強力な発がん物質です。

現代の食品添加物とは比べものにならない程です。

(現代の食品添加物の発がん物質による発がんの症例は今の所ないのが事実だそうです。もちろん体に悪いですが、極めて弱い発ガン性という事)

極めて毒性が高いですが、長期にわたって潜伏します。

症状として表れるのがおよそ40年です。

子供のころから食べ続けた黄変米の毒は少しづつ蓄積し

40歳を超えるあたりから発がんをします。

そう江戸時代の平均寿命と符合するように。


42歳が厄年と言われる所以はここにあるのかもしれません。

ちなみにカビ毒だけでなく慢性の毒素は40年かけて体を

蝕み発病します。更年期障害や老化が加速するのもこの時期からですね。


このカビ毒が発見されすぐに日本の米に安全基準を

設けられ、施工年以降、年々平均寿命が伸びていく

事となったのです。


しかしこれだけでは長寿の説明はつかないと思うでしょうが

意外にもこれだけが大きな由来でもあるのです。


別の角度から見てみようと思います。

それは気候です。

カビは高温多湿を好むことはよく知られています。

日本でのカビの発生時期は主に夏場だけですが

熱帯地域、亜熱帯地域の国々は今でも

カビ毒の蔓延を抑えられずにいます。

特にアフリカ諸国は経済後進国と気候も相まって低いです。

そして寒い国は経済後進国でも比較的平均寿命が長いです。

そして長寿とは言われていますが2013年で日本が平均84歳で

1位ですが、34位のアメリカで平均寿命79です。

たったの5歳差です。西洋食が悪いと言える根拠はあまりないですよね。

この5歳差は日本の食の安全基準の高さと魚貝類の摂取量の差によるものや

米と小麦の主食の差等の複合的な要因だと僕は考えます。


そう日本人が長寿なのは本当に

運が良かっただけではないでしょうか。


これからの寿命の差はどれだけ

食について正しい情報をもっているか

になってくると思います。

寿命の二極化が進むかもしれませんね。


人は潜在的には150歳までは生きられる

仕組みをもっています。

つまり、それでもまだ人生の4割もの時間を

削り取られているという事です。

それは僕たちが正しい食の情報を

持っていないという事です。

人はもっと美しくエイジングしていけると思うのです。

これからの時代はアンチエイジングでなく

ビューティフルエイジングです。

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