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いつの間にか韓国留学カウンセラー化してた話

誰でも「これだけはちょっと喋れる」という鉄板ネタや「さんざん聞かれる」というジャンルが一つはある。

私の場合、ブライダル雑誌にいたのもあって結婚式の費用について聞かれたりするし、業務上「これから来そうな韓国俳優は?」とかもよくある。でもダントツに相手の”真剣度”が高くて、なおかつ後日「参考になったよ」と”貢献度”が高いらしいのは『韓国生活(留学)の話』だなぁと思う。自画自賛。

「娘が交換留学に行きたいらしいけど韓国って危なくない?」
「会社辞めて留学したいんだけど仕事って見つかるもの?」

ソウルにいた頃から帰国後の現在まで、不定期だけれどコンスタントにいろんな人から相談を受けている。実は今日も知人から「従姉妹の留学相談にのってやって」と頼まれ、可愛いK−POPヲタ女子と会ってきたところだ。

正直、話の半分は私の失敗談がベースだけれど

「そういうのが知りたかったんです。だって誰もインスタとかに上げないじゃないですか。カッコ悪い話は」

と真剣にメモを取ってくれていた彼女。ソウルの街でホームレス同然になった苦い思い出も、顔から火が出るようなイタイ過去も、誰かの役に立てば教訓や知識に昇華するらしい。よかったな、28歳のカッコ悪い私。

帰りの電車の中で「アレも話しておけばよかった」そんなネタがポコポコと頭に浮かんだ。加齢による物忘れか?…もうちょっと頑張れよ、三十路。

とはいえ。韓国で生活していたのはかれこれ5年前。日本以上に目まぐるしく進歩していくあの国においては昨年の情報さえもはや古いのでは?と危惧しながらも

「表面上は著しく日々変化するが本質的な部分は(良くも悪くも)ずーっと変わらないのが韓国である」

と開き直り、「韓国留学ガイド<仮題>」を備忘録として書き残していこうと思いたった。自分がすっかり忘れてしまう前に。

細かい手続きとか、どっかの留学ガイドに載ってそうなことはそっちで見ていただくとして・・・それ以外の「そんなの聞いてなかったし(涙)」「何処にも書いてなかったやん(怒)」とかつて思った事をまとめたいと思う。

内容はざっとこんな感じ。

◆最低限の準備について(語学力よりお金よりもっと大事な必携品が!)
◆期間について(目的によってかなーり変わる)
◆お金について(いろいろHIGH&LOW)
◆ビザについて(最初からワーホリビザ取らないでね)
◆家探しについて(私はホームレスからスタート ※絶対マネ禁止)
学校探しについて(実はかなり当たり外れアリ)
職探しについて(まずはコネをつくるところから)
恋愛事情について(これ、全員に必ず聞かれる)
その他いろいろ(ほんとは裏の本題だったりする)
※重要な部分は韓国在住の友人に最新事情を確認&修正します

必要とする人はほんの一部だと思う。でも最近のK−POPブーム再燃で「韓国に行ってみたい」「ハングル学びたい」と思うコたちは増えているに違いないし、たぶんいる。そんな誰かにうっかり、しれっと届けばいいなと思う。そして、そんな誰かを心配したり見守る周囲のオトナたちにも。

よっぽど守るべきものが日本にある人以外は、基本背中を押しちゃいたい性分。「TWICEと話してみたい」「BIGBANGの事務所で働きたい」とか「韓国コスメのPRになりたい」とか。人に笑われそうな動機やムリめな目標でも案外ほんとに叶うかもしれないし。

ちなみに私は・・・7割ぐらい叶ったのかな、と思う。

〜余談〜
「カルト教団に勧誘された事件」「日本人駐在員の不倫事情」「友達の鼻整形に立ち会った日」「大家のバアちゃんと敷金巡って大げんか」「応援してたロックバンドが大麻で逮捕」・・・そんな使えないエピソードばかり鮮明に思い出せるのは何故だろう。

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