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ファンドレイジングの祭典

 今日と明日は東京の駒澤大学で年に一度のファンドレイジングの大会、ファンドレイジング日本2018が行われています。

ファンドレイジング・日本とは
ここに来れば、ファンドレイジングのすべてが学べる。
世界4大ファンドレイジング大会のひとつ。
ここに集まる「人」のパッションが溢れ、ファンドレイジングに関する最新事例、世界の潮流、地域のネットワーク、企業によるサービスなど全てが一堂に会する場です。「学ぶ」より「気づく」、「参考になる」より「やりたくなる」、「1年間分の元気をもらえました」という声をいただける、気づきや出会いが溢れる場です。(FRJ2018のHPより)

 駒澤大学を舞台に様々なセッションが各教室で行われ、参加者はその時間その時間、自分が聞きたいセッションを選んで教室を移動して学びを得たりネットワークを広げたりしています。
 ちなみに、今年のテーマは「共感型ブレイクスルー」。この言葉だけではなんのこっちゃわかりませんが

子どもたちの貧困のために、生まれたばかりで遺棄される赤ちゃんたちのために、殺処分にあう動物たちのために、自然災害で被災した人たちのために。現場で起こっていることを伝え、共感した人たちが連鎖し、大きなうねりとなって社会に変化が生まれる。一見小さな取り組みが、「共感」を軸に大きくブレイクスルーしていく姿をみていると、これこそが日本の可能性だと感じます。(FRJ2018のHPより)

と、ファンドレイジング協会代表理事の鵜尾さんは話されています。
 「共感の連鎖」、大事な考え方だと思います。私たちはつい目の前の話し相手からの共感を得るというところまでしか考えませんが、その方がまた別の方に話して共感を得て、その方がまた、、、という連鎖は十分に起こり得ることで、何か社会に変化が生じる時には様々な要因によってそうした連鎖が加速して大きなうねりとなって広がるんでしょうね。

 今日私が参加したセッションは以下

・プロフェッショナル・ファンドレイザーの在り方〜PubliCo解体新書〜
 今月末に惜しまれつつ解散することが決まっている「株式会社Publico」の設立からこれまでの成果、そして解散の決断に至る顛末など、を通してNPO向けコンサルが事業として成り立つという話が聞けました。

・特性を活かしたファンドレイジングの成功事例、一挙紹介!
 〜全国チャプター代表から包括的に学ぶ!地域ならではの成功のポイント〜
 ファンドレイジング協会にある地域チャプターの中から特色のある取り組みをされている北海道、東北、東海、九州の4チャプターから事例紹介などがありました。

・企業もNPOもハッピーになる働き方改革
 〜企業、NPOを横断する「越境人材」が社会を変える〜
 〜ソーシャルセクターの2030年人材ヴィジョンを考える〜
 これは朝イチのセッションだったんですが、一番刺激的でした。LIFE SHIFT、人生100年時代、働き方改革が叫ばれる中で企業の人材をソーシャルセクターで活かそうという動きが少なからず出てきています。まだまだ課題も多いですが、企業への所属とソーシャルセクターへの所属というパラレルキャリアが普通に選択できる世の中が近づいてきていることを感じることができました。

 どれもいずれ、もう少し詳しく取り上げたいと思います。

他にも魅力的なセッションがたくさんあります。詳しくはFRJ2018のHPを見てみてください。(http://jfra.jp/frj/)

もしサポートいただけたらファンドレイザーとしてのスキルアップに活用させていただきます。