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”kinoto”という名前

ここでは、製作のためのメモや
裏話なんかを書いていこうと思います。

活動のコンセプトは
自分の中にあるイメージや思いを形にすること
なので、
”言葉”にする行為は、まだあやふやで、
形の定まらないイメージを
具現化することの一歩だと思っています。

更新は不定期、思いついた時に
好きなだけ書こうと思っています(笑)

あくまでも私の思考過程なので、
支離滅裂だったり、
起承転結がない時もあると思います。
そういうものだと思って、お楽しみください。



さて。
今日は、ショップネームの話。
もともと占い屋さんになろうと思って、
立ち上げた屋号でした。


「kinoto」は四柱推命で「草花」を表す
「乙(きのと)」から付けています。
私の干支が「乙卯」であること、
花にまつわる名前をつけたかったことから、
この名前になりました。


普通、何かお店をやろうとする場合。
多くの人は、何を作って売って、
どんな人に向けて、こういう思いで…
といった、最初から最後まで一貫した
”〇〇である”という
つまりは、「コンセプト」を決めて
始めるものだと思います。


しかし、見切り発車が得意の私は、
そんなことはほとんど考えず(笑)
ただ漠然と「何か作りたい」からスタートし、「花の名前がいいな。」から
この名前にして、今に至ります。


不思議と歩き出せば、
周りから「こういうのやってみたら?」と
それまで自分の生活の中になかったものを勧められたり。
「そういえば、私ってこういうものが好きだったな…」と思い出したり。

(アクセサリーを作る、というのは主人から勧められたものですし、子どもの頃にビーズが好きだったというのも、やり始めて思い出しました。)



最初から明確な方向性がなかったために、
これはちょっといいかも!と感じるものは
気軽に試していきました。
(当然、表に出ていないものはたくさんあります笑)


色々とチャレンジしていくと、
ひとつひとつはバラバラのそれらに
共通しているものがあることに
気づいていきました。


小さなものがたくさんきゅっと集まって、
色と形が調和していて、きれいなもの。


私が心惹かれるものは、
概ねこのような共通項があったのです。


それに気づき始めてから次第に、
最近のスタイルである
「小さなビーズをまとめて、色や形で表現し、透明感のあるアクセサリー」
というものが出来上がってきたように思います。


これも後々に気づいたことですが、
「乙」が表す「草花」というのは、
花屋さんにあるような1本で目立つ花ではなく、どちらかというと雑草に近く、
小さく素朴で、群衆で咲いているような、
そんな花を意味しています。

なんとなくですが、
ビーズがたくさん集まっている姿と似ているな、
と個人的には思っています。


***


ショップの名前も、やっていることも、
最初からそう決まっていたかのように
すべて繋がっていっている、
今はそんな過程にあります。

ここから先、どうなるのか。
それは私にもよくわかりません。

ただ、「終わりだな。」と思うまで
続けようというのは決めているだけで。

終わる時が来て初めて、
kinotoとはこういうお店ですと、
説明できるようになるのかもしれません。


変な話ですが、花も、自分が咲くまで
自分が”〇〇という花である”というのは
知らないんじゃないかと思ったりもします。
ある時、何かのきっかけで土の中に植えられて、天気や環境の影響を受けながら
時期が来たら花を開いて、
初めて花であることを知って。


そしていつまで咲くのか分からないけど、
終わりの季節がくるまで咲き続けている。
それを季節が巡る中で、
繰り返しているのではないかと。


案外、私という存在も、
そういう風に生きているような気がします。


kinotoもその名前に相応しく、日々育っていってくれていると思って見ています。
…と、どこか他人事のような感じですが(笑)
運営するのは私なので、
私の要素ももちろんありますが。


まだ私にも分からない、
不確かであいまいな部分も含めて
”kinoto”であって。


そのあいまいなものを、私は、
この記事の冒頭にあるように扱いたい、と。


とにもかくにも、そういうことを、
やりたいというわけで
つまりは”コンセプト”ということですね(笑)


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