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15年間勤めた神戸市役所を退職します!

本日、令和6年3月31日をもって、神戸市役所を退職することになりました。
15年間の市役所生活の中で、公私の活動を通じ、数々の貴重な出会いや出来事に巡り会い、ここで繋がっている皆様に支えられながら、今日に至るまで勤めを果たすことが出来ました。改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

///市役所生活の振り返りと棚卸しをしてみる///


・下水道部門では、市若手職員による広報チームの活動、関西4都市とのネットーワーク交流、横浜市役所を初めとする全国の活発な下水道職員との長寿命化や地震対策の研鑽、そして2度の災害派遣(福島・熊本)を通じて、インフラ保全業務の尊さを学びました。

・北神支所まちづくり課では、地域を支える地域団体や民間企業、まちづくりコンサルタントの方々と、課題の発掘、案件化、解決を進めると共に魅力の磨き上げを同じ方向に向かって一緒になって取り組みました。北神の2年間は、行政職員がまちへ貢献するポテンシャルに気付き、自身の価値観が大きく変わるきっかけとなりました。生涯北区ファンであり、山田町の川の音ベースキキャンプ場を拠点として、農村地域の持続可能な暮らしの維持・発展に、貢献し続けます。

・道路部門の4年間は、自転車活用推進計画、駐輪場、駐車場、神出山田自転車道、三宮プラッツ、サンポチカ、三宮中央通り等、都心三宮再整備事業の道路空間利活用など、新たなチャレンジに多く取り組み、多くの仲間を巻き込みながら、ある種の公物管理者らしくない、まちに新たな賑わいと変化をもたらす業務に携わることが出来て、見える世界の奥行きが広がりました。官民のインタープレナーとして、橋渡しや事業円滑化を進め、民間の方々と共に課題を突破し、絶対オモロイと思う景色を作り上げていく楽しさを覚えたのも、この時期でした。

・そして、今年1年は都市づくり部門にて、主にポートアイランド・リボーンプロジェクトに携わり、中長期的な視点をもち、島内の住民・企業・大学等の方々と共に将来のまちづくりの絵姿を、1から描いていく業務を担当し、あらゆるステークホルダーの方々と面会しては意見を聞き倒すお仕事をさせてもらいました。都市と住民とのアクセスポイントを行政と民間で一緒になってどう作るのか、都市計画とのバランス、多岐に及ぶ関連計画との整合などに苦戦しながら、その中で、まちライブラリーみなとじまを始めとする地元プレイヤーの方々との良い出会いもありました。これからも、島のまちづくりに関わっていきたいと思っています。

///15年で9所属(維持補修・工事監督・設計・保全管理・計画・事業企画etc)たくさんの経験をさせて頂きました///

転職への想いと転職先について


どの立場でも、自分の言葉を大切に、コミュニケーションを豊かに、個性を表現しながらプレイングマネージャーとして業務を遂行する中で、これまで以上に自分らしさを最大化できる環境と時間を求める気持ちが強くなり、この度の転職を決意しました。

明日4月1日より、大阪の都市デザイン事務所「ハートビートプラン」でお世話になります。大阪を拠点に、全国のまちにワクワクを編み込む会社の一員として、様々なエリアのおもろいプロジェクトに関わって行きます。
どのような街で、どんなプロジェクトに、想いをもった方々と共に、どんなお仕事が出来るのか、これからの一期一会を大切に、自分らしさをミックスして、好きだと思える街を増やしていきます。
また、これまで関わりのある皆様と、違った立場でお仕事やまちで出会える機会があることを、楽しみにしています。

そして・・・私は神戸市役所の立場を離れますが、変わらず神戸のまちのファンであり、神戸のまちづくりに関わっていきます。神戸市北区「KOBE川の音ベース」キャンプ場は、自然保全・アーバンネイチャー推進活動や持続的な農村エリアの発展に向けて取り組みを続けますし、神戸周遊フェス実行委員会の副会長として、都心部を中心としたまちなかのアートシーンの創出にも変わらずコミットします。

変わらず神戸の街をうろちょろしていますので、街中で姿を見かけた際には、気軽にお声がけ頂けると嬉しいです。
これからも、変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

                   令和6年3月31日 木下 裕介

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