「2022年 オークス」は期待値か
【結論】
中
【レースの難易度】
S
【理由】
①大混戦。どれが勝つかわからない
②信頼できる期待値のある軸馬は不在
③ペースが読みづらい
④極端な馬場のバイアスがある訳ではなさそう
それぞれについてコメントを書いていく。
①大混戦。どれが勝つかわからない
今年の3歳牝馬のレベルが高いか、低いのか。
現時点では判断は難しい。
ただ、一つ言えることは大混戦だ。
ここで人気になりそうな馬をあげていく。
「⑥サークルオブライフ」
「⑱スターズオンアース」
「①ウォーターナビレラ」
「③アートハウス」
「④ルージュエヴァイユ」
「⑧ナミュール」
「⑯プレサージュリフト」
まぁ、こんなところだろう。
とりあえずこの馬たちを比較するためにそれぞれのレースを見ていく。
【桜花賞】
誰もが知ってる「内前有利」のレース。
「①ナムラクレア」が3着に残り、「⑥ウォーターナビレラ」は終始最高のポジションで競馬し2着。1着「⑧スターズオンアース」も後方で直線で寄られる不利があったとはいえ、川田の神騎乗で最大限ロスを省いた騎乗だった。
このレースをみた時の率直な感想は下記。
1. 「⑯サークルオブライフ」が終始外々を回しながらもいい脚で4着まで追い込んでいる。オークスで狙いたい
2.「ナミュール」が意外に伸びなかった
3.内有利すぎ
4.「スターズオンアース」よく届いたな
こんな感じ。おそらくたいていの競馬ファンは同じような印象を受けているはずだ。そこで確信したことがある。
→3歳牝馬は団子
おそらく夏を超えて一気に成長する馬や、違う路線にいき才能を開花させる馬はいるだろう。ただ現時点では抜けた馬は間違いなくいない。
桜花賞前の段階では「ナミュール」が
「阪神JF」や「チューリップ」のレースぶりから抜けて強いように感じていた。
ただ「桜花賞」は不利すぎる外枠、出遅れ、中途半端な競馬などがあったとはいえ、案外な競馬だった。本当に能力が抜けているのであればあそこでも善戦をしてほしい。
一方で「サークルオブライフ」は確かに強い競馬だった。
外枠から終始外を回り堅実に追い込んでいる。阪神JFも展開に恵まれたとはいえ、強い競馬で差し切っている。
ただどうしても「チューリップ賞」が引っかかる。かなりの好位から、全く伸びなかった。あのレースだけだと「ナミュール」が圧倒している。
そう考えると序列をつけるのはまだ早いよね。
「スターズオンアース」も確かに強いが、ロスを最小限に抑えた川田の神騎乗によるもの。直線の不利は後1秒でも先に起きていれば致命的な不利であったと思うが、ギリギリ凌げるレベルの不利。勝負根性があればなんとかなる。
「ウォーターナビレラ」は絶好位から2着。「ピンハイ」「パーソナルハイ」は内を立ち回っての粘りこみ。
「ベルクレスタ」は⑫から内に入れてうまくレースしたが、直線でうまく出せず、踏み遅れ。
「プレサージュリフト」はどん尻から距離ロスは省くもの大して伸びない。
これらのことを考えると、ほんとに桜花賞組って差はそんなにないのよ。
ただ一つだけ言えることは・・・
「どの路線よりも桜花賞組が強い」
これは間違いない。なので基本的には桜花賞にでていた馬を中心に、その馬たちのステップレースを比較し、オッズを見て馬券を購入するのが吉だと思う。
【フローラステークス組】
内前有利の馬場。
この時は展開利を生かして「パーソナルハイ」が逃げ切ると読んでいた。
展開的にはドンピシャであったが、序盤に「シンシアウィッシュ」が競りかけたことが誤算。中盤緩めたが、あれがなければ多分「パーソナルハイ」が逃げ切っていたレースだと思う。
そんな中、不利もなく楽にレースを運べたのは「エリカヴィータ」。特に強いという印象はなく、馬場と展開だけで来た印象。評価を全く上げる必要はない。
①ルージュエヴァイユ」は最後の直線で相当な我慢をさせられている。そんな中の切れ味は相当であったため、フローラ組では唯一狙いたい馬である。
「ホウオウバニラ」は特にコメントなし。
【忘れな草組】
ただ「アートハウス」が強かっただけの印象のレース。
ただこのレースは前内有利の馬場を川田が絶好のエスコート。
直線の切れ味が他馬とは違ったため、あの中では強い印象は持ったが、
レースラップを見てわかる通り、前半スローの後傾ラップ。おそらく「アートハウス」が一番能力を発揮できる展開になったのだと思う。
ただし「アートハウス」は前走の「エリカ賞」で前崩れの展開だったとはいえ、2番手追走から最後の直線で全く見せ場なしで止まっている。たぶん、よーいドンにはめっぽう強いが、レースが緩まない凌ぎ合いでは能力を発揮できずに終わってしまうタイプ。
また「忘れな草組」はメンバーレベルがかなり弱かったと言わざるおえないので、人気になりそうな「アートハウス」はまず軽視で良いと思う。
「シーグラス」は特にコメントがないが、血統背景からばて合いになれば「カワキタレブリー」することはありえなくはない。
【フラワーカップ】
前いった馬がそのまま残ったレース。ここは「パーソナルハイ」を狙い「ニシノラブウイング」と厚く買っていたのであの「パーソナルハイ」の出遅れはかなりショックだった。
勝った「①スタンニングローズ」は馬場とポジションニングとメンバーレベルに恵まれただけと感じる。というのも「スタンニングローズ」はデイリー2歳も、サウジRCも力負けしており、一線級からは2枚ぐらい落ちる馬。
そう考えると、この組を買うのであれば唯一出遅れて競馬をしていない「パーソナルハイ」ぐらいか。
【クイーンカップ】
プレサージュリフトの豪快な勝ち方が目立ったレース。ただベルクレスタは直線ちょっとしんどかった割には、かなりの脚を使っている。
スターズオンアースは特に不利なく運んで3着。
このレースだけならプレサージュリフト=ベルクレスタ>スターズオンアース。
ただし、この3頭は桜花賞で見事着順が入れ替わっており、能力は拮抗しているといっていいだろう。
こんな感じで分析してみた。
やっぱり大混戦だ。
②信頼できる期待値のある軸馬は不在
上記の点から信頼できる軸馬はいない。
唯一信頼できそうというのであれば崩れない「サークルオブライフ」だが、不可解なチューリップ賞の敗戦と過剰に連軸候補として売れそうなことを考えると「期待値はない馬」と言わざるおえない。
③ペースが読みづらい
ペースがわからない。「パーソナルハイ」が外目に入り、内に先行できる馬がはいったことから、序盤はペースがそれなりに流れそうな気もする。
ただし、「ウォーターナビレラ」が①をひいた関係で「豊さん」であればすっと前につけてペースをコントロールしにいくはずだ。実際に1400mを使うような馬だから、距離に不安があることは間違いないので。そうなると「パーソナルハイ」が意外とほっとかれて、逃げ粘るみたいなシーンは全然あり得る。
また、有力馬が基本的には後ろからの馬である点も大きい。
「⑤ルージュエヴァイユ」
「⑥サークルオブライフ」
「⑧ナミュール」
「⑯プレサージュリフト」
そういうことを考えると、後ろをけん制して前残り。これはほんとになくない話だ。「オークスは差し決着」というジョッキー意識があるのであれば更にそれは強くなる。
ただ「アートハウス」や「スタンニングローズ」「ラブパイロー」とかもいるし、オークスなのでポジション争いとかを激しくやっちゃうと前が。。。ということも。正直やってみないとなんとも言えないな。
競馬ってわからない。。。
④極端な馬場のバイアスがある訳ではなさそう
桜花賞や皐月賞ほどの馬場のバイアスはなさそうである。
内はあまりよろしくないようだが、2400mを終始外から押し切れるかといわれるとそれはそれで厳しい。
そうなると、狙い方は更に難しくなる。
ということで現時点で期待値がありそうな馬だけピックアップしておく。
※あげた馬がネクロマンシー中井さんが本命にしなけれればいいのだが(笑)
【設定6】なし
【設定5】ベルクレスタ(ネクロが本命にしなれば軸)、パーソナルハイ(単勝20倍以上欲しい)
【設定4】ナミュール(単勝8倍ぐらい欲しい)、プレサージュリフト(単勝8倍ぐらい欲しい)、ルージュエヴァイユ(5番人気ぐらいなら)
シーグラス(しんがり人気ぐらいで超ハイペースになれば)
【設定1】アートハウス
【設定2】サークルオブライフ、ウォーターナビレラ
以上。
あとは初の2400mとか、輸送とか、いろいろあるのでほんとに難解なレースだね。あまり勝負はしなくてよいと思います。
それでは良いオークスを!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?