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自己照会#5 「7本」

 晩飯作ってたら更新遅くなりました。
美味しかったです。

 こんばんは、Kinoshita Under Woodです。今日は自分のギタリスト人生を共に歩んできたギター達を紹介したいと思います。あんまりギターのこだわりについて話す機会が無かったので長くなると思いますが、興味ある人は読んでってください。


①Gio Ibaneze「型番不明」

 記念すべき一本目のギターですね。近所の島村楽器に売ってた初心者セットの中から、1番メタルっぽいギターを選びました。多分インドネシア製。
 今思うとめちゃくちゃ雑な作りしてましたね〜、ハムバッカー積んでる割には出力そんな無いし、ネックは微妙に捩れてるし…。極め付きにはなんとブリッジの高さが変えられない!オクターブチューニングも弦高も変えられないことが楽器屋で判明したため、次のギターを買うことにしました。

②LTD 「SNAKEBYTE」

 …いや2本目に買うギターじゃないでしょ。メタリカのジェイムズヘットフィールドモデルの廉価版です。高1の冬だったかな?1年間貯めた貯金+親に頼み込んで出資してもらったお金で半分ずつ出し合って買いました。見た目通りの音がします。あまりにも出力が高すぎてクリーンのアンプに繋いでも音が歪んでました。このギターで色んな高校での合同ライブだったり軽音楽大会に出たりしてたので、結構色んな人に変形ギターの人っていう風に認知されてました。ある大会の審査員からは「ジャックナイフみたいなギターだね」って言われました。何言ってんだこの人。
 部活のメンバーとオリジナルバンドを始めるにあたって、このギターだと歪みすぎて色々台無しになってしまうため、次のギターを買うことにしました。

③Greco「レスポールタイプ(型番不明)

 次のギターを買う少し前、おばあちゃん家の倉庫を掃除してた時に埃だらけで眠っているのを見つけました。どうやら母親か叔父がバンドをやっていた頃に使っていたギター…らしいです。レスポールは好きじゃないんですがなんとなく見つけてしまったのでなんとなく楽器屋に持って行ってなんとなく修理してもらってなんとなく使ってました。このギターの何が面白いって指板が樹脂製なんですよね(笑)、結構チープな音がしてた記憶があります。ギタースタンドから滑り落ちてしまった時にジャックが割れてしまい、音が出なくなったため今度は自宅の押し入れに眠ってもらいました。1ヶ月も使ってなかったと思います。その後、中学の同級生に借りパクされます。もしこれ見てたら早く返してね。

④CoolZ「ZST-10M custom」

 「バンドのために」ちゃんとギターを弾こう、と覚悟を決めるきっかけになったギターです。元々は3シングル白ピックガードのシンプルなストラトキャスターだったんですが、色々改造してこのビジュアルになりました。改造点は以下の通り。

・ピックガードを白→赤ベッコウへ
・リアピックアップをシングル→セイモアダンカンsh-5へ
・ピックアップカバー、ノブを白→黒へ
・ペグを純正→ゴトー製マグナムロックへ
・ストラップピンをシャーラーのロックピンへ

 コンセプトは「滝善充+アベフトシ」でした。当初はテレキャスターカスタムを買うかEdwardsのSuffer(滝善充モデル)を買うかで迷ってたんですが、楽器屋さんの定員さんと相談した結果、当時のオリジナルバンドに合うサウンドはこれが1番いいだろうとの事になったので購入&改造を決めました。肝心の音はというとめちゃくちゃ良かったです。やっぱCoolZの楽器は改造してこそ本来の実力が出せる気がします。WeaJでも割と使っていたのでこのギターの印象がある人は多いんじゃないですかね?
 このギターと共にいくつもの修羅場を潜り抜けてきた戦友のようなギターで、とても大切なギターです。

⑤fujigen「JIL-ASH-DE664-M/OPB」

 大学に入って、もう少ししっかりした作りのギターが欲しいと思い購入しました。エクストラロングスケールという、特殊なチューニング、いわゆるドロップチューニング用のギターをです。9mmの滝がultratoneというエクストラロングスケールのギターをレギュラーチューニングにして使っていることに感銘を受けて、ultratoneとこのギターとを弾き比べた結果このギターの方がハイのギラギラ感が好みだったため購入。EMGピックアップの割にはクリーンもしっかり出ていた記憶があります。WeaJ初期はこのギターを使ってましたね。初ワンマンもこのギターでやりました。ただ、やはりエクストラロングスケールをレギュラーチューニングにしている以上サスティーンが短かったり音がバチバチなったりテンションが高すぎて弾きづらかったりでお役御免となりました。今後ドロップチューニングを使うことがあったらこのギターの出番ですね。

⑥Kanede Sound Design「KTM-AS custom」

 バンドサウンドにおいて、そのキャラクターのほとんどを作っているのはギターの音です。WeaJは音楽性が独特なので、どうすればいいかずっと悩んでいました。アンプとの相性、ベース、ドラムとのバランス、同期音源との住み分け…。色々な要素を考えた上で、実はシングルコイルが合うんじゃないか、ということでこのギターをチョイスしました。コンセプトは「俺のシグネイチャーモデル」です。このギターも以下の通り改造されています。

・ピックガードをホワイトパール→赤ベッコウへ
・両ピックアップをKariya-Pickups→muygrandeピックアップへ
・ペグをゴトー製マグナムロックへ

 最初の見た目はかわいいギターボーカルの人が持ってそうなポップ系でしたが、以上の改造を踏まえて毒々しいギターへと仕上がりました。音に関しても、ムイグランデピックアップのおかげでテレキャスターとは思えないほど高出力となりました。
 このギターは一生使うつもりで購入しました。今までは黒いギターを高頻度で使っていましたが、そのイメージを一新してこの白いギターで誰かの真似じゃない、新しいKinoshita Under Woodを作ってやる、そのぐらいの気持ちで購入しました。現時点のライブでは使っていませんが、ピックアップをテレキャス用のトーンゾーンに換装してまたメインとして使う予定です。それぐらい気に入ってます。有名になったらシグネイチャーモデルとして販売してください。

⑦Edwards Platinum Edition「Katmaster」

 言わずもがな9mmの滝善充の最新モデルです。ノリで買いました。ノリで買ったのでバンドで使う予定は全く無かったのですが、新しいサウンドを手に入れるために実験的に採用しています。詳しいスペックについてはネットで調べてください。
 めちゃくちゃ軽くて弾きやすいですがどう頑張ってもメタルの音がします。そこが良いとこでもあり悪いところですね。正直ちょっと弾きづらい部分はありますが、経験値を積むという意味でもこのギターを弾くのは楽しいです。
 プロと同じ仕様のギターを使うのは、自分の癖と向き合う良い練習になります。このギターで良い音を鳴らせているギタリストは実際にいる訳で、その人と比較することで自分のタッチの癖に気付くことができますよね。ちなみに自分のタッチはどうやら強めみたいです。強さではなく素早さを目指したいところです。


 さて、長くなりましたが合計7本、以上が俺のギター遍歴です。こうして振り返ってみると、なかなか面白いギターばかり使っているような気がしますね。これだけの本数を弾いてやっとこさ「俺の音」っていうのがハッキリしてきたので、あとはブラッシュアップしていくだけです。頑張るので応援よろしくお願いします。

 …最後に、ここまで読んでくれた方、暇すぎです。もっと有意義に時間を使ってください。ギター弾くとかね。
 

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