見出し画像

FXで最低限必要なファンダメンタルズ分析の知識

このnoteでは最低限必要なファンダメンタルズ分析の知識を解説していきたいと思います。
文字数は約5000字です。

なお、全て丁寧に説明していては文字数が1万超えになると思ったので全て箇条書きのような解説になってますのでご了承ください。

それでは見ていきましょう。

通貨が上がる要因→利上げ
通貨が下がる要因→利下げ

ファンダメンタルズで大局を捉える。
大局=大口が取引する方向

ファンダに順張りしていけば中々痛い目に合わない。

分かりやすい例でいくとドル円。4時間足では売り局面だったのにやはり円が弱すぎて結局上げ相場に戻った。週足の押し目買いになった。だから週足の方向性を決めるのはやはりファンダが関わってくる。

大口トレーダーはファンダに順張りしてくる。なぜなら顧客に説明責任があるから。

大枠が重要。

テクニカル分析でいくら売る理由、買う理由が見つけたとしても、大枠の取引方向が分かっていないとうまくいかない。

相場サイクルを知る。

金融相場

業績相場

逆金融相場

逆業績相場

この4つの中で今どこにいるのかを考える事によって、株が上がりやすいのか、下がりやすいのか。それによってFXが通貨高になりやすいのか、通貨安になりやすいのか、要するに通貨が買われやすいのか、売られやすいのかが分かる。

相場サイクル的にどこにいるのかが分かれば、大口が仕掛ける方向性が分かる。これが大枠。

大枠を理解するためには、その中で各国の
・利上げ期待
・利下げ期待

これが通貨の強弱、FXに関わってくる。

ドルが強い時に、ポンドが弱いのであればポンドドルが下がる。(ポンド安・ドル高)

利上げ局面では利上げ期待が高い国の通貨が買われる。

金利が上がる→通貨高要因

利上げ期待
日本<アメリカ

アメリカと日本を比べた時に、アメリカが上だったらドルの方が優先的に買われるからドル円の大局は上になる。

利下げ期待
イギリス>アメリカ

イギリスの利下げ期待が高いならポンドが売られる期待の方が高い。
という事はポンドドルの大局は下になる。

FXは金利で動く。

利上げ、利下げを決めるのは中央銀行。

【経済危機】
リーマンショック
コロナショック

ショックが付くものは基本的に経済危機

相場は経済危機で1サイクルを終える。

経済危機になると行われるのは利下げ。

金利を変える=お金の発射口の開け閉め

(銃の発射口だと思う)

利下げ→お金の発射口を広げる、ばらまきを広める
利上げ→お金の発射口を狭める、ばらまきを絞る

広げたら狭める。

経済はお金の流れが止まると死ぬ。だからコロナショックとかになると不景気になるから経済にお金を送り込む。そうする事で経済が活発化して景気が回復してくる。

相場サイクル①金融相場

金融相場→株価が上がってくサイクル(株などのリスク資産が一番上がりやすい時期)

リスク資産→リスクオン時に買われる変動率が大きい投資商品

利下げをして経済にお金をばらまいたら「金余り」が発生する。

余った金はリスク資産に投入してくる。

FXは通貨安になる。

通貨安=通貨が売られやすい局面

アメリカに合わせて先進国はこぞって利下げをしてくる。

つまりアメリカが金利を上げるのか、下げるのかが全て

アメリカが利下げしたら基本的に他の国は利下げをして利上げをしたら皆利上げをする。

利下げ局面での注目
・利下げ期待(エッチ)
・ジャブジャブ期待(金融緩和、金余り、キス)

利下げ期待が強い通貨がより売られ、ジャブジャブ期待がより強い通貨が売られる。

それらの期待が強い国の通貨が優先的に売られる。

経済指標の悪い結果が出た国の通貨は利下げ期待が強まるから(売られやすい)

利下げ期待、ジャブジャブ期待を図るのは、経済指標ともう一つは要人発言。

タカ派・ハト派

ハト派→利下げ・金融緩和

FRB→パウエル議長 アメリカ
ECB→ラガルド総裁 欧州
BOE→ベイリー総裁 イギリス
日本銀行→黒田総裁 日本

これらの発言は基本的にチェックする。その中でも一番重要なのはパウエル議長。

金融相場の時期は特殊な動きが出がち

例)経済指標が悪い結果なのに
→株価上昇

金融相場の時は教科書と逆の動きが出がち。

なぜなら
悪い結果

利下げ期待(利下げ期待したら結局金余りになるから、それを先取りして株価が上昇する)

株価上昇

株式のトレーダーは楽観的で株は基本的に買った方が儲かるから買う。

利下げ・金融緩和をするのは一番株価が上がりやすい状態。なぜなら金余りになるから。

利下げしたら当然利上げをしないといけない。なぜなら次に〇〇ショックが来たら利下げできる余地がなくなるから。

だから景気の回復具合を見て中央銀行は利上げをしてくる。

利上げする目安は?
→インフレ(物価上昇)の度合い

物価上昇率2%→利上げの目安

なぜ物価が上昇すると利上げする必要が出てくるのか?

経済を回復させるために利下げをするわけだけど、インフレで物価上昇が出てくる=経済が回復してきている

と捉える事ができる。なぜか?
景気が良くなる

需要が増える
⬇      
賃金上昇・物価上昇

つまり物価が上がっても、賃金が上がっていれば、例えばラーメン1000円なのが、1100円になったとしても文句はない。

よって景気が良くなるスパイラルになる。

お金の流通量が増えるほどお金の価値は下がる。希少性があるものは値段が高くなる。量が多いもの(大量生産)されているものは値段が低くなる

だから利下げが続くほどどんどん通貨の価値が安くなる。

通貨の価値が下がると今度は物の価値が上がる。

だからずっと利下げをしていると、ハイパーインフレ(自国通貨の価値が著しく低くなる状態)が起こる。

通貨=その国の通信簿

通貨の価値が低い国は国際的な信用を失っている状態だから、金利が低い国には投資のお金が回ってこない。

だから景気の回復具合を見て中央銀行は利上げをしてくる。

国の破綻を防ぐため。

中央銀行が金利を利下げしたり、利上げをしたりしてコントロールするのは、過度なインフレは敵。→バブルにつながるから。

バブルは住宅価格の高騰から起こる。

住宅価格が値上がりしてたら、もっと値上がりしちゃうから今買わないと・という気持ちになり、皆が家を買うと価格は上がっていく。

株もみんなが買えば上がる。

中央銀行は利下げをした後に必ず金利を上げてくる。

中央銀行の役割→物価の安定

物価上昇率2%を目安に1回目の利上げをしてくる。

相場サイクル②業績相場

利上げは利下げの弊害を抑える

バブルを下げ、好景気を持続させる

利上げ

利上げは例えばカレーを煮込むとして、その時に例えば沸騰してきたら日を弱めるイメージ。つまりガスコンロの日を調整する役割が利上げ。

利下げしたら景気は加熱していく。火力を上げているもの。

利上げ=株価にマイナス。
株価は景気が加熱して、インフレが進んでいけばいくほど上がりやすいもの。だから利上げをしてバブルを防ぐ効果はあるけど、結局景気を冷やすことにもなる。

利上げしたら株高状態だから株トレーダーは売りをしてくる。

金利→お金を借りたときに払うもの

だから金利が上がると借りづらくなるから会社の成長にはマイナスになる。

会社の利益は利下げ時に比べて出にくい。

じゃあ株価は上がらないのか?を考えた時に、それ以上に優秀な数字を上げていれば株価は上がる。
なにせ利上げの回数もまだ一回。だからまだまだ株価は上昇フェーズ。

金利が上がる=通貨高

アメリカに利上げの気配

先進国、利上げ体制へ

なぜ先進国が上がるのかというと、アメリカの国債を買う時にアメリカのドルでしか買えないから。

じゃあ全部の通貨が上げなのか?といえばそうじゃない。

利上げ局面での注目
・利上げ期待
・引き締め期待
※金融引き締め=ジャブジャブの逆

ばらまいたお金を掃除機で吸い上げるイメージ。そしたら流通する総量が少なくなる訳だからドルの価値は上がる。

金利を上げると通貨安→通貨高になる。

利上げ期待だけでチャートは物凄く動く。

お金の量を減らす作業をテーパリングと言う。

アメリカと日本どちらも利上げ期待の中、アメリカがより利上げの期待が高いとドル円は上昇する。だからFXは強弱がバラける。

利上げ、金融引き締めの度合いを測るのは?

まず1つ目は経済指標。

強い結果が出れば利上げ期待が強まる。

2つ目は要人発言

タカ派・ハト派

要人がタカ派の発言をすればその国の通貨は買われやすくなる。

だから中央銀行の発言は要チェック。

そこでテクニカルだけでいいやって割り切るのか、そもそもFX自体に興味がないかもしれないと思うならやめたほうが良い。自分がある一定の熱量を持てないものは中々上手くいかない。

とにかく期待ベースでFXは動く。利上げを1回もしていないのに上がる。

利上げが実際に行われるとそれ以上買われる材料がなくなる側面もあるから、そんなに通貨買いが起こらない。

実際に利上げが行われるまでの期待でFXはメインで動く。

現時点でドルが2.5%で、ポンドが1.5%だからポンドドルショートだ。という話では誰にでもできる。だから今後どうなるのかを見極めてトレードしていく。

実際に利上げする頃には買われ終わっている。事実が出れば売られる。(事実売り)

決算書発表の頃に良い発表が出て買うのではもう遅い。

なぜなら期待していた人の利益確定で売られるから。

利上げの期待が高まると株は売られる。

利上げ期待にありがちな値動きは、
経済指標が好結果なのに株価が下落する事。

教科書的には経済指標の結果が良ければ株も一緒に上がるのが自然。

好結果

利上げ期待

株価下落

なぜなら景気が良いと利上げが来るから、株は売られる。だから株価は下がる。

このようにどんどん先回りで売られてく。

教科書的な動きとは逆の現象は当たり前。

1回目の利上げからは利上げサイクルへ。

なぜなら利下げする時に余地を作るため。

相場サイクル③逆金融相場

金融相場の逆だから株が落ちやすい。

金融相場は利下げしてくる局面だから金利が低いから借金をした時に払う金利が低い。という事はどんな会社でも株が上がりやすい。大企業でも中小企業でも上がりやすい。

逆金融相場は利上げが繰り返し行われている状態

だから中小企業は株は下がる。
だけど業績が良い大企業だけは上がる。

全局面的に株価が下がりやすい状態。

だから株式市場から資金が流出しやすくなる。

そのため、株安・通貨高になる。

なぜなら利上げを何度も行っている訳だから通貨高局面になる。

利上げ局面での注目
・利上げ期待
・引き締め期待
※金融引き締め=ジャブジャブの逆

それらの期待が強い国の通貨が優先して買われる。

利上げは金融引き締めの度合いを図るのは?

経済指標・要人発言

金利が上がると債券需要が上がる。

株式→債権が買われる。
なぜ債券需要が高まるのかといえば、金利がどんどん上がってくるから。

債券の利回りが上がる訳だから、安全投資してあんパイで稼いだほうが良い。
だから株式市場にとってよろしくない。

金利上昇により、景気は後退。企業業績も下がってくる。

相場サイクル④逆業績相場

企業業績が悪くなる。

本格的な不況
=リセッション

本格的な株安局面になってくるから、リスクオフの円高注意。

株が下がるとセットで円高になる。

日経平均、アメリカ株などが下がっても円高になる。

金利は低下圧力がかかる。

不況になると中央銀行は、利下げを行う。

ここで再び利下げの局面に入っていく。

だから株安・通貨安になる。

利下げ局面での注目
・利下げ期待
・ジャブジャブ期待
※ジャブジャブ期待=金融緩和

それらの期待が強い通貨が優先的に売られる。

利下げや金融緩和の期待度を図るのは?

経済指標・要人発言

この2つを常にチェックすることでどの国が今優先的に利下げや金融緩和に向かってるかが分かる。

その通貨を積極的に売る。例えばドルの利下げ期待が一番でかいなら、ドル売り方向。ドル円だったらショート。


ファンダで取引方向
⬇ 通貨高or通貨安
利上げ・利下げの期待度で通貨を選考
⬇ 期待が高い・低いを把握
テクニカル分析でエントリーポイント

ドルは売られ過ぎているけど、ユーロはまだ売られていないからまだ狙えるなとか。テクニカル分析で有利なチャートでトレードする。

まずはどの相場サイクルになるのかを考える。
今は利下げ局面なのか、利上げ局面なのか。

利上げ期待なのであればどの国の利上げ期待・引き締めが一番強いのか?

それを考えるためには要人発言・経済指標の結果を把握する。
まずはファンダメンタルズを軸にしてテクニカル分析を加える。

このトレードを徹底する事が一番相場で生き残れる。

これで最低限必要なファンダメンタルズ分析の知識の記事を終わります。最後までご覧いただきありがとうございました。






いいなと思ったら応援しよう!