自明のことを自明と判断する能力

高校生や中学生が大勢で電車やデパートに群がっているのをしばしば見る。
なぜそのように群れるのかというと、他人と同じ行動をすることで安心感を得たいのだと個人的には思う。

集団の中心に個人の意思までも集中させようとする学校教育下で生活していると、そのように集団の中にいることで自分の行動が無条件に正当化せれる感覚を生じるのかもしれない。
自分で考え判断するという人間の獲得した能力を自ら放棄しているのである。

今の学校教育はこれまでの惰性でそのような人間を育てていると思うと、それに悪い影響を受けないかと息子が心配になる。

結局他人の文脈に沿って生きていくことを強いられるのではないかと危惧するばかりである。


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