ねえ

毎日、体が重い。お手洗いに行ってついでにタバコを吸って、またベッドに戻る。繰り返し。

母は、「これ以上耐えられないから死なせて」という。
師事してもらっていたピアノの先生に電話した。「このままのハルでいいよ。十分だよ」と言ってくれた。

本当にそうだろうか。

ひとりぼっちは寂しいよ、助けてよ
誰も助けられないことを知っている。

最近はバンドのMCすらできなくなった。
外に出ることもなくなった。
ただ、眠って、原因不明の体調不良に悩まされて。
全員死ねばいいと思っている。


そんなこと言って、わたしはそれが寂しさや苦しさの裏返しだとわかっている。
寂しいよ。大丈夫って言っておくれよ。

わたしは友達だと思っていても、向こうがわたしを鬱陶しく思っていることなんて数えきれないくらいある。
全員に嫌われている気がする。
もうどうでもいい、本当はどうでも良くないくせに。

ピアノの先生に言われた。
「ハルちゃんはなんとかする力があると思っているから、お母さんは死にたいって言葉につながるんじゃないかな」

脳みそがぐちゃぐちゃだ。誰にも言えない。誰もわかりはしない苦しみではち切れそう。
誰もわたしを助けれられはしない。
守るべきものは、わたしにある。

なに一つ、守れやしなくて滑稽でバカらしくて愚かだね。

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